「異動先の仕事が合わない」「異動で地方に飛ばされた」望まない異動で辞めたいほど仕事が嫌になっていませんか?
会社員として働く以上、異動は受け入れなければいけないもの。頭では、わかっているつもりでも、新しい人間関係や慣れない仕事にストレスを感じている方はたくさんいます。
実際に、私の友人も内示された異動が受け入れられず、退職しました。このように異動がきっかけで辞めたいと感じることは珍しいことではありません。とはいえ、今まで頑張ってきた会社を辞めてしまっていいのかと簡単に決められない気持ちもあるでしょう。
そこで、異動が辛くて仕方ないあなたに、『辞めたいと思った時に試して欲しい3つのこと』をご紹介!また、辞めると決めた時にとる行動についても解説しています。
この記事を読みながら、一緒に辞めるべきなのか考えていきましょう。
「異動が辛くて辞めたい」と思うよくある原因
「異動先が合わなくて辞めたい」と感じてしまうのはなぜでしょうか?
異動になると今までとは違う環境に戸惑い、慣れるまでに大変な労力を使っていることでしょう。
なぜ辞めたいと感じてしまうのか、よくある原因の『新しい人間関係を築くストレス』『仕事内容が合わないこと』『何度も異動があること』について具体的にみていきましょう。
新しい人間関係を築くストレス
異動すると新しい上司、同僚と人間関係を築いていかなければいけません。職場には、色々な方がいますから、中には合わないと感じる場合もあるでしょう。
今までの人間関係が良くても、異動先の雰囲気に馴染めずに辞めたくなってしまう方も多くいます。
ただでさえ新しい仕事で一杯一杯なのに、人間関係を築くために周りとのコミュニケーションにも気を配らないといけないとなると大きなストレスに。
そのような毎日に疲れ果て「もう辞めたい」と感じてしまうことも少なくありません。
仕事内容が合わない
異動すると、仕事内容が『営業から人事』などガラッと変わる場合もあります。また、同じような仕事内容でもやり方が全く違うというケースもあるでしょう。
さらに、異動先の仕事が全く興味が持てないものであれば、1から覚え直す気力やモチベーションが上がらないもの。
このような気持ちで仕事をしていると、「もう限界」と心がポキッと折れてしまう方もいます。今まで積んできた経験やスキルがリセットされてしまったような気持ちになり、仕事を辞めたくなる大きな原因です。
異動が何度もある
企業によっては、短い期間で何度も異動がある場合もあります。異動先でやっと仕事を覚え、やりがいも感じていた矢先に、また異動・・・。
この繰り返しで、仕事に嫌気がさす方もいます。特に、転勤を伴う異動が多い方は、「いつになったら安定して暮らせるのだろう」と将来に不安を感じて、いっそのこと転職しようと退職が頭によぎることも多いでしょう。
異動がきっかけで辞めたいと思った時に試してほしい3つの行動
「異動が辛くて辞めたい」と感じているときは、嫌な気持ちが大きくなりすぎて冷静な判断ができない場合が多いです。
また、「辞めたい」と考えていると、仕事へのモチベーションが上がらず、余計に仕事が嫌になっていませんか?
そのような状態では、仕事を辞めるにしろ、続けるにしろ、良い方向に物事が進みません。そこで、あなたに試してみてほしい3つの行動をご紹介します。
その仕事に本気で取り組んでみる
「今の仕事に本気で取り組んでいますか?」まずこの質問をあなたに問いかけます。異動したての時は、慣れない仕事や人間関係に疲れ、「もう嫌だ」と感じても仕方ないかもしれません。
しかし、嫌な気持ちが大きくなりすぎて、『目の前の仕事を本気で取り組む』ということを忘れていないでしょうか。「やるしかない」と開き直って本気で取り組んでみると、思ってもみなかった面白さや、やりがいを感じられる可能性も。
私も、異動によって1番やりたくなかった営業に配属になった時、腹を括って「とりあえず3ヶ月頑張ってみるか」とがむしゃらに取り組みました。
すると、受注が取れた時の、今まで経験したことのない喜びや、自分でも知らなかった人に提案する楽しさを感じました。
思い当たる節がある方は、辞めてしまう前に、一度仕事に本気で取り組んでみましょう。辞めるかどうかはその後でも遅くはありません。
前向きになれる小さな目標を立ててみる
辞めたいと悩んでいる時は、前向きな気持ちになれず、何をやってもうまくいかない気がするもの。そこで、あなたが前向きになれるような新しい目標を立ててみましょう。
目標を立てる時のポイントは、数日から数ヶ月で達成できるような小さな目標にすることです。目標の例を下記にあげてみましょう。
- 1週間、一生懸命仕事をやりきる
- 同僚と仲良くなるために話しかける
- 1ヶ月で何か1つ仕事で結果を出す
このような目標を立て、1つずつクリアしていくと、新しい異動先でやっていける自信がつきますよ。
その他『希望の部署に行くために資格を取る』や『転職を目標に企業調べなど行動を始める』のような異動先を抜け出すための目標でも、あなたが前向きになれるのならOK!
悩んだまま日々を過ごすのではなく、前向きに行動をするということが大事です。
元の部署に戻れないか上司に相談してみる
どうしても今の異動先が辛いなら、元の部署に戻れないか上司に相談してみましょう。「辞めたい」と悩むほど辛いのですから、その気持ちを上司に伝えることは悪いことではありません。
上司に掛け合うことで、元の部署に戻れたり、働きやすい環境を整えてもらえる場合も。ただし、相談したからといって、希望通りになる可能性は低いかもしれません。
もしくは、会社からの評価が下がることは避けられないかもしれません。それでも辛い気持ちのまま働くよりはよっぽどいいはず。「ダメなら辞めればいい」くらいの気持ちで相談してみるのがおすすめです。
異動が辛くて辞めると決めたら取る行動
異動先で頑張ろうと試行錯誤してみても、「やっぱり辞めたい」と決断する方もいるでしょう。転職は決して逃げではなく、前向きに仕事をしていくための1つの手段です。
もし転職するのであれば、同じ失敗は繰り返したくありませんよね。そこで、後悔しない転職をするための行動についてご紹介します。
同じ失敗をしない職場選びのコツ
「異動が辛くて辞めたい」と感じるあなたは、あまり環境が変化しない会社で働きたいという面があるでしょう。それならば、あまり異動がない職場を選ぶということがコツです。
- 転勤のない地域密着企業
- 多くの部署がない小規模な会社
- ベンチャー企業
このような職場を選ぶと、異動による環境の変化が少ない傾向にあります。また、『開発』『人事』『営業』などあなたがやりたい職種の募集をしている会社に応募するのも1つの手です。
転職活動の注意点
実際に転職活動をする時に気をつけてほしい注意点があります。それは、退職理由で「異動が嫌だった」と言わないこと!どんな会社でも、異動が全くないとは言い切れません。
そのため、「環境が合わないとすぐに辞めるのかな」と採用担当者に悪い印象を与える可能性があります。異動は1つのきっかけであって、『辞めるに至った理由』は他にあるはずです。
例えば、異動によってパワハラを受けたのであれば、パワハラを受けたことが退職理由です。また、営業がしたいのに、人事に異動になったのであれば、「営業として会社に貢献したい」という転職理由になります。
このように、転職して新しい環境で頑張りたいことを退職理由や転職理由にしましょう。
1人で不安ならプロの手を借りよう
いざ転職活動を始めてみると、『どのような仕事ができるのか』や、『経験を活かせる仕事が何なのか』というのは意外とわからないものです。
また、在職しながら転職活動をすることは、想像以上に時間が取れません。そのような時は、転職エージェントのようなプロの手を借りることがおすすめです。転職エージェントでは、
- キャリアの相談
- 自分に合った企業の紹介
- 応募書類のチェック
など、転職の全てをサポートしてくれます。転職活動は1人では何かと不安。そんなあなたの心強い味方になってくれますよ!
まとめ
当記事では、異動が辛くて辞めたいと思っているあなたに、試してみてほしいことについてご紹介しました。簡単にまとめると
- 本気で取り組んでみる
- 前向きになれる小さな目標を立ててみる
- 上司に相談してみる
- それでダメなら転職も視野に入れる
ということです。異動があなたにもたらすストレスが、大きいことはわかります。今は嫌な気持ちが全面に出ている時。前向きになって、何かアクションを起こしてみてください。やってダメなら辞めてもいいのですから!この記事を読んで、ほんの少しでも前向きになってもらえることを願っています。