保険外交員とは?仕事内容・やりがい・未経験から目指す方法を徹底解説

保険外交員とは?仕事内容・やりがい・未経験から目指す方法を徹底解説

お客様の状況やライフステージに合わせて最適な保険を提案する保険外交員。「生保レディ」ともいわれるように女性が多く活躍しているお仕事です。しかし、「給料が安定しないって本当?」「きついイメージがあるけど、どんな仕事なの?」など、保険外交員に関して疑問を感じていませんか?

そこで今回は、

  • 保険外交員の仕事内容・働き方・給与は?
  • 保険外交員のやりがい・苦労・向いている人の特徴とは?
  • 未経験から保険外交員を目指す方法

についてご紹介します。

保険外交員に興味がある、転職したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

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保険外交員の仕事内容・働き方・給与は?

保険外交員の仕事内容・働き方・給与は?

そもそも保険外交員がどのような仕事で、どんな働き方をしているのかご存知ですか?はじめに、保険外交員の「仕事内容」「働き方」「給与」についてご紹介します。

保険外交員の仕事内容

保険外交員とは、一般家庭や企業を訪問し保険商品の勧誘、契約、契約後のサポートなどを行う仕事です。主な勤務先は保険会社、保険代理店、保険ショップなどがあり、女性が多く活躍しています。

生命保険の契約は長期間にわたるため、お客様とも長いおつきあいが必要不可欠。結婚や子供の誕生など、1人1人のライフステージに合わせた提案が求められます。また、ネットで簡単に保険に入れる時代ですが、対面の良さを活かし、きめ細やかな心配りで、お客様に最も適した提案ができるのが強みです。

保険外交員の働き方!残業や休日は?

続いて保険外交員の勤務形態・休日・残業など、働き方についてご紹介します。

勤務形態

保険外交員の勤務時間は9:00から18:00前後が一般的です。朝は9時からの朝礼に合わせて出社し、その後は人によってお客様との予定が違うので、スケジュールがそれぞれ異なります。お客様の都合に合わせるため、帰社時間や退社時間は不規則になりがち。

場合によっては、直行直帰になることもあります。ルーティンワークがしたい方には不向きですが、自分で1日のスケジュールを立てたい人には向いている働き方です。

休日

休日は、原則土日休みの完全週休二日制です。しかし、お客様が土日しか話を聞けないケースも多いため、アポが入れば土日関係なく仕事になる場合もあります。また、個人事業主として完全歩合制で働いている保険外交員も多く、休日出勤という概念がないことも。

歩合制は、契約件数が給料に直結するため、ノルマを達成するためには、休日も関係なく働きたいと考える方も多いです。

残業

お客様の都合に合わせるため、残業が多い傾向があります。また、休日でも触れたように個人事業主として保険会社と契約していたり、正社員でも「事業場外みなし労働時間制」を採用している企業も多いです。

事業場外みなし労働時間制とは、実際の労働時間にかかわらず、決められた時間働いたものとみなす制度のことで、長時間働いても残業に当たらない可能性が高いです。

そのため、お客様のアポがなければ、16時など早い時間に帰宅することもありますが、夜遅くまでお客様を訪問する場合もあります。

保険外交員の給与・年収は?

保険外交員を検討している方は、「保険外交員は稼げそう」というイメージをお持ちではありませんか?ここでは、保険外交員の給与についてみていきましょう。

保険外交員日本全体
平均年収462.2万円461万円

参考:平均給与 – 国税庁

参考:令和3年賃金構造基本統計調査 厚生労働省

厚生労働省によると、保険外交員の平均年収は462.2万円。日本の平均年収とほとんど同じです。また、女性の平均年収は約280万円というデータもあり、女性が大多数を占める保険外交員は、男性と遜色ないほどの収入を得ていることがわかります。

よく保険外交員は「給与が安定しない」といわれますが、歩合の割合が多い給与体制がその一因です。保険外交員の給与体系は、基本給プラス歩合が一般的。基本給は低く設定されている傾向があるため、契約件数が少なければ、その分給与も少なくなります。

契約が少なければ給与が少なく厳しい世界ですが、その反面、実績次第で大きく稼げる可能性もあります。

保険外交員のやりがい・苦労・向いている人の特徴とは?

保険外交員のやりがい・苦労・向いている人の特徴とは?

飛び込み営業も多い印象のある保険外交員。一体どんなやりがいや苦労があるのでしょうか?ここからは、保険外交員の「やりがい」「苦労」「向いている人の特徴」についてご紹介します。

保険外交員のやりがい

保険外交員のやりがいは、成果に対する評価がわかりやすいことです。保険外交員は基本的に歩合制のため、頑張れば頑張った分自分の収入に跳ね返ってきます。

転職者に保険外交員になろうと思ったきっかけを聞くと、「お金を稼ぎたい」という理由を挙げる方が多いです。お客さまアンケートや本契約など毎月の締め切りごとにノルマを達成することが求められますが、達成すれば達成しただけ評価されます。その上、契約金額が大きなものであれば大幅な収入アップも可能です。

ノルマを達成する厳しさはありますが、ノルマ以上の成績を上げた時の大きな充実感は保険外交員ならでは。自分の努力や頑張りが、そのまま評価や収入に反映されるため、実力で収入を上げていきたい方にとって魅力的な仕事です。

保険外交員の苦労

保険外交員の苦労は、ノルマに対するプレッシャーや精神的ストレスです。ノルマは達成した時のやりがいは大きいですが、達成するための苦労や心労は保険外交員を精神的に追い込んでしまいます。実際、保険外交員が辞める一番の原因は成績不振です。

勤務年数などに応じて、1年間のノルマが設定され、そのノルマは決して甘いものではありません。定期的に契約を取っていたとしても、査定月には「ウン千万足りない!」といわれることも。営業職ですから、もちろんオフィス内には成績の一覧表がありますし、誰がノルマを達成していないか一目でわかります。

また、ノルマを達成できなければ、大幅に給与が下がるため、精神的にとても追いつめられるプレッシャーが保険外交員の辛いところです。

保険外交員に向いている特徴

保険外交員に向いている特徴は以下の3つです。

  • ポジティブさ
  • 礼儀正しさ
  • 聞き上手

それぞれ詳しくみていきましょう。

ポジティブ

いきなりですが質問です。「もし保険勧誘の電話や訪問が来たら、あなたはどのような対応をしますか?」時間帯やタイミングにもよりますが、基本的に断ることが多いですよね。自分の対応を想像してもわかるように、保険外交員は、断られるのが普通です。

断られたからといってクヨクヨしていては保険外交員はやっていけません。何度断られても、次に向かえるポジティブさが保険外交員には重要です。

礼儀正しさ

保険外交員は、面と向かってお客様と話すため「礼儀正しさ」が必要不可欠。「こんにちは」「ありがとうございます」などの挨拶はもちろん、正しい敬語が使えることも求められます。

よく崩した言葉遣いの方が、親しみやすいと勘違いする方がいますが、初対面で馴れ馴れしく話されるとお客さまはあまりいい気がしません。したがって、丁寧な言葉遣いや、相手を気遣う礼儀正しさが身についている方は保険外交員に向いています。

聞き上手

コミュニケーションが保険外交員には重要といわれますが、「コミュニケーション能力がある」とはどのようなことかご存知ですか?実は、話しがうまいことではなく、相手の話を聞き出す「聞き上手」がコミュニケーション能力の高さです。

保険外交員は特に、お客様の状況を聞き出し、最適な保険を提案することが大事な仕事。自分の話ばかりをするのではなく、思わずお客様が話したくなるような状況を作り、質問をすることが必要です。相手の話を最後まで聞いたり、相談されることが多い聞き上手な方は、保険外交員をおすすめします。

未経験から保険外交員を目指す方法

未経験から保険外交員を目指す方法

ここからは未経験から保険外交員を目指すために「必要な資格・役立つスキル」「自己PRポイント」「面接でよく質問される内容」を解説します。ぜひ転職を検討中の方は参考にしてみてくださいね。

保険外交員に必要な資格・役立つスキル

保険外交員になるために必要な資格は以下になります。

必須資格

生命保険一般課程試験

保険の販売資格を取得するための試験

あると役立つ資格

ファイナンシャルプランナー

マネープランを設計するための税金などお金に関する知識を習得する資格

保険外交員として保険を販売するためには、生命保険一般過程試験に合格しなければいけません。しかし、生命保険一般過程試験は入社後に取得するものなので、転職時に必要な資格は特にありません。

まずは、保険会社に転職することの方が優先です。しかし、少しでも転職を有利に進めたい場合は、ファイナンシャルプランナーの取得をおすすめします。ファイナンシャルプランナーは入社後取得を推奨する企業も多く、保険外交員にぴったりな資格です。

保険外交員になるための自己PRポイント

保険外交員になるために、志望動機などでアピールしたい自己PRポイントはこちらです。

  • 社交性
  • 人と関わることが好き
  • メンタルが強い

営業職である保険外交員にとって、社交性や人と関わることが好きなことは、アピールしやすい資質です。前職や過去の経験など具体的なエピソードで保険外交員の適性があるとアピールしましょう。また、メンタルが強いことは、企業からみると非常に魅力的。メンタルの強さなどの性格をアピールするのも1つの方法です。

保険外交員の面接でよく質問される内容

面接では、緊張して普段通りに話せないものです。そこで保険外交員の面接でよく質問される内容をご紹介しますので、受け答えを練習しておきましょう。

よくある質問の例はこちらです。

  • どのような保険外交員になりたいですか?
  • いくら稼ぎたいですか?
  • いろいろ資格を取ってもらうのは大丈夫ですか?

保険外交員は、入れ替わりが多い業界なので、志望動機などの、オーソドックスな質問が多い傾向です。

また営業職ならではの、ヤル気や仕事に対する熱意の確認のために希望年収や「資格取るのは大丈夫か」などの質問をされることもあります。回答が難しい内容ではないので、ハキハキした受け答えを意識して、相手に良い印象を残しましょう。

まとめ

当記事では、保険外交員の「仕事内容」「やりがい」「未経験から目指す方法」などについて解説しました。保険外交員はノルマや営業で断られる苦労もありますが、その分努力が自分の収入に反映される魅力的な仕事です。自分の頑張りや、実力次第で高収入や役職に就くこともできます。興味がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

保険外交員とは?仕事内容・やりがい・未経験から目指す方法を徹底解説

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