外資系コンサルとは?仕事内容・やりがい・未経験からなる方法を徹底解説

外資系コンサルとは?仕事内容・やりがい・未経験からなる方法を徹底解説

グローバルな働き方ができて洗練されたイメージがある外資系コンサル。働いている社員みんなが魅力的という噂も聞きます。

しかし、「英語力はどのくらい必要?」「成長できるって本当?」など、外資系コンサルに関して疑問を感じていませんか?

そこで今回は、

  • 外資系コンサルの仕事内容・働き方・給与は?
  • 外資系コンサルの1日の流れ・やりがい・苦労とは?
  • 未経験から外資系コンサルになる方法

についてご紹介します。

外資系コンサルに興味がある、転職したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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外資系コンサルの仕事内容・働き方・給料は?

外資系コンサルの仕事内容・働き方・給料は?

そもそも外資系コンサルがどのような仕事で、どんな働き方をしているのかご存知ですか?はじめに、外資系コンサルの「仕事内容」「働き方」「給料」についてご紹介します。

外資系コンサルの仕事内容

外資系コンサルとは、外国資本のコンサルティングファーム全般のことを指します。コンサルティングファームとは、企業の抱える課題に対して解決策を検討し、解決に導くことを目指す企業のこと。外資系コンサルの取り扱う業務内容にはいくつかの種類があり、

  • 戦略コンサルタント:企業の経営層が抱える課題を解決する
  • ITコンサルタント:企業のIT関連分野全般へのアドバイス、システム導入支援などを行う
  • 会計・税務コンサルタント:企業の会計業務プロセス改善、資金調達・M&Aなどの戦略支援を行う
  • 人事コンサルタント:人事制度、人材採用、人材教育などの業務改善支援を行う

などの分野が有名です。

「高年収でかっこいい」と花形のイメージがある戦略コンサルタントはコンサルティングファームの中でも採用数が限られており、少数精鋭です。そのため、外資系コンサルに入った場合、IT導入支援や会計・税務、人事などのプロジェクトに関わることが多くなります。

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外資系コンサルの働き方!休日や残業は?

外資系コンサルは、配属されるプロジェクトによって忙しさが大きく異なります

繁忙期には残業も多くなりますが、プロジェクトが終了すると多くの人が長期休みを取得するため、海外旅行にも行きやすいです。海外研修の前後に休みをとって、現地で思いきりリフレッシュの時間を取る工夫もできます。

また、コアタイムがない会社もあるため、朝早く働きつつ夜は早く帰るなど、成果を出しさえすれば勤務時間は柔軟に設定できることが多いです。

仕事をする時は思いきり仕事をする代わりに、休む時は思いきり休んでたくさん遊ぶなど、外資系コンサルはメリハリをつけて働ける仕事となっています。

外資系コンサルの給料・年収は?

外資系コンサルのうち、戦略コンサルの年収帯の一例を見てみましょう。

外資系コンサルでは、アナリストから始めて最終的にはパートナーを目指して昇進していきます。未経験で転職する場合、多くが「アナリスト」や「コンサルタント」になりますが、戦略コンサルタントの場合は「コンサルタント」でも年収1,000万円を超えることも。

外資系コンサルでは、高い水準の収入が得られますが、各職位で滞在できる年数が定められていることが多く、毎年成果を出し続けて昇進していかなければいけません

例えば「コンサルタントは3年まで滞在可能」と定めている会社でなかなか成果を出せず、コンサルタントとして4年目を迎える場合。上司からは退職勧告があるため、そのまま普通に働き続けることはできません。退職するか、「来年は絶対昇進する」と上司を説得することが必要です。

外資系コンサルの世界は、高い年収を得られる代わりに「昇進もせず退職もしない」ことができず、常に成長を求められる厳しい世界です。

アナリスト400万~900万円
コンサルタント900万~1300万円
マネージャー1300万~2000万円
シニアマネージャー~2500万円
パートナー3000万円~

参考:外資コンサルの仕事内容や年収は?転職のメリット、方法まで解説 | コンサル&ポストコンサル特化型転職支援はエグゼクティブリンク (executive-link.co.jp)

外資系コンサルの1日の流れ・やりがい・苦労とは?

外資系コンサルの1日の流れ・やりがい・苦労とは?

長時間残業や休日出勤が多い外資系コンサル。一体どのような1日を過ごしているのでしょうか?今回は外資系コンサルの1日の流れを解説しながら、「やりがい」「苦労」についてご紹介します。

外資系コンサルの1日の流れ

ある外資系コンサルについて、1日の流れを見てみましょう。

9:30テレワーク開始(メール、Teams確認)
10:00打合せ(お昼からの会議の資料確認)
11:00資料更新
12:30ランチ
13:30クライアントとのミーティング
15:00打合せ(ミーティングの振り返り、今後の進め方相談)
17:30新卒採用向けのリクルーティング活動(学生との面談)
18:00終業

朝は9時半から業務を開始。テレワークなので出社せず、自宅で仕事を始めます。10時からはクライアントとのミーティングに向けて社内メンバーと資料の最終確認を実施。打合せで出た指摘事項を資料に反映後、お昼休憩を取ります。

午後からのクライアントとのミーティング後には社内メンバーで振り返りを実施して、今後の進め方を検討。夕方には、新卒採用向けのリクルーティング活動にも参加し、学生との面談を行います。繁忙期ではないため、18時には終業です。

外資系コンサルのやりがいは「難易度の高い課題に取り組めること」

外資系コンサルのやりがいは、難易度の高い課題に取り組めることです。

案件として取り組む課題は、その道の専門家であるクライアントが長年悩んできた経営課題。これまで誰も解決できなかった課題に対し、クライアントと一緒に様々なバックグラウンドを持ったコンサルタントが集まって議論を進めていきます。

その結果、最終的には思いもよらない解決策を導き出していくため、外資系コンサルは知的好奇心を大きく掻き立てられます。

例えば、金融系の会社でデジタル化が進む社会に対応して、思い切って大きく経営方針を変えることを目指す、あるプロジェクトの例を見てみましょう。新しい方向性に対し、当初はクライアントの役員層から「これまでと違いすぎる」「うまくいくわけがない」と反発意見も多く上がります。

そこから徹底的に議論を重ねていくことで、最終的には新たな方向性に納得してもらうことができ、デジタル化に向けて大きな一歩を踏み出すことができました。

外資系コンサルは課題の本質を見極め、解決策を導き出すプロセスに面白さを感じられる、やりがいの大きな仕事です。

外資系コンサルの苦労は「プロジェクト推進と新人育成の兼ね合い」

外資系コンサルの苦労は、プロジェクト推進と新人育成の兼ね合いが難しいことです。

外資系コンサルは転職が多い業界のため、日々中途入社の社員が入ってきます。新人には専門知識もなく、プロジェクトの進め方や資料作成の方法もわからないため、ひとりで進めるには限界があるもの。

先輩コンサルがしっかりと新人教育を行わなければなりませんが、クライアントからは、高いレベルの資料や納期の厳守を求められます。両方のバランスを取りながらトラブルなく進めていくのは至難の業です。

外資系コンサルは、常に高いレベルでプロジェクトの推進を行いつつ、新人育成も行わなければならないため、バランスをとるのに苦労しながら仕事を進めています。

未経験から外資系コンサルになるための方法

未経験から外資系コンサルになるための方法

ここからは未経験から外資系コンサルになるために「向いている人の特徴」「転職するための心構え」「転職テクニック」を解説します。ぜひ転職を検討中の方は参考にしてみてくださいね。

外資系コンサルに向いているのは「短期間で専門知識をキャッチアップできる」人!

外資系コンサルに向いているのは、短期間で専門知識をキャッチアップできる人です。

外資系コンサルはプロジェクトという短いスパンで働くので、素早く専門知識をキャッチアップして、プロとして顧客と会話できる状態にしなければなりません。会社によっては2週間などの短期間でその道の有識者になるよう指示されることもあります。

専門家と同じだけの知識量をインプットするのではなく、専門家と会話するのに十分な知識量を見極めてインプットするのがポイントです。限られた時間で要領よく専門知識を身に着けられる人には、外資系コンサルの素質があります。

外資系コンサルになるために必要な資格・スキル

外資系コンサルで重要なのは英語力です。

もちろん、他のコンサルと同様「論理的思考能力」「コミュニケーション能力」なども重要ですが、海外案件が多いため何より英語力が必要になります。

具体的には、会議やプレゼン、資料作成で問題なく英語を使いこなせるレベルが必要です。TOEICでは、最低800点は取得しておきたいところ。昇給基準としてTOEICの点数を設定している会社もあります。

外資系コンサルは採用選考の時点で英語能力を求められることも多いため、事前に英語力を磨いておく努力が重要です。

外資系コンサルに転職するためのテクニック

外資系コンサルに転職するためには、何か問題解決をしたエピソードをアピールするのがおすすめです。

外資系コンサルでは企業の経営課題を解決することが求められるため、何かを「もっと良いものにしたい」「改善したい」と思える気持ちがモチベーションとして必要です。例えば、学生時代に図書館の混雑を解消した実績について考えてみましょう。

図書館が混雑していることで、学生が勉強に打ち込めないことに問題意識を感じ、学生課にプレゼンや交渉を行った結果、図書館の座席増設を実現。「混雑している」という問題の本質には「座席が足りない」ことがあると見抜き、問題解決に導けたケースです。

外資系コンサルの転職では、何か問題を解決した実体験とともに、問題解決にやりがいを感じるとアピールすれば採用担当にも本気度を伝えられます。

まとめ

今回は外資系コンサルの仕事内容から転職活動まで詳しく解説してきました。外資系コンサルは短い準備期間でその道の専門家と対等に話せるようになるスキルも必要ですが、高い年収を狙えるやりがいのある仕事です。

英語力に自信がある方や問題解決に魅力を感じる方は、ぜひ一度外資系コンサルに挑戦してみてはいかがでしょうか。良い転職活動ができることをお祈りしております!

外資系コンサルとは?仕事内容・やりがい・未経験からなる方法を徹底解説

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