「私って事務に向いてない」「事務つまらないし辞めたい」など事務職を辞めようか迷っていませんか?デスクワークで、土日休み。人から羨ましがられる条件で働けるのはわかっているけれど、事務職を辞めたいと感じている方はたくさんいます。
そこで、事務職を辞めたいと悩んでいる方に向けて、事務に向いているかチェックできる『向いている人の特徴』と『向いていない人の特徴』をご紹介します。
また、事務に向いてないと悩んでいる方の中には、「せっかく事務の仕事につけたし、頑張りたい」と思っている方もいるでしょう。
最後に、『事務の苦手を克服するコツ』も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
事務を辞めたい体験談「だから私は事務に向いてない」

「事務を辞めたい」「事務に向いていない」と感じる理由は人それぞれ。ここでは、3人の「事務に向いていない体験談」をご紹介しながら、事務を辞めたいと思う理由について解説します。
事務を辞めるべきか判断するには、『辞めたい理由』や『向いていないところ』を把握することが必要不可欠。読みながら、あなたが事務に対してどのように感じているか明確にしてみてください。
何のために事務を頑張っているかわからない
【メーカー事務・31歳女性】
「どうして私は今の事務の仕事をしてるんだろう?」毎日悩んでいます。そもそもの間違いが妥協して今の会社で事務職として働き出したことなんですよね。入社当初から「自分にはこの会社の仕事は合わないな」とは薄々感じてたんです。だって、職場の先輩社員をみてると「あー私もこんなつまらなそうな女性になるのか」って感じで自分の将来を見た気がしたんです。どうしてかって?キラキラした女性が少ないんですよウチの職場って。毎日同じ仕事を繰り返して帰るだけ。何のために事務をしているのかわかりません。
この方は、単調な毎日に不満を持っているようです。事務の仕事は、決まった仕事を淡々と続けることが多く、刺激のない毎日に嫌気が差す方が多いです。
『毎日同じことの繰り返しで刺激がない』のは、事務を辞めたいと感じる理由の1つです。
誰も仕事を教えてくれない!人間関係が辛い
【建築会社事務・26歳女性】
入社半年ですが、もう辞めたくて仕方ありません。今までは接客業しかしたことがなく、長く働けそうな事務に憧れて転職したまでは良かったんです。でも慣れないPC作業でわからないことも多く、先輩に聞きたいけれど、先輩がすごく怖いんです。みんな忙しいので、私に構っていられないのはわかります。でも質問しても嫌な顔をされたり、「またわからないの?」と嫌味を言われることもしばしば。「嫌われているんだろうな」と思うと居心地が悪く、辞めたいと思ってしまいます。事務は女性が多く、女の世界なのはイメージしていましたが、想像以上に人間関係が辛いです。
人間関係のお悩みは、事務職に限らずよく聞きますよね。特に事務は女性が多く人間関係がこじれることも多いです。
この方の場合、PC作業が苦手ということもあり、余計に先輩に嫌な顔をされるのが辛く感じています。先輩に質問しづらい環境では居心地が悪く、毎日長い時間一緒に働くのは辞めたくなっても無理はありません。
誰かと会話したい!人に感謝される仕事がしたい
【食品会社事務・41歳女性】
最近転職して事務職として働き始めました。以前はアパレルで接客業。店長までしましたが、立ち仕事に限界を感じ事務に転職。よくある理由ですよね。事務の仕事を始めてから毎日が憂鬱。まず、人と会話しない環境が辛いです。無言でパソコン入力をし続ける作業が私には向いていません。アパレル時代はお客様を笑顔にして感謝されることにやりがいを感じていたので、成果がわからない。誰にも感謝されない事務の仕事に向いていないと痛感しています。やりがいも感じられず、「アパレルに戻りたいな」と後悔の毎日です。
事務の仕事は、成果が分かりづらい職種です。これも事務をつまらないと感じる理由の1つ。営業や接客業は売上が数字として反映されるので、成果が分かりやすい。
一方事務は、伝票をパソコンに入力したところで自分の成果というわけではありません。成果が分かりにくいので、目標も立てづらく、何かを達成する充実感を味わうのは難しいでしょう。
また、事務はお客様と接することのない、裏方の仕事です。この方のように「人に感謝されたい」と思う方は、物足りず、辞めたいと感じることもあります。
「事務を辞めたい」本当に向いてないか適正チェック

「事務を辞めたい」「事務に向いていない」と思う理由を把握したところで、自分が事務に本当に向いていないのかが気になりませんか?
この章では『向いている人の特徴』と『向いていない人の特徴』をまとめたので、どちらに当てはまるかチェックしましょう。また、事務からの転職でおすすめの業種もご紹介。ぜひ参考にしてください。
事務が向いている人の特徴
事務に向いている人の特徴はこちらです。
- 人のサポートが好き
- 地道な作業が苦にならない
- 丁寧な仕事ができる
上記の項目に当てはまる方は事務に向いています。事務は、正確性が求められる仕事。コツコツと地道な作業が苦にならない、ミスなく丁寧な仕事ができることは事務をする上で重宝されます。
また、事務は営業など他の社員のサポートを通じて会社に貢献する職種です。そのため、裏方として人の役に立った時に喜びを感じられる人が向いています。
「運動部のマネージャー気質の人」というとイメージしやすいでしょう。
事務が向いていない人の特徴
一方、事務が向いていない人の特徴は以下になります。
- 面倒くさがりな人
- 短気でイライラしやすい
- 数字に弱い
これらに当てはまる場合は、事務に向いていないといえるでしょう。事務は正確な仕事が求められるので、何度も確認作業をしなければいけません。
また、ミスがあれば最初から入力し直しということもよくあります。『面倒くさがり』や『短気でイライラしやすい』方は、このような作業をすることが苦痛に感じるでしょう。
その他、事務は、売上伝票の入力や経費精算など数字を扱うことが多いです。そして、お金絡みの数字は特に、一桁でも間違うことは許されません。
数字が苦手な方はプレッシャーを感じると思います。そのため、数字に弱いことは、事務に向いていない特徴の1つです。
無理に仕事を続ける必要はない
事務が向いていない、辞めたいと感じているなら、無理に仕事を続ける必要はありません。
「せっかく事務の仕事についたのにもったいない」と周りからいわれると、辞めてはいけない気がして、我慢してしまう方がいます。しかし、もったいないと感じるかどうかは、あなた次第。
あなたにとって事務の仕事が辛いなら、他の向いている仕事を探せば良いのです。最後に事務職からの転職でおすすめな職種はこちらです。
- 営業
- 接客、販売
- webデザイナー、エンジニアなどweb系の仕事
それぞれ詳しく解説します。
『営業』や『接客、販売』
『営業』や『接客、販売』は事務職の対極といえるような仕事です。事務が向いていないと転職を考える方に人気の業種。人と話すことが好き、仕事に達成感や充実感を求める方におすすめです。



webデザイナー、エンジニアなどweb系の仕事
事務職から転職がしたくても、営業のような仕事は向いていないと考える方もいるでしょう。その場合『webデザイナー、エンジニア』などのweb系の職種を選択肢に入れることをオススメします。
理由は、未経験でもそこから勉強して、ある程度のスキルを身につければ採用される可能性があるからです。また、web業界は人手不足で、高レベルなスキルがなくても採用されやすいこともあります。
web業界に興味がある方や、PC作業が好きな方は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
事務は向いてないけど、頑張りたい!事務の仕事を克服するコツ

「せっかく事務の仕事に就いたから辞めたくない」と数字が苦手で向いていないと感じながらも、毎日頑張っている友人がいます。
この記事を読んでいる方は、私の友人と同じような状況の方も多いのではないでしょうか。そこで最後に、事務は向いてないけど頑張りたい方に向けて、『苦手な事務の仕事を克服するコツ』をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
苦手意識を改善する
まずは、苦手意識を改善することから始めましょう。苦手意識を持っていると「数字に弱いから」「PC作業が苦手だから」と苦手なことを言い訳にして、克服することから逃げがちになります。
実は、『苦手だと思っていることは、その時点での練習量が足りないだけ』なのです。何もできない赤ちゃんが何度も転んだりしながら、歩いたり、走ることができるように、苦手なことを、失敗しながらでも繰り返して練習すれば、やがてできるようになります。
ですから、苦手意識というネガティブな感情から、「練習すれば良いだけ!」とポジティブに捉えることが重要です。
自分のタスクを見える化して優先順位をつける
事務の仕事を克服するためにおすすめな方法は、『自分のタスクを見える化して優先順位をつけること』です。あなたは「あれもしないと、これもしないと」と一杯一杯になっていませんか?
事務が向いていないと悩む方は、仕事をテキパキこなしたいと焦る傾向にあります。そのためマルチタスクをこなそうとして、結果どれも中途半端になってしまうこともあるでしょう。
そこで、自分のタスクを付箋に書き込んで、優先順位が高い順番に並べてください。そして、そのタスクを1つずつ終わらせましょう。
そうすることで、確実に仕事を進めることができます。終わっている仕事と、残っている仕事が一目でわかるので、キャパオーバーになりにくいメリットも。一杯一杯になっている方は一度試してみてください。
質より量をこなして自分のマニュアルを作る
先ほど、苦手を克服するには練習量が必要だと説明しました。慎重にやりすぎて、こなす仕事量が少ないと、なかなか上達しません。
ですから、事務の仕事を克服するためには、どんどん仕事をこなすことを意識しましょう。「いや、それだとミスが心配」と思う方もいると思います。
大事なのは、ただ量をこなすことではなく、最後の確認作業!一通り作業が終わったら、必ずタイプミスがないか、入力漏れがないかなど確認しましょう。
そして、ミスを見つけたり、指摘されたときはメモをしてください。メモをしていくと、あなたのミスをしやすい箇所や癖がわかります。それをリストにして、自分のチェックマニュアルを作っていくと良いでしょう。
マニュアルを作ると、忘れたり不安になった時に確認できるので安心です。また、ミスのしやすい箇所に気をつけることで、ミスが減り徐々に仕事が得意になっていくでしょう。
まとめ
当記事では、事務の仕事が向いていない、辞めたいと悩んでいる方に向けて、『向いている人の特徴』と『向いていない人の特徴』をご紹介しました。簡単にまとめると
- 事務に向いている人は『人のサポートが好き』『地道な作業が苦にならない』『丁寧な仕事ができる』
- 向いていない人は『面倒くさがり』『短気でイライラしやすい』『数字に弱い』
- 無理に嫌な仕事をし続ける必要はない
- 苦手を克服するには、練習量が必要
ということ。あなたにとって、この記事が参考になれば幸いです。