「転職したいけどなんとなく怖い」「転職したいけど勇気が出ない」と今の職場に不満を持ちながらも、転職への一歩を踏み出せなくなっていませんか?
あるアンケートによると約70%の人が「転職するのは怖い」と回答しています。つまり転職が怖いと感じるのは自然な感情。「転職に失敗したらどうしよう」と新しい環境に飛び込むのは誰でも不安になるものです。
しかし、怖いからといって転職を諦めるのはもったいない!そこで当記事では、転職が怖いと感じている方に向けて『怖くても転職した方が良い理由』と『転職が怖くなくなる3つのステップ』をご紹介します。
ぜひ最後までお読みになり、勇気を持つきっかけにして下さい。
転職したいけど怖いと思う3つの理由
あなたが転職が怖いと感じる理由は何でしょうか?転職が怖いと感じている方の中には「なんとなく怖い」と漠然とした不安を感じている方もいるでしょう。
しかし、不安な理由がわからなければ、不安を払拭し行動に移すことはできません。そこでよくある『転職先でうまくやっていけるか怖い』『転職先が見つかるか怖い』『退職時の引き止めや悪く思われるのが怖い』の3つの不安について解説します。
漠然とした不安を感じている方は、自分の心理と照らし合わせてみて下さい。
転職先でうまくやっていけるか怖い
「人間関係に馴染めるか」「新しい仕事で成果を出せるか」など転職先でうまくやっていけるか不安に感じる方はたくさんいます。転職を考えている方は、今の職場でうまくいってないからこそ転職を検討しているはずです。
そうなると「今の職場でもうまくいかないのに、転職してやっていける自信がない」と勇気が出ないのも仕方ないかもしれません。
しかし、実際のところ転職先でうまくやっていけるかは「やってみないとわからない」もの。転職先を選ぶのは自分自身であり、入念にリサーチすれば、その問題を避けることもできます。
転職先が見つかるか怖い
「内定が取れなかったらどうしよう」「転職できず無職になったら生活できない」と転職先が見つからない不安を持つ方もいるでしょう。
もちろん転職活動をして、良い職場に出会える保証はありませんし、すぐに転職先が見つかるとも限りません。しかし、それは在職中から転職活動をすれば心配ありません。
また、転職活動の仕方がわからない方がこのような不安を持つ傾向があります。思い当たる方は、転職エージェントを活用して転職活動を始めてみることをおすすめします。
退職の引き止めや退職後に悪口を言われないか怖い
「引き止めに対応する自信がない」「裏切り者と思われそう」と退職時の引き止めや、悪く思われることに不安を感じる方も多くいます。
私も以前転職した時に、転職活動をするよりも、上司に退職を伝えることが1番嫌だったのでその気持ちはよくわかります。
しかし、一度退職した経験があったり、職場で他の人が辞めた経験がある方はわかると思いますが、誰かが辞めても意外と周りの人は気にしないものです。
なぜなら「辞めていった後にどうするか」の方に意識が向き、自分たちのことで精一杯だからです。また、退職すれば今の職場の人と関わることもありませんから、必要以上に気にしなくても大丈夫です。
転職が怖くても転職した方が良い理由
転職が怖くても転職した方が良い3つの理由はこちらです。
- 若いほうが有利に転職できる
- 新しいキャリアを形成できる
- 現在の不満を解消できる可能性がある
転職したいと思うのは、今の職場でうまくいかなかったり、何かしらの不満があるからです。それを「怖いから」と我慢していては、せっかくのチャンスを逃しているかもしれません。
そこで上記の転職した方が良い理由を詳しく解説します。転職すべきか参考にしながらご覧下さい。
若いほど有利に転職できる
転職市場では若いほど転職に有利といわれています。それは、社風や方針にフィットして長く働ける人を求めて、順応性と将来性のある若手を採用したいと考える企業が多いからです。
例えば、転職を悩みながらも行動にうつせず、3年後に転職を決意した場合、今よりも転職が難しくなる可能性が大きくなります。こうして悩んでいる間にもどんどん時は過ぎるもの。
真剣に転職を考えているなら、転職エージェントに登録してみたり、転職サイトで求人を見るなど一歩踏み出してみましょう。
新しいキャリアを形成できる
転職には、新しいキャリアを形成できるメリットがあります。例えば、今の職場の収入やポジションに限界を感じている場合、転職することでキャリアアップできる可能性があります。
また、転職により新しい知識やスキルが身につくことで自分自身の成長にもつながるでしょう。不満を持ちながら今の会社で働き続けるよりも、環境をリセットした方が、やりがいを持って働けたり、結果的に年収をアップできる場合もあります。
現在の不満を解消できる
人間関係や労働環境など今の職場に不満を持っている方は多くいます。転職が怖いと不安な方の中には「転職先が今と同じようなところだったら嫌だ」と思い転職に踏み出せない方もいるでしょう。
しかし、今の職場にいたままでその不満は解消できますか?「上司に相談しても変わらない」「自分ではどうしようもできない」と思うことは多いはずです。
不満を抱えながら過ごすのではなく、勇気を持って転職すれば、現在の不満を解消できる可能性があります。
転職が怖くなくなる3つのステップ
「勇気を持って行動を起こしましょう」といわれても簡単にできれば苦労しないというのが本音でしょう。
転職が怖くなくなるためには、怖いと感じる理由を自分自身で「大丈夫だ」と納得させるしかありません。その方法とは以下のステップを踏むこと。
- 転職が怖い理由を書き出す
- 怖い理由の具体的な不安要素を疑問形式で書いてみる
- どうすれば不安が解消するか自分で解答を探す
例を挙げながらそれぞれ詳しくご説明します。
【ステップ1】転職が怖い理由を書き出してはっきりさせる
最初に、あなたの転職が怖いと感じる理由を紙に書き出してはっきりさせましょう。例えば
- 人間関係が怖い
- 新しい仕事が怖い
- 採用面接が怖い
など人によって色々あるでしょう。どのような些細なことでも不安がある限り行動することは難しいです。少しでも「怖い・不安だ」と思うことをいくつでも書き出してください。
【ステップ2】怖い理由の具体的な不安要素を疑問形式で書いてみる
ステップ2は、怖い理由の具体的な不安要素を疑問形式で書いてみること。上で挙げた例を使ってやってみましょう。
- 良好な人間関係を築く具体的なコツや、どうすれば人に好かれやすい?
- 仕事を早く覚える方法は何か?
- 面接で良い印象を与えるにはどうすれば良いか?
上記のように、怖い理由の中には、「良好な人間関係を築くコツ」や「仕事を覚える方法」のような不安な要素やわからないことがあるはずです。
それを疑問文にしてみましょう。自分で疑問文を考えることで、具体的に何に納得できれば不安が解消できるか明確になります。
【ステップ3】どうすれば不安が解消するか自分で解答を探す
最後のステップは、自分で解答を探すことです。不安を解消できる答えを自分で見つけ出せれば自信を持って「こうすれば大丈夫だ」と自分自身に言い聞かせることができます。
解答を考えるときは、自分が誰かに相談されてるつもりで考えると思いつきやすいです。また、必要があればネットなどを活用して調べてみてください。さらに良い解決策が見つかるかもしれません。
では、上の例の人間関係を築くコツの疑問を使って一緒に考えてみましょう。
良好な人間関係を築くコツを考える場合
私だったら、以下のような解決策を思いつきました。
- 自分から挨拶を欠かさない
- いつも明るく笑顔を心がける
- なるべく早く同僚の顔や名前を覚える
- わからないことは自分から質問する
このように自分なりに解答を探してみてください。ちなみにネットで『人間関係 コツ』と調べ参考にしました。「こうすればいいんだな」と思える方法が見つかると心強く、怖さが軽減されます。
もし自分だけで良い答えが見つからないときは、転職経験者や転職アドバイザーに相談しても良いでしょう。自分が「これなら大丈夫」と安心できることが重要です。
まとめ
当記事では、転職したいけど怖いとお悩みの方に向けて『転職が怖くても転職した方が良い理由』と『転職が怖くなくなる3つのステップ』をご紹介しました。
今の職場に不満があり、真剣に転職を検討しているのなら、「怖いから」と悩み続けるのは非常にもったいないです。誰でも環境が変わるときは怖くて当たり前。
その気持ちから一歩踏み出す勇気を持つことで、あなたの未来は大きく変わるかもしれません。この記事が、その第一歩になってくれれば幸いです。