「仕事辞めたい。もう疲れた」「今の仕事を続けるべきなのか」このような悩みをお持ちではありませんか？実は、40代とは特に悩みの多い年代です。
職場では、立場が確立されると同時に、昇進などの先行きが見えてしまう時期。そして、家庭でも子供の教育費に住宅ローンなど悩みは尽きません。
日々に疲れ果て、「いっそ何もかも投げ出したい」と思うときもあるでしょう。とはいえ、簡単に辞められないのが40代。この辞めたい気持ちの行き場がなく、辛いと感じる方もたくさんいます。
そこで当記事では、「仕事を辞めたい。疲れた」や悩んでいる40代の方に向けて『辞めたいと感じた時に振り返る3つのこと』と『試してほしい2つの行動』についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
仕事に疲れた40代が辞めたいと感じる瞬間
どのような年代でも「仕事に疲れた。辞めたい」と感じる瞬間はあります。その中には40代ならではの辞めたくなる理由はどのようなものでしょうか。
また、40代の方は、職場での立場もあり、気軽に悩みを打ち明けることができない方も多いと思います。そこで、よくある『40代が仕事を辞めたいと感じる瞬間』をご紹介します。
あなたと同じように悩んでいる方がたくさんいることを知って、まずは安心してください。
毎日プレッシャーを感じストレスがすごい管理職
40代の方は、管理職として働いている方も多いです。管理職になれば、責任も増えます。
- 成果を求められプレッシャーが大きい
- 部下の教育が思うようにできない
- 上司と部下の板挟みで苦しい
上記のような、プレッシャーやストレスを抱えながら、働いていませんか？自分ばかりが辛い思いをしていると感じる毎日に疲れ果て、「もう辞めたい」と感じる方はたくさんいます。
家庭など身動きが取れないプレッシャー
40代では、結婚し家庭をお持ちの方も多く、若いころのように気軽に転職を考えることができません。また、子どもが中学生、高校生の家庭ではお金が1番かかる時期。
「自分が大黒柱として頑張らねば！」と思う方もいるでしょう。このように身動きが取りづらいプレッシャーで、逃げ場がないと感じがち。そのため頑張りたいのに、仕事を辞めたいと思ってしまう方もいます。
自分の働く意味をもう一度考えたい
社会人として20年ほど働いていれば、さまざまな経験をしてきたでしょう。がむしゃらに頑張った時期もあれば、社会の理不尽さを痛感し仕事が嫌になった時期もあると思います。
中には、仕事のやりがいや向上心を見失っている方もいるでしょう。また40代は、職場での立場もある程度確立され、昇進などの先行きも見えてくる時期。
そこで、自分の働く意味についてもう一度考えたいと思う方もいます。「今までより家庭を大事にしたい」「体力にも自信がなくなってきたし、ゆっくり仕事がしたい」などの理由で退職や転職を考える方も多いです。
40代が「仕事に疲れた。辞めたい」時に振り返る3つのこと
「仕事に疲れた。辞めたい」と感じていても、簡単には辞められないと思っている方がほとんどだと思います。しかし、この辞めたいと思う気持ちはどのようにすれば良いのでしょうか。
そこで、40代の方が『辞めたいと感じたときに振り返る3つのこと』について解説します。
辞めたい感情が一時的なものかどうか
まずは、辞めたいと思う気持ちが一時的なものかどうかを考えましょう。あなたが今「仕事に疲れた」と感じているのは、何かきっかけがあるのではありませんか？
- 理不尽に上司に怒られた
- 仕事で失敗をした
このような出来事があったときは、誰でも「辞めたい」と思ってしまうものです。しかし、一時的な感情で仕事を辞めてしまうと後悔するでしょう。
冷静になって、「辞めたい」と思うことが一時的なものなのか、ずっと続いているものなのか考えてみてください。
最大の辞めたい理由は何か考える
仕事を辞めたいと感じる理由は大きく4つに分けることができます。
- 仕事内容
- 待遇や給料などの条件
- 人間関係などの職場環境
- 家庭やプライベートの事情
上記の理由の1つに当てはまっていても、多くの人は我慢する傾向があると言われます。本気で辞めようと思う時は、上記の理由が2つ以上になってしまう時です。
そこで、あなたが今辞めたいと感じていることや不満を、紙に書き出してみてください。
『本音』を書き出すことで、その不満を解消するには、転職が最善策なのか、ただの逃げ道として転職しようとしているか明確になるはずです。
仕事を通じて何を成し遂げたいか考える
仕事に疲れ、辞めたいと思っているときは、「〇〇をしたくない」「△△が嫌だ」とネガティブなことばかり考えがちです。またネガティブな思考では、辞めることしか考えることができません。
そこで、考え方をリセットするためにも、「仕事を通じて何を成し遂げたいか」ということを考えましょう。「何をしたくてこの仕事を選んだのか」といった根本的な思いを振り返るきっかけにもなります。
例えば、「人に感謝される仕事がしたい」という思いがあるのなら、それが今の仕事で叶えることができるのか、転職すれば達成できるのか判断できるでしょう。
仕事に疲れた40代が辞めたいと感じた時に取るべき2つ行動
次に、仕事に疲れ辞めたいと悩んでいるあなたに試してほしい行動があります。それは、『第三者に相談すること』と『うまく今の感情から逃げる』ことです。
なぜかというと40代の方は職場での立場などを理由に、この2つの行動ができないからです。この章では、なぜこの行動を取るべきか詳しく解説します。
40代は悩みが多い年代。自己嫌悪になる必要はない！
40代は仕事でもプライベートでも悩みが多い年代です。辞めたいと悩んでいる方の中には「この年で仕事を辞めたいと思うのは、ダメなのではないか」と自己嫌悪に陥る方もいるでしょう。
そのように感じる必要は全くありません。そもそも辞めたい気持ちに年齢は関係なし。どんな年代でも辞めたいときはあります。自分がダメだと思うことはやめましょう。
自分を責めてもネガティブになるだけで、何も解決しません。だからこそ、悩んでいる40代の方に試してほしい行動を次で詳しく説明します。
身近な同年代の友人や第三者に相談する
1つ目は『身近な友人や第三者に相談する』ことです。40代の方は、20年余りの社会人経験で考え方が凝り固まっていたり、職場での立場から相談することが苦手な方が多い傾向があります。
だからこそ、意識的に周囲の声に耳を傾けてみましょう。転職の悩みは、同じ職場の方や、家族には相談しにくい問題。そこで、同年代の友人に相談するのがおすすめです。
できれば転職経験者がベストでしょう。「今の年齢で転職をするとしたら、どんな心配があるか」「転職活動はスムーズに進んだか」など不安に思っていることを聞いてみましょう。
自分では思いもよらない意見や考え方があるかもしれません。もし、身近に転職経験者がいなければ、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談すると良いでしょう。
転職エージェントは転職をするか決めていない状態でも相談することが可能。気軽に相談してみてください。
うまく今の感情から逃げる
肉体的、精神的に疲れていても、40代の方はその感情を我慢して耐える傾向があります。なぜなら、今まで根性論で育ってきたからです。
例えば、部活などのスポーツ中に水を飲まないのが当たり前。どんなに辛くても耐えることが美学ではありませんでしたか。
仕事でも、「24時間戦えますか？」と某CMのキャッチコピーがあったように、休みなく働くことが染み付いています。そのため、仕事を辞めたいほど疲れていても、どうしていいかわからないのです。
- 有給を使ってリフレッシュする
- プライベートを充実させる
- 思い切ってしばらく仕事を休む
上記のように、うまくストレスや今の感情から逃げてみてください。疲れている状態が改善すると、「辞めたい」という気持ちも不思議と無くなる場合もあります。
まとめ
当記事では、「仕事に疲れた。辞めたい」と悩む40代の方に向けて、『辞めたい時に振り返る3つのこと』と『取るべき2つの行動』をご紹介しました。
40代の転職は無理ではありませんが、本心では転職はなるべく避けたいと考えている方がほとんど。転職することが最善策なのか、この記事を参考に考えてみましょう。
あなたにとって、どうすることが1番かきっと見つかります。とはいえ、疲れている時は、正しい判断ができないもの。まずは休むなりリフレッシュしてくださいね。
