私たちの生活に馴染みが深いレジカウンター。求人も多く、「なんだか簡単そう」と興味がある方も多いでしょう。しかし、「レジ打ち以外にも仕事があるの?」「初心者でもすぐに覚えられる?」など、レジカウンターに関して疑問を感じていませんか?
そこで今回は、
- レジカウンターの仕事内容・働き方・給与は?
- レジカウンターのやりがい・苦労・向いている人の特徴とは?
- 未経験からレジカウンターを目指す方法
についてご紹介します。
レジカウンターに興味がある、転職したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
レジカウンターの仕事内容・働き方・給与は?
そもそもレジカウンターがどのような仕事で、どんな働き方をしているのかご存知ですか?はじめに、レジカウンターの「仕事内容」「働き方」「給与」についてご紹介します。
レジカウンターの仕事内容
レジカウンターの主な仕事内容はお客様が持ってきた商品をレジに通し、精算することです。みなさんも普段の買い物で利用しているのでイメージがつきやすいのではないでしょうか。
しかし、レジカウンターは意外と覚えることが多い仕事です。ポイントカードの割引、クレジットカード、バーコード決済など決済方法だけでもたくさんの種類があります。
また、レジ業務だけでなく他の業務も行うこともあり、レジカウンターは業務の一部であることが多いです。例えば、スーパーでは、品出しや清掃、コンビニでは、宅急便の受付、公共料金の支払いなども行います。
想像以上に覚えることが多いレジカウンターですが、最近のレジは、タッチパネルで操作が簡単なため、慣れてしまえばさほど難しくありません。
レジカウンターの働き方!残業や休日は?
続いてレジカウンターの勤務形態・休日・残業など、働き方についてご紹介します。
勤務形態
レジカウンターは正社員よりも圧倒的にパート、アルバイト、派遣の非正規雇用が多いです。そのため勤務時間は契約内容によってまちまち。1日4時間ほどの短時間勤務や8時間のフルタイム勤務の場合もあります。勤務先を選ぶときは、自分の生活スタイルや家庭の事情などに合わせて選びましょう。
休日
休日は、シフト制のため自分の都合に合わせて休日を希望できます。例えば、小さな子どもを持つ方は、平日のみなど融通を効かせることができる勤務先も多いです。ただし、土日祝など一般企業が休みの時は忙しいので、土日のどちらかは必ず出勤になるなどの条件が課されることもあります。
残業
残業は、お店の混み具合によって、退勤時間ぴったりに上げれない日もあるが、大幅な残業になることは少ない傾向です。しかし、営業終了の時間帯では、レジ内の金額が売上と合わないなどのトラブルがあると解決するまで帰れないこともあります。
レジカウンターの給与・年収は?
レジカウンターの求人をみると、パート、アルバイトの時給は900円から1000円前後。派遣では1000円から1300円ほどの募集が多いです。週5日フルタイムで勤務したと仮定すると、月収は約17万円になります。
正社員では、レジ業務だけでなく、店舗運営も任されることが多いです。店長などの管理職に就くと、収入アップも可能。参考までに、厚生労働省の調査によると小売店販売員の月収は約25万円。年収にすると354.8万円が平均になります。
参考: 職業詳細 厚生労働省
レジカウンターのやりがい・苦労・向いている人の特徴とは?
テキパキとお客様に対応するレジカウンター。一体どんなやりがいや苦労があるのでしょうか?ここからは、レジカウンターの「やりがい」「苦労」「向いている人の特徴」についてご紹介します。
レジカウンターのやりがい
レジカウンターはどのようなやりがいや魅力があるのでしょうか。ここでは、現役レジカウンターの方が感じる仕事のやりがいをご紹介します。
お客様から感謝されることにやりがいを感じる方が多いようです。お客様と直接関わるレジカウンターは、お客様の反応をダイレクトに感じられます。1日で何十人ものお客様を接客して忙しい中、笑顔で「ありがとう」と言われると疲れも吹き飛んでしまいますね。
レジカウンターの苦労
レジカウンターの苦労は、ミスができないプレッシャーを感じることです。スーパーでは、夕方や土日がとても混み合う時間帯。混み合う時間帯は、あっという間に長蛇の列になってしまいます。多くのお客様を待たせていると「テキパキ捌かないといけない」「ちょっとのミスもできない」とプレッシャーを感じることも。
実際、レジカウンターの方に、仕事で嫌だなと感じる時を聞くと
「長く待たせるとお客様がイライラして面と向かって文句を言われたりする」
「お客様が多い時間は、お釣りのミスをしないか心配」
「いつもレジにいるので、クレームを言われやすい」
などの声をよく聞きます。レジカウンターでは、お金を扱うためミスができない責任や、テキパキ動かないとお客様を怒らせるかもしれないプレッシャーが辛いと感じるところです。
レジカウンターに向いている特徴
レジカウンターに向いている特徴は、ズバリ「要領よくテキパキと動ける人」です。レジカウンターは、次々とお客様の対応をこなさないといけません。商品をレジに通す順番、レジを通した商品を素早くカゴや袋に入れるなど小さな行動1つ1つに要領の良さが求められます。
したがって、無駄な作業をはぶき、効率よく行動するにはどうすれば良いか考えられる方に向いているお仕事です。
未経験からレジカウンターを目指す方法
ここからは未経験からレジカウンターを目指すために「必要な資格・役立つスキル」「自己PRポイント」「面接でよく質問される内容」を解説します。ぜひ転職を検討中の方は参考にしてみてくださいね。
レジカウンターに必要な資格・役立つスキル
レジカウンターになるには、必要な資格は特にありません。仕事をする際に役に立つ資格を以下にまとめてみました。
あると役立つスキル |
|
計算力 |
お釣りに間違いがないかなどに気がつく |
コミュニケーション力 |
どのようなお客様にもにこやたな接客ができる |
最近のレジは自動でお釣りが出てくるレジが多いので、計算が必要ではありません。しかし、例えば会計後に「あ、五円あった」など追加で小銭を出すお客様もいらっしゃいます。その場合に臨機応変に対応できる計算力があるとより望ましいです。また、コミュニケーション力は接客販売業の基本!いつも笑顔で接客することを心がけましょう。
レジカウンターになるための自己PRポイント
レジカウンターになるために志望動機などでアピールしたい自己PRポイントはこちらです。
- コミュニケーション力
- 元気、体力
- 働く意欲
レジカウンターは、難しいことができる能力を求めていません。何よりも「お客様に喜んでもらえる接客ができるかどうか」「元気や体力があり、たくさん働けるか」が採用担当者にとって重要なポイントです。またレジ以外の接客経験も歓迎されますので、接客経験がある方は、積極的にアピールしましょう。
レジカウンターの面接でよく質問される内容
レジカウンターの面接は、「週何回働けるか」「品出しなど他の業務でも可能か」などの働き方に関する質問が多いです。特に難しい質問ではないので、誠実に答えると良いでしょう。
レジカウンターは、身だしなみや、受け答えの印象の良さも面接で重視しています。清潔感のある服装、髪型、明るい表情などを意識してハキハキと質問に答えることが、面接突破のカギです。
まとめ
当記事では、レジカウンターの「仕事内容」「やりがい」「未経験から目指す方法」などについて解説しました。レジカウンターは未経験でも始めやすく求人も多い仕事です。仕事を一通り覚えてしまえば、すぐに慣れることができるので、未経験の方やブランクがある方も安心。興味がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。