「仕事を辞めたいけれど、今までお世話になったのに申し訳ない」「ただでさえ人手不足なのに、退職すると仲間を裏切る気がする」など退職時に罪悪感を感じる方は少なくありません。
そこで今回は「退職する罪悪感や後ろめたさの解消法」をご紹介。さらに、仕事を辞めて後悔しないためのセルフチェックも合わせて紹介しますので是非参考にしてください。
どうして退職の罪悪感を感じるの?
リクナビNEXTが転職経験者に調査した結果、なんと約30%もの方が罪悪感を感じていたと回答しています。
その中でも特に罪悪感を感じる「同僚」「上司や会社」「取引先やお客様」の3つについて、罪悪感を感じてしまう理由をみていきましょう。
転職は悪いこと?罪悪感を感じるのは当然?転職時の … – リクナビNext
同僚(先輩・後輩・同期)への申し訳なさ
まず第一に罪悪感を感じてしまうのは、今まで一緒に頑張ってきた同僚に対してです。
例えば
- 自分が辞めることで、他の人が忙しくなる
- 自分だけ今の職場から抜け出そうとしている
- 慕ってくれた後輩や相談に乗ってくれた先輩を結果的に裏切ることになる
など、「仲間を裏切ることへの後ろめたさ」による罪悪感を感じてしまいます。
上司や会社に迷惑がかかる
2つ目は上司や会社に迷惑をかけてしまう罪悪感です。これまで育ててもらった感謝があればあるほど、上司や会社に対して罪悪感を持つ方も少なくありません。
取引先やお客様への罪悪感
続いて、仕事で関わったお客様や取引先に対する罪悪感。特に営業やサービス業などお客様とやり取りする機会が多い場合、あなたとお客さまの間には強い信頼関係がある方も多いでしょう。
また、あなたの仕事ぶりを評価し、良くしてくれた取引先やパートナー企業の担当者の方もいます。
このようにあなたを信頼してくれた人たちとの関係を断ち切る申し訳なさが罪悪感を感じる理由です。
退職する罪悪感や後ろめたさの解消法
同僚や上司、お客様などに対し罪悪感を感じてしまうことは、ある意味仕方ないのかもしれません。しかし、罪悪感に押しつぶされて退職や転職を躊躇するのは、せっかくのチャンスを逃してしまうかも!
そこで、退職する罪悪感や後ろめたさを解消する4つのポイントをご紹介します。
自分の人生は自分のもの!と言い聞かせる
そもそもあなたはどうして退職するのでしょうか。それは転職などあなたの人生をより良くするためのはず。
今行動しなければ、後々「あの時やっぱり辞めていれば」と後悔してしまうでしょう。
「自分の人生は自分のもの!」あなたが正しいと思う道を突き進みましょう。
「自分がいなくてもどうにでもなる」と考える
罪悪感や後ろめたさの正体は「同僚や取引先など誰かが困ってしまうかも」と心配してしまうから!
しかし、実際はどんなに優秀な人でも、どんなに必要とされている人でも、あなたの代わりになる人は必ずいます。
「自分がいなくても、案外どうにでもなる」ということを肝に銘じておきましょう。
どうにかするのは会社の仕事!
自分がいなくてもどうにでもなることに関連するのですが、そもそも自分が退職した後の心配はあなたが気にすることではありません。
人手不足や、あなたの役割の穴埋めを考えるのは会社の仕事。罪悪感や後ろめたさを感じることなく、むしろ「自分に辞められてザマーミロ」くらいどんと構えてればいいのです。
とは言え、出来るだけ仕事の引継ぎはする
とはいえ、引き継ぎを満足にせず退職するのは後味が悪いもの。引き継ぎをきちんとしないのは、唯一罪悪感を感じた方が良いです(笑)
退職するときは最後まで責任を持ってやりきる!できる限り後任がスムーズに仕事ができるように引き継ぎはしっかり行いましょう。引き継ぎは退職前にあなたに課せられる最後のミッションです。
仕事を辞めて後悔しないためのセルフチェック
もし退職するなら、絶対に仕事を辞めて後悔したくないですよね?そこで仕事を辞めて後悔しないためのチェック項目はこちらです。
- 一時的な感情で退職しようとしていないか
- やり残したことはないか
- 次の仕事の目処があるか
それぞれ詳しく解説します。
一時的な感情で退職しようとしていないか
1つ目は一時的な感情で退職しようとしていないかです。この項目は、一時的な「辞めたい」という感情に流されて退職してしまうと後悔する可能性が高いからです。
- 大きなミスをしてしまった
- 上司に怒られたり、言い合いになった
- お客様や取引先からクレームを受けた
- 同僚とトラブルになった
- 最近結果が出ず落ち込んでいる
上記のようなことがあると、誰だって「もう辞めたい」と感じてしまいます。
しかし、本当にこの突発的な感情で退職してもいいのか一度冷静になって考えてみてください。
やり残したことはないか
2つ目はやり残したことはないか自分に問いかけましょう。例えば
- 参加しているプロジェクトの途中である
- 営業成績など目標をまだ達成してない
- 積みたい経験ややりたい仕事ができるチャンスがある
など、自分が今の会社でやり残したことがある場合は考え直しましょう。
やり残したことがあるまま転職してしまうと、次の仕事でも「少しでもうまくいかないと、退職、転職を繰り返そうとする」という悪い選択肢を選んでしまいがちになるからです。
次の仕事の目処があるか
次の仕事の目処が立っているかどうかは、重要な項目です。
- ステップアップがしたい
- 〇〇の職種に興味がある
- 働きたい会社がある
などやりたいことがある場合は、ぜひチャレンジしてください。
しかし「やりたいことがないけどとりあえず辞める」「転職先が決まってないけど辞める」という次の目処が立っていないうちに退職するのは危険です。
退職後すぐに転職先が決まるとは限りませんし、無職の間の生活費などの心配も大きくなります。
退職するときは次の目処が立ってからということを覚えておいてください。
退職したいと思ったら転職準備から始めよう
では、退職したいと思ったら何をすれば良いのでしょうか。それはズバリ転職準備。転職準備をすることで「いつでも辞められる体制」を整えることができます。
また、転職活動をしながら、「自分は本当に転職すべきか」「転職市場における自分の評価」などをみるのもおすすめです。
転職すべきかどうかや自分の価値は転職エージェントに相談すればわかります。転職エージェントは無料なので、転職で失敗しないためにとりあえず登録しておきましょう。
実際に転職しなくてもOK!相談だけでも大歓迎!
おすすめの転職エージェントはこちらです。
退職で揉めたくないなら退職代行も1つの手
「罪悪感で退職を言い出しにくい」「強い引き止めで揉めそう」なら退職代行も1つの手。
退職代行について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
退職する罪悪感や後ろめたさは気にしなくてOK
最後に退職する罪悪感や後ろめたさの解消法と後悔しないためのセルフチェックをおさらいしましょう。
退職する罪悪感や後ろめたさの解消法
①自分の人生は自分のもの!と言い聞かせる
②「自分がいなくてもどうにでもなる」と考える
③どうにかするのは会社の仕事!
④とは言え、出来るだけ仕事の引継ぎはする
後悔しないためのセルフチェック
・一時的な感情で退職しようとしていないか
・やり残したことはないか
・次の仕事の目処があるか
退職する罪悪感は全く気にする必要はなし!あなたの人生はあなただけのものです。
また、こちらの記事では「仕事の辞めどきがわかる10のサイン」について詳しく解説しています。退職すべきか検討中の方は、10のサインに当てはまるかチェックしてみてください。