突然ですが、これを読んでいるのは夜寝る前でしょうか?もしくは職場のデスクから。はたまた通勤途中か自宅までの帰路か。
きっと、ミスを起こして今すぐ逃げたい…。そんな不安や焦りを感じている人かもしれません。
「仕事でミスが多いから辞めたい…!」働く社会人なら誰しも経験する仕事のミス。
遅刻や書類の誤字など小さなミスから、お金に関わる大きなミスまで、誰でも一度は経験したことがあると思います。
そんな私も、誤字はしょっちゅうやらかしますし、支払いに関わる大きなミスも過去に経験してきました…。
だからこそ、ミスをして仕事を辞めたい人に伝えたいことがあります。
仕事を辞める・転職をする というのは、冷静に判断しなければ、後で取り返しのつかないほど人生を左右する大きな転機。
当記事では、ミスをしてしまった今の状況を整理した上で、
について、ご紹介します。
今この瞬間「明日の仕事を考えたくない…」「上司に合わせる顔がない…」と困っている方が多いとおもいます。ぜひ最後までご覧いただき、今後の人生の選択に役立ててもらえると幸いです。
仕事でミスが多いから辞めたいと早まる前に状況を整理
某アンケートサイトによると「仕事から逃げたいと思う瞬間は?」という質問に対して、「ミスをした瞬間」と回答する方がもっとも多いそうです。
つまり、誰しも仕事でミスをした瞬間は仕事を辞めたいと考える。しかし、そこで本当に辞めるべきなのでしょうか?
まずは今の状況を整理していきましょう。
ミスをするのは当たり前!完璧主義はやめよう
第一に、人は誰でもミスをするのが当たり前。完璧主義な人こそ、一回のミスで凹みがちです。
私も完璧主義なところがあるので、ミスをしたときの凹み具合が過剰で、周りから心配されます(笑)
一旦落ち着いて、あなたの周りを見回してみましょう!仕事がよくできる上司。手際よく業務をこなす同僚。
でも、それは一面であって、過去にどこかでミスをしているはず。もしかしたらミスを起こさないのではなく、ミスのケアが上手なのかもしれません。
「なんでもできる人間はいない」ことを認め、完璧主義であることをやめてみましょう。
上司の顔色を伺う必要無し!反省して次に臨むこと
「ミスをしてしまって上司に怒られた」「ミスが上司にばれて怒られるのが怖い」そんなことを考えて、いますぐ仕事から逃げ出したい!という方もいるでしょう。
「ミスをして上司に怒られる」というのは、仕方ないと割り切るのが一番です。
人は感情で生きる生き物。
ミスで怒る上司がいれば、怒らない上司もいる。どちらが正解かは、正直言い切れない部分が多いです。
ただ、ミスをさせてしまったのは上司の責任でもあります。全て自分が悪いと思い込みすぎないように、割り切りましょう。
「いやいや簡単に割り切れないよ」というのであれば、今頃上司が何をしているんだろうと考えてみてください。
もうあなたのミスを気に留めていないかもしれません。もし、こんな記事を読むぐらい反省しているのに、上司が一向にあなたを許してくれないというのであれば、人柄を疑ってしまいます(笑)
ストレスを溜めていない?心身の疲労をチェック
あなたは仕事やプライベートで、大きなストレス負荷を感じていませんか?
ストレスを貯め込み精神的に辛い状況が続くとミスを繰り返してしまいます。対処方法については後述しますが、まずはあなたの疲れがどのくらいかチェックしましょう。
「いや疲れたなんて甘えている…」と考えるのであれば、あなたの仕事のパフォーマンスは何%だと思いますか?今、体調100%で仕事していると言い切れますか?
「50%も体調よくない」というのであれば、疲れているかもしれません。疲れが貯まるとミスにも繋がるので、休暇をとるのも1つの選択です。
仕事でミスをする8つの原因と対処方法
状況整理はできましたか?いくらかでも冷静になれたなら幸いです。
さて、ここからは仕事でミスをする原因と対処方法について7つ紹介していきます。
今自分がミスをしている原因はコレだ!と当てはまるものがあれば、同時に対処方法を実施して、みましょう。
もし、辞める決心が強い方は、次項まで飛ばしてお読みください。
①新人で仕事に慣れていない
あなたは職場に勤めて何年ですか?
2年や3年働いたくらいであればミスをするのは当然のこと。慣れたベテランの方ですらミスをするのですから、落ち込みすぎる必要はありません。ひとつアドバイスをするとしたら、仕事を覚えることへの意識を変えてみましょう!おすすめの対処方法については下記を参考にしてください。
<対処方法>
・ミスしやすい仕事をリストアップする
・どのようにしたら効率よくなるか考える
・前任者・先輩社員がどのように仕事をしているのかを聞いたり見たりする
②仕事に集中できない職場環境である
あなたの職場環境は仕事に集中できる環境ですか?例えば、作業環境が悪かったり、人間関係が悪かったり。自分の不注意以外に、職場環境でなにかミスをしてしまうような要因がないか探してみましょう。
それは大きな要因でなくても大丈夫。例えば、「普段使っている事務用品が古くて使いづらくなっている」のようなものでも構いません。
さらに詳しい対処方法は下記を参考にしてみてください。
<対処方法>
・職場環境を見直し改善できる点がないか探す
・自信の力で解決できない場合、上司や周りに相談する
・職場環境の改善案を提案する
③仕事内容のミスマッチ
そもそも仕事内容がマッチしていないケースも十分考えられます。例えば数字のノルマをこなすのが苦手なのに、営業職をやっていたり。創造するのが苦手なのにクリエイティブな仕事していたり。自分の得意不得意を分析して、仕事にあっているかどうかを考える必要があります。
<対処方法>
・得意不得意を書き出して自分への理解を深める
・部署移動などが可能であれば上司に相談してみる
・仕事における自己分析サイトを使い適職を診断してみる
④マニュアルや上司の教育が悪く教育体制が整っていない
「入社したらいきなり実務だった」そんな会社も少なくありません。マニュアルが充実していたり、上司の教育が良かったりと、教育体制が整っていれば問題ないのですが、なかなか上手くいかないでしょう。こうした場合、上司を変更できないか会社に相談する、もしくは転職を視野にいれるのも選択肢の一つです。詳しい対処方法については、下記を参考にしてみてくださいね。
<対処方法>
・上司の変更を会社にお願いしてみる
・教育体制が充実した会社への転職を検討してみる
⑤仕事のできる同僚や上司が多く緊張している
入社してすぐからノルマを達成し続ける同僚。なんでもテキパキこなす上司。そんな凄い人を見て自分に自信を失い、緊張していませんか?他人と比較して自分に対して劣等感を抱くのは非常にもったいないです!この場合は、少し考え方を変えてみましょう。
<対処方法>
・人には得意不得意があることを受け止め自分の長所を伸ばす
・仕事ができる上司・同僚に思い切って仕事のやり方を聞いてみる
・プライドを高くもちすぎない
⑥仕事が覚えられない
「何回やっても同じミスを繰り返す」という方は、仕事をしっかりと覚えていない場合があります。今、あなたが起こしてしまったミスは何ですか?「仕事を覚えいたらできたかもしれない」と思うのであれば、下記の対処方法を試してみてください。
<対処方法>
・仕事が覚えられていないことがミスの引き金になっていないか確認する
・上司から教わる時、話すスピードが早すぎたり、分からないことが出てきたりした時は相談する(分からないことをそのままにしないのがポイント!)
⑦報告・連絡・相談ができていない
仕事を進めて行く中で、定期的に報告・連絡・相談ができていますか?
早い段階で上司へ報連相ができていれば、ミスを引き起こしていなかったかもしれません。
とは言っても、報連相のタイミングが分からないという方もいると思います。そんな時は下記の対処方法を参考にしてみてください。
<対処方法>
・仕事が100%の達成率に到着する前に上司へ報告や相談をする(慣れないうちは、30%・60%・90%で相談するなど、仕事の進捗度ごとに分けましょう。)
・仕事を進める中で違和感・不安を感じた時はすぐに相談する
⑧うつ病やADHDなどの病気の可能性も
ミスを引き起こす要因として、業務過多によるうつ病や、ADHD(注意欠如・多動症)など、病気である可能性も無視できません。
「大人のADHD」が話題にあがるほど増えている昨今。「今までの仕事のミスは病気によるものだった」などのケースも少なくありません。
今一度セルフチェックをしておきましょう。
<対処方法>
・ストレス負荷などの精神疲労がないかチェックする
・注意欠如・多動症の疑いがないかチェックする
ミスを理由に仕事を辞めるべきか最終チェック
あなたはその仕事を本当に辞めたいですか?私個人の意見としては、ミスだけを判断基準に仕事を辞めるのはおすすめしません。
そこで「ミスしたから仕事を辞める」と早まる前に、チェックして欲しい2つの項目をご紹介します。
仕事が嫌で辞めたいのかチェック
ミスだけなく、仕事が本当に嫌で辞めたいのかをチェックしましょう。
例えば、好きな仕事をしているのにミスが理由で辞めたいのであれば非常にもったいないことです。この場合、ミスの原因を見極めて、冷静に対処することで解決します。
職場環境を変えたいのかチェック
「仕事は好きだけれど職場環境が悪くて変えたい」この場合は仕事辞めたり、転職を検討してみても問題ありません。ただし、改善できそうな職場環境はないか一度考えてみましょう。
上司に相談することで解決すること・少し提案してみることで改善することなど、考えてみたら、まだできることがあるかもしれません。
「私にできることはない!」と思うのであれば、辞めることを検討してみてください。
ミスで転職を検討するなら意識して欲しい3つのこと
最終チェックも通過し、本当に転職を検討したい方に意識して欲しい3つのことがあります。
それが
上記の3つ。①から紹介していきます。
①自分のスキルや経験を整理する
同じ転職を繰り返さないために、自分のスキルや経験を整理してみましょう。例えば、これまでの仕事経験で、良かったと思える経験を思い出してみてください。
「お客様から感謝されるのが好きだった」「社内の人のお手伝いをするのが好きだった」このような体験から、次にやりたい仕事が見つかる可能性もあります。
些細なことでも構いません。まずは、自分の経験を洗い出してみましょう。
②苦手なことと得意なことを整理する
自分の苦手と得意を理解していますか?もし今、不得意な仕事をしてミスしていたのであれば、自己分析不足が原因としてあげられます。
ここではプライドを一度すて、苦手なものは苦手・得意なものは得意と仕分けしていくことが大切です。
③第三者に転職相談をする
「自分のことを理解するのは難しい。」そんな時は、第三者に転職の相談をしてみましょう。友人や先輩、家族でも構わないのですが、私のおすすめは客観的に判断してくれる方です。
なぜなら、あなたに近い人ほど、あなたに共感した意見を言ってしまったり、親御さんなら自分の理想を話してしまう可能性があります。
最近では、転職エージェントなどのサービスも充実しているので、頼ってみるのも一つの手でしょう。
まとめ
仕事でミスを起こしてしまった瞬間って、本当に凹みますよね。私の場合は会社に対しての罪悪感で押しつぶされそうになってしまっていました。
しかし、すぐに辞めると決断するのではなく、今できることがないかまずは探してみましょう。
ポイントは下記の3つ。
・原因と対処方法を見つけ改善を試みる
・本当に辞めるべきかチェックする
・転職を検討する時は繰り返さないように自己分析を念入りにする
ぜひ、これらを意識してみてください。
ミスをするのは当たり前です。この記事のまとめを読むぐらいミスに対して深く考えているのですから、もう十分反省しています。
まずはゆっくり寝て、明日に備えましょう!時間が解決してくれることもありますから。