友達に会うと焦る。仕事も楽しそうだし、お給料も自分よりもらってそう…それに比べて自分はなんてダメなんだろう
人と人、自分は自分!と思っていても、ついつい人と比べてしまいますよね。
「人と比べても劣等感が大きくなりストレスを感じるだけ」とわかっていても人と比べて落ち込んでしまうスパイラルから抜け出せない方はたくさんいます。
私も以前は「無意識のうちに誰かと比べ、人よりも優れていると思われたい、認められたい」と思ってしまう1人でした。
実は、考え方を少し変えるだけで、人と比べられることをやめることができます。そしてその結果、仕事もプライベートも楽になることに気がつきました。
そこで今回は「人と比べるのをやめた結果得られるもの」や「人と比べることを辞める方法」について解説します。
さぁ一緒に人と比べることをやめて、自己肯定感をあげ、ポジティブな毎日を過ごすヒントを見つけてください。
人と比べるのをやめた結果
まずは結論である「人と比べるのをやめた結果」をみていきましょう。
人と比べるのをやめた結果得られるものはこちらです。
- 自分の甘さや弱点に気がつける
- 前向きな決断ができる
- 勝ち負けによるストレスから解放される
- 自己肯定感が上がり自分に自信が持てる
自分の甘さや弱点に気がつける
人と比べてばかりいると、周りの人によって自分のパフォーマンスが左右される傾向があります。
どういうことかわかりやすく説明しましょう。例えばあなたが営業職だとします。営業成績が上位だとわかると安心して手を抜き、逆に負けていると慌ててやろうとした経験はありませんか?
これが周りによって自分の仕事の仕方や努力が変わってしまうということです。
人と比べるのをやめると、これまで自分が負けている時にしか頑張っていなかったことに気が付きます。つまり、自分の甘さが弱点に気がつき、周りがどうであれ、普段から努力できるようになります。
前向きな決断ができる
人と比べていると「自分は他の人よりできないから」と自分を過小評価してしまいがちです。そのため、決断を迫られる場面でも、守りに入った決断や、そもそも自分では判断できない傾向があります。
多くの方は、新しいことにチャレンジすることを怖がり、すぐに諦めてしまうことも。しかし、人と比べるのをやめると、「他人からの評価」ではなく「自分がどうしたいか」だけを考えることができます。
すると、自分にとって前向きな決断を選び、大きなチャレンジもできるでしょう。
勝ち負けによるストレスから解放される
人と比べると、どうしても勝ち負けで物事を考えてしまいます。
負けていれば「負けたくない」「敗者と思われたくない」。勝っていても「次も勝たなきゃいけない」などと常にプレッシャーが付きまといます。
プレッシャーを受け続けることは、やがて大きなストレスとなり悩みや体調不良の原因になることも。
そこで、人と比べることをやめれば、「自分は自分」「自分なりにベストを尽くせばOK」と割り切ることができます。
勝ち負けを気にしなくなると、これまで感じていたストレスから解放され、気持ちが楽になることが多いです。
周りとの劣等感を感じなくなるので、落ち込むことも少なくなるよ!
自己肯定感が上がり自分に自信が持てる
「自分の甘さに気がつく」「前向きな決断ができる」「勝ち負けのストレスから解放される」ことによって何があなたに起こるかというと、自己肯定感が上がり、自分に自信が持てるようになります。
人と比べることの1番の問題は、「自分は他の人よりダメなんだ」と自信を失ってしまうことです。
人と比べることをやめれば、何より自分で自分のことを認めてあげることができます。それが自信につながり、自己肯定感が上がり仕事もプライベートも楽しく生活することが可能です。
人と比べてしまう理由
人と比べることをやめる方法の前に、どうして私たちは人と比べてしまうのか理由を解説します。
安心感や優越感を求めてしまう
まずは、私たちは成績や年収、持っている車や恋人など何でもかんでも比べてしまいます。
それは、人と比べることで「安心感や優越感を得たい」という心理が働くからです。
あの人より給料がいい
あの家族よりいい生活をしている
うちの恋人は友達の恋人よりイケてる
など人と比べて優れている、勝っていることを確認することで、自分は大丈夫なんだという安心が欲しいのです。
人と比べることでモチベーションになる
ある意味これは良いことですが、人と比べることがモチベーションになることも。
切磋琢磨というように、良いライバルがいることで「もっと頑張ろう」という原動力になります。
人に合わせないと安心できない
私たちは何となく「人と違う」ことに恐怖を覚えています。「普通がいい」「他の人と違う個性があると目立つ」など人と同じじゃないと安心できない方もがいるのも事実です。
そのため、人に合わせるために人と比べたり、人の目を気にしてしまいます。
他の人から褒められたい
誰でも承認欲求という人に認めてもらいたいという気持ちがあります。しかし、この気持ちが大きすぎると「人から褒められるための行動」を取りがち。
そのため周りの人と比べて自分が褒められるにはどうすれば良いかを考えてしまいます。
人と比べるのをやめる方法
そもそも人と比べるのは悪いことなの?
そもそも人と比べるのって悪いことではありません。私たちも人間ですから、人と比べるのをやめるのって正直難しいですよね?
ここで、改めて伝えたいことがあります。それは「人と比べるのがダメではなく、人と比べて自信をなくしたり、落ち込んでしまうことがダメ!」ということです。
そのことを踏まえて、以下の人と比べるのをやめる方法を確認しましょう。
- 1番比べるべきは過去の自分
- 人のことを比べても自分の原動力にする
- SNSから離れる
- 小さな目標をクリアする
- 人から比べられた時はアドバイスと捉える
- 人に合わせるのをやめる
- 環境を変えてみる
それぞれ詳しく解説します。
1番比べるべきは過去の自分
人と比べることが習慣になっている方は、比べる対象を過去の自分にしてみてください。
他人と比べて、自分のできないことを見るのではなく、過去の自分と比べて「できるようになっていること」に目を向けましょう。
仕事で先月より営業成績が上がった
任される仕事が多くなっている
自分が得意なことがわかってきた
など、ポジティブなことを振り返り、どんどん自分に自信をつけちゃいましょう。
人のことを比べても自分の原動力にする
人と比較してしまうのを完全にやめることは難しいものです。そこで、人と比べてしまっても、自分を責めずに自分の原動力に変えましょう。
例えば
あの人のいいところを真似してみよう
あの人がいい成績を出してるから、自分も頑張ろう
とネガティブに比べるのではなく、人と比較して自分ができることを考えるように意識改革してください。
SNSから離れる
人と比べて落ち込んでしまうシチュエーションの多くは、SNSを見ている時です。
SNSにはキラキラした生活を発信している人がたくさんいます。そういう生活を見てしまうと「自分にないもの」を持っていることに羨ましさを感じたり、自分をつまらない人間だと感じることも。
もし、あなたがSNSを見て自己嫌悪に陥ることが多いなら、思い切ってSNSから離れてみましょう。
リア友との交流だけにとどめておくとか、好きな芸能人の投稿を見る用にしたらいいよ!
小さな目標をクリアする
人と比べて落ち込みやすい方は、自分に自信が持てない傾向があります。そこで、自分に自信を持つために小さな目標を設定し、クリアする習慣をつけましょう。
実は、自信をつけるためには、成功体験の積み重ねが重要です。「できた!」「達成した!」という充実感があなたに自信をつけさせてくれます。
ここでポイントなのが「小さな目標」ということです。目標というと大きな結果を成し遂げないといけないと思いがちですが、そんなことはありません。
「毎朝早く起きる」「この作業を1時間で終わらせる」などのちょっと頑張ればできそうな目標で良いのです。こういった小さな成功の積み重ねが大きな自信になります。
人から比べられた時はアドバイスと捉える
自分がいくら人と比べないようにしても、上司など他の人から周りと比較されることってありますよね。
「みんなできているのに、どうしてお前はできないの?」なんていわれた日には立ち直れないほど落ち込むこともあるでしょう。
そこで、「自分はダメなんだ」とならないようにしたいですよね。難しいかもしれませんが「自分に足りないところは何なのか」にフォーカスできるように捉え方を変えてみましょう。
落ち込むこともあるかもしれないけど、アドバイスなんだと意識を変えるだけでも心のダメージが違うよ
人に合わせるのをやめる
人と比べてしまう理由でもあったように、人と比較してしまう方は、人に合わせる方が多いです。
物事を全て周りの人の基準で考えてしまい、自分の気持ちを二の次、三の次にしてしまいます。
これでは、いつまで経っても人と比べて落ち込むことをやめられません。
そこで、トレーニングだと思って、人に合わせることを少しやめてみましょう。「嫌だな」と思ったことをやんわり断ってみる。流行を意識しすぎず、自分の好きな服を着てみるなど、自分は自分だと認める練習をしていきましょう。
環境を変えてみる
今までの習慣や考え方を変えるというのは難しいことです。そこで、身の回りの環境をガラッと変えて、リセットしてみるのも良い方法です。
例えば、家を引っ越す・転職をするなど心機一転することで、人と比べる癖を止めるきっかけになることもあります。
よく大学デビューとか社会人デビューって言いますよね。環境が変わるタイミングで、自分のスタイルや考え方をリセットしてまるで別人のようになることは珍しくありません。
仕事で人と比べて自信を失ってしまうのは環境に問題があるのかも
社会人なら、仕事で人と比べてしまうことはよくあること。しかし、仕事で人と比較して自信を失ったり、落ち込んだりしやすいのは、労働環境に問題があるかもしれません。
例えば「上司が気に入った人しか良い評価をしない」「人のことを悪くいう職場の雰囲気がある」など自分ではどうにもできないこともあります。
「どうしても人と比べてしまう」と悩むのはあなただけのせいじゃないかも!もし労働環境に問題がある場合、仕事の辞めどきの可能性もあります。
「会社の労働環境に原因があるかもしれない!」と気になる方はこちらの記事もチェックしてみましょう。
人と比べるのをやめた結果仕事もプライベートもポジティブになれる
ここまで「人と比べるのをやめた結果」と「人と比べるのをやめる方法」についてご紹介しました。
【人と比べるのをやめた結果】
自分の甘さや弱点に気がつける
前向きな決断ができる
勝ち負けによるストレスから解放される
自己肯定感が上がり自分に自信が持てる
【人と比べるのをやめる方法】
①1番比べるべきは過去の自分
②人のことを比べても自分の原動力にする
③SNSから離れる
④小さな目標をクリアする
⑤人から比べられた時はアドバイスと捉える
⑥人に合わせるのをやめる
⑦環境を変えてみる
人と比べることを完全にやめることはできません。しかし、人と比べても落ち込まない考え方にシフトすれば、仕事もプライベートもポジティブになることができます。
まだまだ人生これから!自己肯定感を上げて楽な気持ちで毎日を過ごしましょう。