「仕事を辞めたいと思うのは甘えなのかな」と感じていませんか?私も以前、上司に相談すると「それじゃ、他の所でもやっていけないよ」と言われ、辞めたいと思うこと自体が『甘え』だと悩んでいました。
そこで大前提として、仕事を辞めたいと思うのは決して『甘え』ではないとあなたに伝えたい!確かに、理由によっては『甘え』と思われるケースもあるでしょう。
しかし、本気で辞めたいと思うことと、甘えているかは別問題。大切なのは、辞めたい理由を整理し、解決するために行動することです。
そこで、仕事を辞めたいと考えるのが甘えかと悩む方に向けて、『辞めたいと考えるのが甘えじゃないケース』と『甘えと思われるケース』を整理し、『甘えかな?と悩む前にとって欲しい行動』について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
仕事を辞めたいと考えるのが甘えじゃないケース
まずは仕事を辞めたい理由の中で、甘えではないケースについてご紹介します。それが以下の3つ。
- 労働環境が明らかに悪い
- キャリアアップに限界がある
- どんなに頑張っても正当な評価がされない
これらに共通するのは『自分の力でどうにもならない』こと。それで辞めたいと考えるのは、誰からみても『甘え』ではありません。それぞれのケースを詳しく解説していきましょう。
残業や休日出勤など労働環境が明らかに悪い
突然ですが、あなたの職場は以下の項目に当てはまっていませんか?
- サービス残業が当たり前
- 休日出勤が頻繁にある
- 有給が取れない
- パワハラ、セクハラが横行している
上記に当てはまる労働環境で、長く働き続けるのは難しいでしょう。例えば、残業や休日出勤に割増賃金がついていない場合や、残業時間が月42時間を超える場合は、劣悪な労働環境に当てはまります。
このまま我慢し続けてれば、いつか精神的、肉体的に病んでしまうので、退職や転職を検討して良いでしょう。
また、労働環境が悪い会社は『退職=甘え』とすり込んでいる節があり、辞めにくいかもしれません。しかし、誰がみても甘えではなく、辛ければ辞めていい理由です。
キャリアアップに限界がある
仕事をしていて「今の会社で身につけるものは何もない」「これ以上の出世はできない」と今の職場でのキャリアアップに限界を感じている方もいるでしょう。
自分の成長や思い描くキャリアのために転職を検討することは、『甘え』とは思われにくい理由です。むしろ応援されるかもしれません。このように前向きな理由で、仕事を辞めることは『甘え』ではないと判断されます。
どんなに頑張っても正当な評価がされない
「営業成績が良くても評価されない」「頑張っても給料が上がらない」どれだけ成果を出していても、正当な評価がされないと辞めたくなるのも当たり前です。
きちんと評価される環境で活躍したいと思うことは決して『甘え』とはいえません。ただし、「成果を出している」と自分自身を過剰評価している可能性もあります。
そのため客観的に会社に貢献できているかみる目が必要です。
仕事を辞めたいと考えるのが甘えだと思われるケース
自分自身では、正当な理由だと思っていても、『甘え』と思われるケースもあります。
- なんとなく仕事が面倒でだるい
- 仕事に向いていないと思い込んでいる
- ミスや責任から逃れたいでけ
これらの理由で仕事を辞めようとしていても、周囲からは『甘え』と思われる可能性が高いでしょう。それは、改善の余地があり、自分自身の考え方を改める必要があるからです。
それぞれについて、どのように改善してすれば良いかも含め解説します。
なんとなく仕事が面倒でだるい
「なんとなく仕事が面倒でだるい」という理由で退職したいのは『甘え』と判断されてしまうでしょう。単に怠慢というケースもありますが、ストレスや疲れが溜まっている可能性も。
まずは、適度な休息をとりましょう。そして、リフレッシュした状態で、本気で仕事に取り組んでみてください。
「なんとなく」と明確に嫌な理由がないのは、仕事をやりきっていないから、楽しく感じられないことがほとんどです。
目の前のことを懸命にやりきることで、新たな発見や目標を見つけられる!それを続けることで、「なんとなく面倒でだるい」と思うことが少なくなります。
仕事に向いていないと思い込んでいる
「仕事に向いていないから辞めたい」と思っていませんか?実は、そのように考えるときは「向いていない」と思い込んでいる方がほとんど。
なぜなら、「向いていない」と思うのは、仕事がうまく行っていない時や、大きなミスをした時など自信を失っている時だからです。うまくいかない時は、成果を上げている人のマネをしてみる。
ミスをしても、そのミスを繰り返さない工夫をしてみる。など、やれることは沢山あります。「向いていない」とネガティブにならずに、前向きに取り組めば、きっと自信を取り戻すことができます。
少し自信を失っているだけなのに『甘え』と思われてしまうのは、もったいないことです。
ミスや責任から逃れたいだけ
仕事をしていれば、誰でもミスをすることがあります。また、ある程度経験を積めば、責任がある立場になることもあるでしょう。
失敗を恐れ、ミスや、責任から逃げ出して辞めたいと思うのは、『甘え』や『責任逃れ』と判断されてしまいます。社会人として、自分の仕事に責任を持つというのは当たり前のこと。
思い当たる節がある方は、考え方を改めることをおすすめします。
「仕事を辞めたいって考えるのは甘えかな?」と悩む前にとって欲しい3つの行動
そもそも「仕事を辞めたいのは甘えかな?」と悩んでいる方は、甘えていないと思います。なぜなら、本当に甘えている方は、辞めたいことを環境や人のせいにして、自分が甘えているなんて微塵も思わないからです。
あなたは『仕事 辞めたい 甘え』で検索している時点で甘えておらず、真剣に仕事に向き合っている証拠。そこで、「甘えかな?」と悩む前にとって欲しい3つの行動についてご説明します。
仕事やプライベートなど今の状況を整理する
まずは、今のあなたの状況を整理していきましょう。
- 仕事がうまくいっていない
- プライベートで悩みがある
- 人間関係で悩んでいる
上記のように、仕事や職場での状況はもちろん、プライベートのことも考えることがポイントです。「仕事を辞めたい」と悩むときは、仕事以外のことで、不安や心配事がある場合もあります。
その場合は、その問題が解決することで、あっさり仕事を辞めたいと思う感情がなくなることも多いです。そのためにも、客観的に今のあなたの状況を整理してみてください。
仕事を辞めたい理由を書き出す
次に、仕事を辞めたい理由を書き出してみましょう。例えば、以下のように書いてみてください。
- 給料が安い
- 仕事で大きな失敗をした
- 他にやりたい仕事がある
- 上司とウマが合わない
書き出すことのメリットは、辞めたい気持ちが、一時的な感情かどうかや、今の仕事では解決策がないか判断できることです。
例えば、「給料が安い」という理由では、成績を上げることや役職に就くことで給料が上がるのか、今の会社では上がる見込みがないのか考えることができます。
転職することで解決できるなら、転職を検討しましょう。また、「仕事で大きな失敗をした」という理由で辞めたいと思っているなら、その気持ちは一時的なものだと気づくことができます。
辞めたいと悩むときは、嫌だと思う気持ちが大きくなって、冷静な判断ができません。書き出してみることは、客観的に判断できるのでおすすめです。
身近な友人や上司などに相談する
「仕事を辞めることは甘えかな?」と悩む方は、相談することも甘えだと思っている傾向にあります。実は、相談することは、解決策やアドバイスがもらえるだけでなく、話すことで気持ちが楽になるとても良い方法です。
身近な友人、家族、上司、同僚など、信頼できる人に相談してみてはいかがでしょうか。相談することで、スッキリして仕事へのやる気が出ることもあります。
転職を視野にいれている方は、転職エージェントのアドバイザーに相談するのも良い方法です。プロの目線でアドバイスをもらうことで、転職することが1番の解決策か考えることができるでしょう。
相談することのメリットなどについては、詳しく以下の記事で解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
仕事を辞めたいときは誰に相談すべき?おすすめの相談先やメリットを徹底解説
まとめ
当記事では、「仕事を辞めたいのは甘え?」と悩む方に向けて『甘えじゃないケース』『甘えと思われるケース』と『悩む前にとって欲しい行動』について解説しました。
先ほども述べましたが、あなたは「甘えではないか」と悩む時点で全く甘えてなんていません。さまざまな置かれている状況や辞めたい理由から悩みが大きくなっているだけです。
- 今のあなたの状況を整理する
- 仕事を辞めたい理由を書き出す
- 身近な人に相談する
この3つの行動をぜひ実践してみてください。きっとあなたのお悩みを解決できるヒントが見つかるはず。この記事が少しでもあなたのお力になれば幸いです。