「仕事で結果を出せない」「何をしても、うまくいかない」このようなお悩みで仕事を辞めたいと感じていませんか?仕事がうまくいかないと悩んでいるあなたに、まず私は「おめでとう!」と声をかけたい!急に何を言い出すのかと思ったでしょう。決してふざけている訳ではありません。
この言葉をかける理由は、あなたは今大きく成長するチャンスを手にしているからです。この仕事がうまくいかない状況を乗り越えれば、あなたはきっとできるビジネスパーソンとして一目置かれる存在になれるはず。
この記事では、うまくいかないと悩んでいるあなたに向けて、解決法を状況別に解説します。また、『仕事がうまくいかないと悩んでいた新人ができる人になるまで』の実体験エピソードをご紹介!ぜひ最後までご覧ください。
仕事でうまくいかないから辞めたいと感じる瞬間
仕事をしていると「うまくいかない」と思う時が多々あります。うまくいかない状態から抜け出すには、うまくいかない原因にあった対処法が必要。
どのような対処法を取ればいいのか理解するために、仕事でうまくいかないと感じる瞬間を『仕事内容編』『人間関係編』『よくあるミス編』に分けて考えてみましょう。
仕事内容編
以下のような瞬間が仕事でうまくいかないと悩む方が多いようです。
- 結果が思うように出せない
- 思い通りに進められない
- 良かれと思った行動が裏目に出る
このように仕事をスムーズに進められない時や、経験不足や能力不足を感じる時に「うまくいかない」と落ち込んでしまう傾向があります。
そうすると「この仕事に自分は向いていない」と自信を失ってしまい、さらに仕事に打ち込めず結果が伴わないという負のスパイラルに陥る方が多いです。
人間関係編
仕事では、周りとの連携が必要不可欠。職場の人間関係が原因でうまくいかないと感じる瞬間もあります。
- 連携が取れず、効率的に仕事ができない
- 上司と部下の板挟みで自分の仕事に集中できない
- 自分の意見や指示をうまく伝えられない
上記のように人間関係がうまくいっていないと、仕事に支障をきたす場合も。ギクシャクした雰囲気の職場では、「仕事に行きたくない、辞めたい」と思っても不思議ではありません。
よくあるミス編
ミスをしたときはうまくいかないと感じるよくある瞬間です。
- ケアレスミスが減らない、続く
- 同じミスをする
- 予想外のミスをする
上記のようなミスが起こると、「うまくいかない」と消極的な気持ちになってしまうようです。ミスというのは、大なり小なり起こるものです。
大事なのは、ミスを起こした後の行動。この行動が取れるかどうかで、仕事がうまくいかない状況を抜け出せるかが決まります。それは、次の章で詳しく解説します。
仕事がうまくいかないと辞めたいときの対処法
仕事がうまくいかないと一度感じると、何をやってもうまくいかないと感じてしまいませんか?こうして自信を失ってしまうと、できるはずの事もできなくなり悪循環に。
それを防ぐためにも、仕事がうまくいかない時の対処法を知っておきましょう。ここでは、先ほどの『仕事内容編』『人間関係編』『よくあるミス編』それぞれの対処法をご紹介します。
仕事内容編の対処法
仕事の結果が出せなかったり、思い通りに進められないときの対処法はこちらです。
- 周りの人に相談する
- やるべきことの優先順位をつける
それぞれ解説していきましょう。
周りの人に相談する
仕事がうまくいかないと悩んでいる方は、1人で抱え込んでいる傾向があります。あなたも自分1人でどうにかしようとしていませんか?
思い当たる方は、上司でも先輩でもあなたの状況がわかる方に相談してみてください。仕事では経験が大きな財産。あなたが悩んでいることは、かつて上司や先輩も通ってきた道かもしれません。
解決の糸口になるアドバイスがもらえるでしょう。また、相談することによって自分自身を整理することができるので、自分でも問題に気がつく可能性もあります。
やるべきことの優先順位をつける
私が、人からうまくいかないと相談される時によく感じることがあります。それは、「あれもこれもやろうとしすぎてキャパオーバーになっている」ことです。
仕事には、沢山やるべきことがあるのは十分わかります。しかし、うまくいかないという方は、仕事の優先順位がつけることができず、何もかも中途半端になっていることが多いです。
自分のやるべき仕事の中で、『すぐにしなければいけないこと』『重要なこと』『後回しにしてもいいこと』を見極め、1つずつ片付けていきましょう。
人間関係編の対処法
人間関係が原因で仕事がうまくいかないときは、意識的に『報告、連絡、相談』を密にしましょう。仕事において、周りとの連携は必ず必要。
そのためには、コミュニケーションが大事だとよく言われます。しかし、「コミュニケーションってなんだ」と思いませんか?コミュニケーションとは会話を増やすこと。
そのために仕事で実践しやすいのが『報告、連絡、相談』です。指示された仕事が終わったら「〇〇終わりました」と声をかける。
困ったことがあればすぐに「これはどうすれば良いのでしょうか」と相談する。意識的に『報連相』をすることで、自然にコミュニケーションが増えていきます。
ミスを減らす方法
うまくいかないと圧倒的に感じてしまうミスが起きた時。起こってしまったミスは仕方ありません。しかし、そのミスを無駄にしないことで、今後のミスは減らすことができます。その方法はこちらです。
- ミスの原因を振り返る
- チェックリストを活用する
それぞれ解説します。
ミスの原因を振り返る
ミスをした後に重要なのは、同じミスをしないことです。そのためには、「なぜそのミスが起こったのか」を振り返りましょう。
ミスの原因がわからなければ、そのミスをなくすことはできません。例えば、取引先との商談の日時を間違えるというミスをしたとしましょう。
その商談のアポイントを取ったときに、メモに残していなかったのか。日時をどちらかが勘違いしたのか。などミスの原因がどこにあるのか考えましょう。
今の場合だと、アポイントを取るときにメモを残すことはもちろん、お互いの勘違いをなくすために、確認のメールを送っておくなどミスをしない方法を見つけることができます。
チェックリストを活用する
ケアレスミスがなかなか減らない場合は、チェックリストを活用し確認する癖をつけましょう。
例えば、提出書類にいつも漏れがある場合は、提出書類の枚数や、洩れやすい記入欄などの項目のチェックリストを作り、提出する前にチェックすれば、ミスを防げるでしょう。
このように、自分がしやすいミスのリストを作っておくと安心です。
仕事がうまくいかないと悩んでいた新人が「仕事ができる人」と呼ばれるようになるまで
最後に、私の知り合いのAさんの実体験をご紹介します。Aさんはある企業で営業部長をしており、社長や経営陣のみならず、部下からの信頼も厚い方。
社員が悩むとまずAさんに相談に行くといいます。今では、「仕事ができる人」と思われているAさん。実は新人時代に「仕事がうまくいかない」と悩んでおり、何度か退職を考えたことがあるそうです。
そんなAさんがどうして「仕事ができる人」になれたのかまとめてみました。ぜひ最後までご覧ください。
頑張っているのにうまくいかない
入社2年から3年目くらいまでの、新人時代Aさんはしょっちゅう壁にぶつかっていました。
例えば、『同期が受注件数など結果を残しているのに、自分は同期の中でも最下位位に近い』『いつも何かしらミスをしている』のような悩みをいつも感じていたそうです。
自分は一生懸命頑張っているのに何をやってもうまくいかないと落ち込んでしまい、退職も考えたそうです。当時をAさんに振り返ってもらうと、次のような問題点を挙げていました。
- 全てのことを完璧にしようとしすぎていた
- 人と比べていた
- 失敗をいつまでも引きずっていた
これらは、『うまくいかないと悩む方の特徴』に当てはまります。Aさんは、真面目な性格のため、全てのことを完璧にやろうとして、仕事の優先順位がつけられなかったようです。
その上、人と比べて自分がダメだと焦るあまりに、悪循環になっていたのではないでしょうか。
新人の指導係がターニングポイントに
このように、うまくいかないと悩んでいたAさんにターニングポイントが訪れます。それは、新入社員の指導係になったことです。
新人と指導していると、昔自分がしていたミスを同じようにしていることに気がつきました。そこで、Aさんは「すぐに全てをできなくていいから、目の前のことを1つずつできるようになろう」と新人にアドバイス。
Aさんはその時「自分も同じじゃないか」とハッとしたそうです。それから、新人を教えるために、まず自分が見本にならねばと思い、今やるべきことだけを徹底してやるように心掛けました。
すると、不思議と今までよりミスが減り、受注件数も少しずつ伸びたそうです。結果がついてきたことで、自信がついたAさんはだんだん「うまくいかない」と悩むことがなくなりました。
「仕事がうまくいかない」と悩む方へのメッセージ
Aさんに仕事がうまくいかない状況を抜け出すコツを聞くと、『今すべきことだけに集中すること』と教えてくれました。これは、今でも「最近うまくいかない」と相談してくる社員にもアドバイスしていることだそうです。
うまくいかないと悩んでいるときは、失敗が続いています。そこで目の前のことに集中する。それをやり遂げること、成功することで、劇的に仕事がうまく回りだす。とAさんは言います。
これを読んでいるあなたは、「あれもダメだ。これもうまくいかない」と思っていませんか?そうではなく、目の前のことを成功させることだけに集中してみてはいかがでしょうか。
例えば、営業なら受注件数を伸ばすことに目を向けるのではなく、目の前の商談。まずは1件受注を取ることだけに力を入れましょう。その積み重ねが、あなたを『仕事ができる人』に変えていくはずです。
まとめ
当記事では、「仕事がうまくいかない」と悩んでいる方に向けて、うまくいかないときの対処法をご紹介しました。うまくいかないと悩むことは、それだけ仕事に真剣に取り組んでいる証拠だと思います。
うまくいかない時は大きく成長できるチャンス!今は少し悪循環に陥っているだけ。Aさんのアドバイスのように、まずは目の前のことをやり遂げてみてください。
この状況の先には、きっとあなたの成功が待っていますよ!