臨床心理士とは?仕事内容・やりがい・未経験からなる方法を徹底解説

臨床心理士とは?仕事内容・やりがい・未経験からなる方法を徹底解説

優しく悩みに寄り添ってくれるイメージのある臨床心理士。その一方で、「考えていることを見抜かれそうで怖い」と言われてしまうこともあります。

そんな臨床倫理士ですが、「カウンセリングって難しい?」「仕事をしていて精神的に疲れない?」など、臨床心理士に関して疑問を感じていませんか?

そこで今回は、

  • 臨床心理士の仕事内容・働き方・給与は?
  • 臨床心理士の1日の流れ・やりがい・苦労とは?
  • 未経験から臨床心理士になる方法

についてご紹介します。

臨床心理士に興味がある、転職したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

臨床心理士の仕事内容・働き方・給料は?

臨床心理士の仕事内容・働き方・給料は?

そもそも臨床心理士がどのような仕事で、どんな働き方をしているのかご存知ですか?はじめに、臨床心理士の「仕事内容」「働き方」「給料」についてご紹介します。

臨床心理士の仕事内容

臨床心理士の仕事は、臨床心理学に基づく知識や技術を用いて、人間の心の問題に取り組むことです。臨床心理士の業務は主に4つ。

  • 臨床心理査定:心理テストや面接を通じて個人の特性や、心の問題の援助方法を検討すること
  • 臨床心理面接:精神分析や行動療法などの臨床心理学的技法を通じて、相談者の心のサポートを行うこと
  • 臨床心理的地域援助:地域住民や学校、職場に所属する人の心の健康をサポートすること
  • 調査・研究:技術や知識を深めるために、臨床心理学的調査や研究を行うこと

臨床心理士が活躍できる場所は様々で、学校や病院、児童相談所、刑務所、一般企業など。自分の活躍したい分野を選んで働けます。

臨床心理士の働き方!休日や残業は?

臨床心理士は職場によって残業の多さが異なります。非常勤で働いている場合、学校の講義などで1回当たりの勤務時間が決まっており、あまり残業が発生しないケースも多いもの。一方、常勤で働いている場合、病院などで患者さんからの相談が多い日には残業が多くなる傾向にあります。

また、臨床心理士の働き方でつらいのは、休日も積極的に自己研鑽の時間をとらなければならないこと。なぜなら、臨床心理士資格は5年単位で更新が必要なため、日頃から積極的に研究や勉強することが求められます。一方で、非常勤として働く場合、職場を掛け持ちしなければ時間にゆとりを持てるというメリットも。

臨床心理士は資格取得後も勉強を続けなければならない大変さはあるものの、非常勤の職場では時間にゆとりを持って働ける仕事です。

臨床心理士の給料・年収は?

臨床心理士の平均年収は364万円。アルバイト・パートの場合は時給1,125円、派遣社員の場合は1,603円です。資格が必要な仕事の割にはそれほど高い水準ではなく、日本の平均年収の467万円を大幅に下回ります。

臨床心理士の年収が低い原因のひとつは、非常勤で働くケースが多いこと。時給は高いものの週1~2回の勤務では収入が伸びず、なかなか稼げない傾向があります。

収入を多くするためのポイントは、なるべく条件の良い求人を探すこと。例えば、大学の非常勤講師やスクールカウンセラーは時給が高いため、安定した収入を得られることが多いです。

参考:臨床心理士の仕事の平均年収は364万円/平均時給は1,125円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス (xn--pckua2a7gp15o89zb.com)

参考:平均給与|国税庁 (nta.go.jp)

臨床心理士の1日の流れ・やりがい・苦労とは?

臨床心理士の1日の流れ・やりがい・苦労とは?

非常勤で働くことの多い臨床心理士。一体どのような1日を過ごしているのでしょうか?今回は臨床心理士の1日の流れを解説しながら、「やりがい」「苦労」についてご紹介します。

臨床心理士の1日の流れ

精神科で勤務する、ある臨床心理士について1日の流れを見てみましょう。

7:50出勤
8:10外来対応
12:00ランチ
13:00外来対応
15:00入院患者さんの心理検査、カウンセリング
17:10退勤

朝に出勤すると、その日の最初の予約患者さんのために準備を実施。外来が開始すると、患者さんのカウンセリングや心理検査をひとりずつ進めていきます。

お昼休憩をとって、午後の外来対応を再開。15時になると、入院患者さんの心理検査やカウンセリングに取り掛かります。この日はすべての心理検査、カウンセリングが時間通りに終わったので、定時になったら退勤です。

臨床心理士のやりがいは「人が変わる姿を目の当たりにできること」

臨床心理士のやりがいは、人の変わる姿を目の当たりにできることです。

臨床心理士の仕事は、学校生活や社会生活で問題を抱えた人のサポート。カウンセリングを通じて人柄が変わり、周囲の人とうまく関係を築ける様子を見られると、サポートの効果を実感して充実感を得られます。

例えば、家では話せるのに学校に行くと話せなくなる「場面緘黙(ばめんかんもく)」という症状を抱えた子どものケース。最初のうちはカウンセリングルームに入れず、入口で動けなくなっていても、何年もカウンセリングに通ううちに徐々に心を開いてくれるように変わっていきます。

最終的に「今日は学校でこんな風に話せたよ!」と話してくれるまでになると、子どもの成長を実感でき、臨床心理士としての醍醐味を感じられます。臨床心理士は、周囲の人との関わりに問題を抱える人のカウンセリングを通じて、人の変わる姿を見られるやりがいのある仕事です。

臨床心理士の苦労は「カウンセリングで依存されてしまうこと」

臨床心理士の苦労は、時にカウンセリングに来た人から依存されてしまうことです。

カウンセリングに来る人の中には、臨床心理士に頼りすぎてしまう人もいます。とはいえ、仕事としてサポートできる範囲には限りがあるため、時に全ての要望を叶えられず力不足を感じるものです。

例えば、依存心の強い人の中には、自分で決断するのが苦手な人もいます。ある時、「離婚した方がいいのか、決めてください」とカウンセリングで決断を迫られる事態が発生。そんな時でも、決断は本人が行うべきだと説明し、何とか納得してもらわなければなりません。

臨床心理士は、時にカウンセリングに来た人から依存されてしまい、難しい対応を迫られる仕事です。

未経験から臨床心理士になるための方法

未経験から臨床心理士になるための方法

ここからは未経験から臨床心理士になるために「向いている人の特徴」「転職するための心構え」「転職テクニック」を解説します。ぜひ転職を検討中の方は参考にしてみてくださいね。

臨床心理士に向いているのは「どんな相手でも動じずに対応できる」人!

臨床心理士に向いているのは、どんな相手でも動じずに対応できる人です。

臨床心理士のもとには社会生活に問題を抱えた人がやってきます。心理的に不安定な人と接するので、相手に引きずられて一緒に気落ちしたり、恐怖を感じたりしてしまうと、仕事に支障をきたしてしまうものです。

例えば、暴力的な衝動を抑えられない人がカウンセリングに来たケースを考えてみましょう。カウンセリングの中で、突然「今からあなたを殴っていいですか?」と聞かれると、反射的に恐怖心を覚えてしまいます。それでも、恐怖心を抑えてパニックにならず、冷静にカウンセリングを進めなければいけません。

臨床心理士は相手のペースにのまれず、常に冷静に対応できる人に向いている仕事です。

臨床心理士になるために必要な資格・スキル

臨床心理士になるためには、臨床心理士資格試験に合格しなければならず、この臨床心理士資格試験を受験するためには下記に述べる3つのいずれかの条件を満たさなければなりません。

  • 指定の大学院を卒業する
  • 臨床心理士養成の専門職大学院を卒業する
  • 医師免許を取得し、2年以上の心理臨床経験を積む

さらに、臨床心理士試験は合格した後も5年に一回更新が必要であるため、定期的に研究会やセミナーに通う必要もあります。

また、臨床心理士資格試験とは別に、「公認心理士」と呼ばれる国家資格が2018年に登場したことをご存知ですか?実は臨床心理士資格は国家資格ではなく、民間資格です。

一般的に民間資格は国家資格に比べて社会的信用性が劣ることもあり、臨床心理士資格取得者であっても公認心理士を目指す方もいらっしゃいます。従って、これから臨床心理士を目指す人は、公認心理士と両方の資格取得を目指すのがおすすめです。

臨床心理士に転職するためのテクニック

臨床心理士として働くために重要なのは、「食べていけるくらい稼ぐ」という強い覚悟をもって働き続けることです。

そもそも臨床心理士は常勤の求人が非常に少ないことをご存知ですか?常勤の求人が少ないため、自立して稼げるようになるまでには、3〜5年程度かかることも珍しくありません。

最初のうちは、非常勤の仕事を掛け持ちしながら働かなければならないため、体力的・心理的にも負担が大きいです。従って、「臨床心理士として仕事を続ける」という強い気持ちがないとなかなか続けられません。

臨床心理士としてのひとり立ちには、長い目で取り組み続ける努力が重要。収入が安定するまでは、他の仕事を兼業する覚悟も必要です。

まとめ

今回は臨床心理士の仕事内容から転職方法まで詳しく解説してきました。臨床心理士は時にカウンセリングで依存されてしまう苦労があるものの、人の変わる様を目の当たりにできるやりがいのある仕事です。

相手のペースにのまれず冷静に対応するのが得意な人は、ぜひ臨床心理士を目指してみてはいかがでしょうか。良い転職活動になることをお祈りしております!

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