「接客業を辞めたい!」接客業から転職を成功させるためには?辞めたい理由や判断基準をご紹介

「接客業を辞めたい!」接客業から転職を成功させるためには?辞めたい理由や判断基準をご紹介

「接客は楽しいけれど、体力がもたない」「なかなか休めないし、将来を考えて接客業辞めたい」と悩んでいませんか?接客業は忙しさからくる体力的な疲れだけでなく、クレーム対応など、精神的な疲れも多い仕事の1つ。

そのため、接客業を辞めて転職したいと考えている方はとても多いです。しかし「接客業しか今までやってきてない私が、他にできる仕事ってあるのかな」という心配から一歩踏み出せない方の声をよく聞きます。

当記事では、「接客業を本当に辞めてもいいか迷っている」「接客業を辞めても転職先があるか不安」という方に向けて、『接客業を辞めるべきかの判断基準』や『接客業の経験を活かせる転職』について解説します。

最後には、接客業から異業種へ転職を成功させた方の体験談もありますので、ぜひ最後までご覧下さい。

気になる所をタップ

接客業辞めたい理由あるある

接客業辞めたい理由あるある

「不規則な勤務時間で疲れた」「立ちっぱなし、動きっぱなしで、腰も足ももう限界」など、接客業を辞めたいと思う瞬間はたくさんあるでしょう。加えて接客業の方は休みも不定期。

「誰かに愚痴を言いたくても、友達とは休みが合わないし!」とストレスを発散する場が作りにくいです。そこで、『接客業辞めたい理由あるある』と題して、よく聞く接客業を辞めたい理由を3つあげていきます。

ぜひ「そうそう!」「わかる!」と友達と愚痴を言い合っているような感覚でお読みください。

土日に休めない、連休が取れない

「子供の習い事の発表会だから、土曜日の休みを申請したら、めちゃくちゃ店長に嫌な顔された。まじでこんな職場辞めたい」(30代男性)

「SNSを見ると友達は旅行に行って楽しそう。でも、私は連休ぜーーんぶ仕事。何なら5連勤・・・。次はカレンダー通りに休める仕事へ転職したいです」(20代女性)

「休みの日は1日寝て終わり。何もできない。でも2連休なんて月に一回取れればいい方。接客は楽しいけど、このままやっていけるか不安です」(20代男性)

接客業は土日や連休こそがセールスチャンス!そのため土日や大型連休の出勤はマスト。特に家族やお子さんがいる方は、土日に休めないことが多く、ストレスに感じているようです。

また、接客業は人手不足な職場も多く連休を取りづらい仕事。連休を取ったとしても、他のスタッフへの申し訳なさから休めない方も多いと聞きます。

そのため、辞めたい理由として「土日に休めない」や「連休が取れない」などの声は、とてもよく上がります

理不尽なクレームに耐えられない

「クレーマーに当たるともう辞めたいと感じます。機嫌が悪いのかわかりませんが、言ってることがめちゃくちゃ。とにかく謝りますが、正直言い返したくなります」(30代女性)

「たまに理不尽なクレームに振り回されることがあります。対応するだけでどっと疲れが。接客が怖いと思ってしまい、接客業に向いていないんじゃないかと悩んでます」(20代女性)

接客業をしていると、いろいろなお客様に対応します。中には、「そこまで言う?」と思ってしまうようなクレームを言ってくる方も。「もうクレームに耐えられない」と精神的に参ってしまい、接客業を辞めたいと思う方も多いです。

忙しさや大変さに対して給料が安い

「こんなに休みなく働いているのに、給料が安すぎる」(20代男性)

「もし店長になったら、もっと忙しいのに給料大して上がらないらしい。と先輩から聞きました。接客業は長くやっても将来性がないんですかね?」(20代男性)

接客業は残業も多く、中には、「朝から晩まで働いて、家には寝に帰るだけ」という声もよく聞きます。そういう方々はみなさん共通して、「仕事が多いのに給料が安い!」と不満を持っています。

このように「給料が安い。将来性を感じない」ということが理由で転職を考えている方は多いです。

接客業を辞めて転職すべきかの判断基準

接客業を辞めて転職すべきかの判断基準

実は、辞めたい理由によっては、辞めた後で後悔してしまうケースがあることをご存知ですか?

ここからは、本当に辞めていいのか悩んでいる方に向けて、『辞めていいか判断するための考え方』や『判断基準』を順を追って説明します。一緒にあなたは本当に辞めるべきなのか、チェックしていきましょう。

接客業を辞めたい理由は何か整理しよう

まずは、あなたが接客業を辞めたいと感じる理由を整理していきましょう。紙とペンを用意して、理由を書き出してみてください。

  • 今日、上司に怒られてもう嫌になった
  • 職場の人間関係がうまく行っていない
  • もっと給料がいい仕事に転職したい
  • 土日休みの仕事がしたい

このように、箇条書きで思いつくままに書き出してみてください。書き出してみたら、その理由が『一時的なものなのか』『この先もずっと続くものなのか』を考えてみましょう。

例えば、上の例にあげた『今日上司に怒られてもう嫌になった』は一時的なものでしょう。接客業の仕事自体に不満があるわけでなく、一時的な感情で辞めたいと感じる時は、今すぐ辞めるのは考え直した方がいいでしょう

一方、『土日休みの仕事がしたい』という理由は、この先もその思いが続いていく理由です。その場合は次に説明する『解決方法がないか』を考えましょう。

辞めたい理由の解決方法はないか考えよう

あなたの辞めたい理由が『この先もずっと続くもの』である場合、『解決方法がないか考えましょう。ポイントは『今の仕事や職場で問題を解決できるかどうか』です

例えば、『土日休みの仕事がしたい』という理由で辞めたい場合について考えてみましょう。『交渉次第では土日のどちらか休める可能性がある』『エリアマネージャーや本部勤務になれば土日休みにできる』など解決方法がある場合もあります。

その場合は、解決方法を試してみてダメなら転職。というようにすぐ辞めるという決断は一旦保留にしてもいいかもしれません。

最後の判断基準は1つだけ!『これから楽しく仕事ができるかどうか』

解決方法を考えたとしても、結果として解決が見込めない時もあるでしょう。そこで考えて欲しい、判断基準は1つだけ!『これから楽しく仕事ができるかどうか』です。

あなたがこのまま接客業を続けても、楽しく、イキイキと仕事ができないのであれば、転職を検討していいでしょう。

「いやでも、仕事自体は楽しいんだよな」であったり「接客は好きなんだよな」と迷ってしまう場合は、一旦保留にして様子を見てもよいかもしれません。

あくまでも保留です。「辞めない」と決めてしまうわけでもなく、働きながら、自分のやりたい事や、将来についてじっくり考えていけばいいと思います。

なぜなら、転職する時に、『次にやりたいことがない』という状態で転職活動を始めると、とても苦労するからです。そのためにも、辞める決断を保留にして、考える時間を持つことも大切になります。

接客業を辞めて転職するには?異業種に転職できる?

接客業を辞めて転職するには?異業種に転職できる?

接客業を辞める決意を固めた時、「どのような仕事ができるのか」と心配になりませんか?接客業しか経験したことのない方は、「これといった資格や経験もなく不安」と転職に消極的な方もいるでしょう。

このような不安があっても大丈夫!結論を言えば、接客業から異業種への転職は可能です。ここからは、『なぜ接客業からの転職が可能なのか』や『おすすめな業種』そして、転職を成功させた方の体験談をご紹介します。

接客業で身につくスキルとは?

接客業をしている方にとっては、当たり前に身についていることが、実は転職にとても役立ちます。まず、それが何かご説明します。

  • コミュニケーション能力
  • 細かな点に気を配れる能力
  • 体力的、精神的にタフ

これらが、接客業で身につくスキルの中で、転職する時にも評価されるものです。

コミュニケーション能力

接客業を経験した方は、自然と接客スキルやコミュニケーション能力が身に付いている方が多いです。

コミュニケーション能力は、営業などコミュニケーションが必要だと誰もが知っている業種はもちろん、事務や製造業など一見コミュニケーションが必要とされないと思われるような業種でも高く評価されます

それは、コミュニケーションは、職場内外問わず、どこでも必要だからです。お客様や取引先と直に接することがなくても、仕事を円滑に進めるには、上司、同僚とのコミュニケーションは必須。

そのため、コミュニケーション能力が身に付いていることは大きな武器になります。

細かな点に気を配れる能力

細かな点に気を配れる能力も高く評価されます。例えば、飲食店では、お客様に呼ばれる前に、空いているお皿を下げたり、お冷の追加したりするのは当たり前。

このように、接客業では、相手が求めていることに気がつき、先回りして対応することが身につきます。実は、この能力は誰もが身につけられるものではありません。

そのため細かいことに気がつくというのは、立派なアピールポイントになります。

体力的、精神的にタフ

接客業を経験している方は、立ちっぱなしだったり、理不尽なクレームに対応したりと体力的にも精神的にもタフです。仮に、クレームに耐えきれなくて接客業を辞めるとしても、これまで耐えてきたという点で評価されます

なぜタフであることが評価されると思いますか?

それは、どのような仕事であれ、壁にぶつかることや、辛いことがあるものです。

その時になんとかしようと頑張れるか、長く働いてくれるかという事を転職するときの面接などで見られるからです。

自分の強みを活かして転職活動をしよう

このように接客業を経験していると、自然に身についているスキル、つまり『強み』があります。ですから、「接客業しか経験ないから、何もできないんじゃないか」と思う必要はありません。

接客業を辞めることを決意したなら、自信を持って転職活動に臨んでください。参考までに、接客業で身につけた強みを活かせるおすすめな業種を紹介します。

営業職

コミュニケーション能力とタフさが必要な営業職は、接客業からの転職でおすすめです。営業職では、対人スキルなど接客業の経験を生かすことができます。

また、営業職は未経験者の採用にも積極的なので、チャレンジしやすいという点でもおすすめです。

事務職

事務職も接客業からの転職でおすすめな業種の1つです。特に女性に人気があります。事務職は、周りの同僚との協力が求められるため、接客業で培ったコミュニケーション能力を活かすことができる!

事務職は、基本的なPCスキルを必須とされています。事務職への転職を検討している場合は、ワードやエクセルなどの基本的なPCスキルを身につけておきましょう

介護職

最後におすすめするのは介護職。介護職は、コミュニケーション能力や気を配る能力など、接客業で身についているスキルを活かすことができます。

「資格を取らないといけない」と思われる介護職ですが、実は資格なくても未経験から働くことが可能。求人も多いので、チャレンジしやすい業種です。

接客業からの転職成功体験談

最後に、接客業から人材紹介の営業へ転職した方の体験談をご紹介します。このような成功例もありますので、転職に不安な方は一度読んで見てください。

Yさん 28歳 男性の体験談

私は、高校卒業から10年間、外食チェーンの接客業に従事しました。高校時代からアルバイトでお世話になっていたので、高校3年生の時に当時の店長に「就職決まってないならうちで社員にならないか」と誘われてそのまま就職を決めました。アルバイトの時はあまり感じていませんでしたが、社員として働くうちに、長時間労働とずっと立ちっぱなしで体力的にしんどいと思うようになりました。これでは、長く働くことができないと感じ転職を決意。土日休みと未経験でもOKな営業職に狙いを定め転職活動を始めました。縁あって人材紹介の会社に転職できましたが、初めは営業ができるか不安でした。しかし、先輩もサポートしてくれますし、接客業でコミュニケーションには自信があったので、今のところ順調にやっています。嫌味やクレームを言われることもありますが、ぶっちゃけ、接客業時代の酔っ払いクレーマーの相手より全然マシです。

まとめ

当記事では、接客業を辞めたいと思っているけれど迷っている方に向けて、判断基準やおすすめの転職先について、体験談を交えて紹介しました。

辞めたいと思っている時は「もう嫌だ!」という感情が大きくなって、冷静に考えられないものです。この記事で説明したように、まずは『辞めたい理由』を紙に書き出してみましょう。

きっと冷静に自分のこれからについて考えられるはず。この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。

「接客業を辞めたい!」接客業から転職を成功させるためには?辞めたい理由や判断基準をご紹介

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

気になる所をタップ