「個人営業を目指したいけど、休日出勤が多いって本当?」「飛び込み営業はある?」など、個人営業がどんな仕事かわからず転職を躊躇してしまうという方はいらっしゃいませんか?
当記事では個人営業の仕事内容や働き方から転職の仕方まで、詳しく解説していきます。ぜひ最後までお読みいただき、転職活動に後悔がないようにしてください。
個人営業の仕事内容・働き方・給与は?
個人営業ではどんな仕事をするのでしょうか?また、働き方や給与はどんなものでしょうか?
1つずつ具体的に見ていきましょう。
個人営業の仕事内容
個人営業の仕事は、個人のお客様に商品を提案して購入してもらうことです。
法人営業との違いは、お客様が個人か法人かということ。個人営業は法人営業と比較すると、営業本人の人柄や営業力の影響が大きく、1件当たりの契約にかかる時間が短いのが特徴です。
商品について詳しくなり、他社商品との違いをしっかりアピールできるようになれば、より多くのお客様から契約を獲れる個人営業になれます。
個人営業の働き方!休日や残業は?
個人営業は基本的には平日の日中に仕事をすることが多くなります。ただし、個人のお客様が相手になるので、お客様の時間の都合がつきやすい土日や夜間に対応が必要になることも。
また、個人営業が残業することはそれほど多くありませんが、ノルマの達成が厳しい時期には残業でカバーすることも十分にあり得ます。
個人営業の給与は?
個人営業の平均年収は424万円です。20代と30代の平均年収を比較すると、30代で142万円アップしており、他の職種と比較して年収アップの幅が大きいことがわかります。
個人営業の給与では成果報酬型が取られることが多く、インセンティブをもらえるほど給与が高くなるケースが多いことがその理由のひとつです。成果報酬型の場合、経験を積んで営業力が上がっていくに連れて、給与もどんどんアップしていくことになります。
また、法人営業と比較すると、20代のうちは法人営業の方が稼げていますが、30代になるとわずかに個人営業の方が平均年収が高い傾向があるようです。
職種名 | 平均年収 | 20代平均年収 | 30代平均年収 |
個人営業 | 424万円 | 397万円 | 539万円 |
参考:職種別平均年収ランキング|求人・転職エージェントはマイナビエージェント (mynavi-agent.jp)
個人営業の1日の流れ・やりがいと苦労とは?
個人営業の1日の流れややりがい、苦労はどんなものでしょうか?詳しく見ていきましょう。
個人営業の1日の流れ
個人営業について、あるケーブルテレビ代理店での1日の流れを見てみましょう。
9:00 | 朝礼 |
9:30 | 営業エリアへ移動 |
10:00 | 営業開始 |
12:00 | ランチ |
13:00 | 工事立ち合い |
17:30 | 夕礼・退社 |
朝は会社に出社し、朝礼に参加します。その後、夕方に帰社するまでは営業エリアに外出して、1軒1軒訪問してお客様とやりとりし、契約を獲得していきます。また、契約後に工事の立ち合いをするなど、営業後のフォローも対応範囲です。営業エリア回りが終わったら帰社し、夕礼に参加して終業です。
個人営業のやりがいは「感謝の声を直接聞けること」
個人営業のやりがいは、お客様から直接感謝の声を聞けることです。
「あなただから買った」と言ってもらえるなど、モチベーションアップに繋がることもあります。個人営業では、お客様に商品を気に入ってもらえることも重要ですが、同時に個人営業本人の人柄を気に入ってもらうことも重要です。
また、法人営業と比較すると契約までのスパンが短いので、短期間でたくさんの商品を売ることもでき、その分お客様から感謝の声を聞く機会も多くなります。
個人営業の苦労は「たくさん断られること」
個人営業ではテレアポや飛び込み営業をすることもあり、お客様から話を聞いてもらえなかったり丁寧に対応してもらえなかったりすることも多いです。連続して断られてしまうこともあり、1件1件のお断りを重く受け止めてしまうと精神的に参ってしまうことも。
そのため、個人営業は初めて話す人にも物おじせず、どんどんチャレンジして行ける人に向いている職業と言えます。
未経験から個人営業になるための方法
未経験から個人営業になるにはどうしたらよいでしょうか?
転職方法について詳しく見ていきましょう。
個人営業の資格取得・勉強方法
個人営業になるのに特別な資格は必要ありません。ただし、個人営業として成果を出すためには
- コミュニケーション能力
- 接客経験
- 礼儀正しさ、マナー
などを持っていることが望ましいです。
早期に成果を出すためにはお客様から信頼を得る必要があるため、接客経験を活かすことができます。また、礼儀正しくお客様の話を聞くことができれば、お客様に気に入ってもらえることが増え、どんどん契約を獲得していくことが可能です。
個人営業へ転職するための志望動機・自己PR
個人営業に転職するためには、
- 取り扱い商材への深い理解
- これまでの経験から個人営業に活かせるスキル
を志望動機でしっかりアピールすることが大切です。
例えば、これまでの業務でチームをまとめた経験があれば、その経験と一緒にコミュニケーション能力をアピールすることができます。経験に根差したスキルをアピールすれば、採用担当にも納得感を持ってもらいやすいものです。
さらに、取り扱い商材については事前にしっかり把握しておき、魅力を感じていること、他社製品との違いを理解していることもアピールしておきましょう。
また、個人営業に必要なスキルは採用面接に必要なスキルと似ています。面接が苦手な場合は、転職エージェントの助けを借りて面接練習をしっかりしておくようにしましょう。
個人営業の求人の探し方
個人営業の求人の探し方は3つ。具体的には
- 企業の公式HPで求人を探す
- 転職サイトで求人を探す
- 転職エージェントに登録して求人を紹介してもらう
の3種類です。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
企業の公式HPで求人を探す
入りたい会社が決まっている場合は、会社の公式HPで求人を探してみましょう。
「個人営業」という名前では募集がない可能性があるので、「営業」で検索して内容を見極めるのがおすすめです。
転職サイトで求人を探す
入りたい会社がまだ決まっていない場合は、まずは転職サイトで「営業」と検索してみましょう。「個人営業」と「法人営業」のどちらもヒットしてしまうので、内容を見て個人営業か法人営業か判断してください。
転職エージェントに登録して求人を紹介してもらう
企業の公式HPにも転職サイトにも入りたい企業の求人が見つからない場合、転職エージェントが非公開求人を持っている可能性があります。転職エージェントに登録して求人を紹介してもらいましょう。
転職エージェントへの登録はコストがかからないので、1つのエージェントだけでなく複数のエージェントに登録しておくのがおすすめです。
まとめ
個人営業の仕事内容や転職方法について解説してきました。
個人営業は、営業本人の人柄や営業スキル次第でどんどん売上を伸ばしていけるところにやりがいがあります。契約までのスパンが短いことから感謝の声を聞く機会も多いですが、それ以上にお断りをされることも多く精神的にタフなことが必要です。
個人営業が気になった方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。良い転職活動ができることをお祈りしております!