「もう仕事辞めたい。何もしたくない」と思わず口からこぼれることはありませんか?何の自慢にもなりませんが、私はもう100万回は口にしています。
この記事を読んでいるあなたも、朝から晩まで家事・仕事・育児で、今流行りの『ていねいな暮らし』とは、ほど遠い毎日にうんざりし、いっそ仕事を辞めて、ワーママから卒業したいと思う方も多いでしょう。
しかし、これからのお金の不安など、仕事を辞めることへの心配は尽きないもの。そのため、スパッと仕事を辞められない方も多いと思います。
当記事では、仕事を辞めたくても辞められないワーママの不安を整理して、『少しでも気持ちが楽になる対策』をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
思わず「仕事辞めたい!」と感じるワーママの1日
誰よりも早く起きて、遅く寝るワーママの1日。ワーママならではの『あるある』もたくさんあります。
ワーママの苦労はワーママにしか分からない!と言うことで、「それわかるー!」と思わず笑ってしまうようなワーママあるあるを『朝』『仕事中』『帰宅後』のシチュエーション別に、集めて見ました。
まずはこの『あるある』で、疲れた心をほぐしましょう。
ワーママあるある朝編
- 子供の検温で毎朝ドキドキ
- 早く出れそうな日に限って子供がぐずる
- 自分の準備は5分で済ます
- お弁当作りに保育園の送迎をこなし出勤するだけで体力がなくなる
- なぜ子供は月曜日に熱を出す?土日あんなに元気だったのに
ワーママの朝はとにかくバタバタ!特に小さなお子さんがいる方は、支度させるのにも一苦労ですよね。朝から疲れ果てるのがワーママの1日の始まりです。
ワーママあるある仕事中編
- 電話がなると保育園かと思って心臓に悪い
- ワーママ名物!出勤後即退勤!(保育園からお迎えの電話が来る)
- むしろ仕事中が1番座っていられる
- 時短勤務のはずが、残業でほぼ定時
仕事中のワーママは、保育園や学校からのお迎え電話にビクビクしながら働くのが鉄板。朝ちょっと体調が怪しい状態で子どもを保育園に預けた日は、携帯電話が手放せないという声もありました。
土日も子どもの習い事や家事で休めず、「むしろ平日の仕事中が1番落ち着ける」と言うワーママが多く、思わず、なるほどなと納得してしまいました。
ワーママあるある帰宅後編
- 夕食は出前か惣菜ばかり
- 土日に常備菜作りなんて無理!
- こっちは帰宅後一度も座れないのに、帰宅後すぐソファに横になる旦那にイライラ
- 子どもを寝かしつけていると一緒に寝落ち。溜まった家事に絶望する
ワーママの帰宅後はまるで戦場だと口をそろえておっしゃいます。夕飯作りに、お風呂、洗濯etc・・・。家事に追われ、気がつけばもう夜中という方もたくさんおいででしょう。
毎日このような生活だと思わず「もう仕事を辞めたい!」と思ってしまいますね。
ワーママが仕事を辞めたいと思った時のよくある2つの不安
毎日の生活に疲れ「もう仕事辞めてやる!」と思うと同時に出てくるのは、本当に辞めて大丈夫なのかという不安ではないでしょうか。
中でも『お金の不安』と『キャリアへの不安』の2つは、常に頭の中にある心配事です。実は、私には専業主婦をしていた時期があります。
その時の経験を踏まえながら、ワーママが抱える『お金の不安』と『キャリアの不安』について解説します。
ワーママが抱える『お金の不安』
ワーママの多くは、仕事を辞めると生活できないという『お金の不安』を抱えています。生活費だけでなく、子どもが大きくなるにつれて、かかるようになる教育費などお金の心配はキリがありません。
私も専業主婦をしていた時は、お金の悩みが多く、むしろ仕事をしている時よりイライラしていました。そのため夫婦仲もギスギスしていたように思います。
お金の余裕があるとないとでは、心の余裕も違うと個人的には感じました。なので、仕事を辞めることで『金銭的不安』が大きい方は仕事を辞めない方がいいのかなと思います。
しかし、後ほど詳しく説明しますが、パートや派遣など無理をしない範囲で働くという選択肢もあります。仕事をやめようか悩んでいるときは、一度どのくらいのお金を稼げればいいのか把握しておきましょう!
ワーママが抱える『キャリアへの不安』
仕事を辞めようか迷っているワーママの中で「正社員を辞めるなんて勿体無い」と言われた経験がある方はいらっしゃいませんか?
実際、正社員を辞めてしまうと、数年後に正社員として復帰しようとしても厳しいのは間違いありません。子育て中で、ブランクがあるとなると採用されるハードルが高くなることを覚えておきましょう。
また、今までバリバリと仕事をこなしていたワーママが仕事を辞めた時、同期がキャリアアップしていく姿を見て後悔したという話もよく聞きます。仕事が好きな方は、辞める判断を慎重にしましょう。
ワーママのあなたにとって今何が大切ですか?
『お金の不安』と『キャリアへの不安』について解説しましたが、誤解して欲しくないことがあります。それは「仕事を辞めたらいけない訳ではない」ということです。
まわりくどい言い方をしてしまいましたが、ワーママが仕事を辞めたらよいか、続けたらよいかに正解はありません!考えて欲しいのは、『あなたにとって今、何が1番大切か』ということです。
- 子どもとの時間を増やしたい
- 仕事によるストレスを減らして、家庭を大事にしたい
- 家庭も自分のキャリアも諦めたくない
- お金に困るような生活はしたくない
このように、あなたの今の生活で大切にしたい、優先したいことを考えてみましょう。私の場合は、『お金の心配を少しでも減らしたい』という思いが大きいです。
なので、専業主婦からワーママに戻るという選択をしました。ただ、正社員では、家庭と両立することが難しいと思ったので、最初はパートで働き、そして今はフリーランスという働き方を選んでいます。
少しでもお金を稼ぐことで、余裕ができ専業主婦時代よりも、精神的にも楽に生活を送れています。なので、私にとっては、働くことが正解なのでしょう。
一方、ワーママから仕事を辞め、家事育児に専念している友人もいます。友人は仕事を辞めたことで、イライラすることが減ったと言います。
イライラが解消されたことで、子どもも以前より落ち着いていて、旦那さんも今の生活の方がいいと言っているそうです。お金は工夫すれば、何とか生活できるとも話していました。友人にとっては、ワーママを辞めたことが正解だったようです。
このように、何が正解かは、人によって違います。誰かと比べる必要はありません。あなたにとって何が正解かじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
仕事に疲れたワーママが、気持ちを楽にするための対策
この記事を読んでいる方は、仕事を辞めたくても辞められないワーママがほとんどだと思います。ワーママは自分の時間が取れず、仕事と家事育児の両立に疲れている!
そこで、今よりも気持ちが楽になってもらうために、『ワーママの現状』と、『生活の考え方』や『働き方』をご紹介します。
子育て中の10人に7人がワーママ!
今、日本にワーママがどのくらいいるかご存知ですか?厚生労働省の調査によると、児童がいる世帯において、母親の仕事状況は70%が『仕事あり』。なんと10人中7人がワーママなのです!
私も子供ができて感じましたが、子育ては想像以上にお金がかかる。70%もワーママがいるのも頷けます。ということは、世の中のママさんの大多数がワーママ!
あなたが抱えている悩みは、ほとんどの方が共感できることかもしれません。たまにはワーママ同士、女子会でストレス発散するのもいいですね。
また、うまく生活と仕事を両立しているワーママの考え方を参考にするもの1つの手!次にうまく両立する考え方をご紹介します。
両立の秘訣は『完璧を目指そうとしない』こと
うまく生活と仕事を両立しているワーママが、どのような考え方で生活しているのかご紹介しましょう。両立しているワーママに話を聞くと、みなさん同じようなことをおっしゃいます。
それは『完璧を目指そうとしない』です。「妻として母として、完璧にこなしたい」そう思うことはとても素敵なこと。しかし、その思いが強いと『できなかったこと』があるだけで大きなストレスになります。
毎日掃除しなくても、生きていけますし、料理をせずに出前やお弁当の日があっても簡単に病気になることはありません。
どうしても『やらなければいけないこと』ばかりに目を向けてしまいますが、『今日やらなくても大丈夫なこと』を考えてみましょう。
子育てしながら仕事するのなら、いい意味で『手抜き』が重要!便利な家電や家事代行サービス、自治体のファミリーサポート事業など、あなたを助けてくれるものはたくさんあります。
ワーママの働き方は様々!正社員だけじゃない!
ワーママは必ずしも正社員である必要はありません。お金も大切ですが、家庭も大事にしたい!というのが、ワーママの本音。
もし、正社員としての働き方に限界を感じているのなら、仕事を辞めてしまうのではなく、働き方や職場を変えるという選択肢があってもいいのではないでしょうか。例えば、
- フルタイム勤務から時短勤務に切り替える
- 転職エージェントを活用して、女性が働きやすい会社へ転職
- パートや派遣、契約社員として働く
- 週1、2日はテレワークにする
などあなたの状況や家計に合わせて働き方を考えましょう。働き方を変えるだけで、グッと仕事と家庭の両立がしやすくなったワーママもたくさんいます。
まとめ
当記事では、ワーママが抱える不安を整理し、気持ちがラクになるような『生活の考え方』や『働き方』を解説しました。この記事を読んでくれた方は、少し今の生活に疲れているのではないかと思います。
そんなあなたに伝えたいのは、『もっと肩の力を抜いていいんだよ!』ということです。子育てをしながら、仕事をすることはとても大変。大変だからこそ、完璧なんて求めなくていいのです。
無理なく、楽しく、仕事も家事育児もできる範囲で頑張りましょう。この記事を読んで、少しでも気持ちが軽くなってもらえれば幸いです。