事務企画とは?仕事内容・やりがい・未経験からなる方法を徹底解説

「事務企画を目指したいけど、企画を考えるのは大変?」「プレゼン力がないと難しい?」など、事務企画がどんな仕事かわからず転職を躊躇してしまうという方はいらっしゃいませんか?

当記事では事務企画の仕事内容や働き方、転職の仕方まで、詳しく解説していきます。ぜひ最後までお読みいただき、転職活動に後悔がないようにしてください。

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事務企画の仕事内容・働き方・給与は?

事務企画の仕事内容・働き方・給与は?

事務企画ではどんな仕事をするのでしょうか?また、働き方や給与はどんなものでしょうか?1つずつ具体的に見ていきましょう。

事務企画の仕事内容

事務企画とは、事務職と企画職の総称です。それぞれ大まかに説明すると、

  • 事務職:電話対応やデータ入力などデスクワーク中心。一般事務のほかに営業事務、貿易事務、医療事務などがある
  • 企画職:販売企画、商品企画、経営企画など、それぞれに対して企画を考えることが仕事。独創的なアイディアや視点が必要

という特徴があります。また、「事務職」「企画職」がある会社は多いですが、「事務企画」という職がある会社はそれほど多くありません。

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事務企画の働き方!休日や残業は?

事務企画職はデスクワークが中心です。事務職では繁忙期が決まっていることも多く、自分のペースで安定して働けることが多くなっています。

また、企画職ではプロジェクト単位で動くことが多いです。そのため、プロジェクトのフェーズによって残業が多くなる時期、休日出勤が発生する時期も出てきます。

事務企画の給与は?

事務企画職の給与について調べるため、事務職と企画職からいくつか職種をピックアップして年収をチェックしてみました。

事務職では医療事務が平均310万円、営業事務・一般事務で平均347万円企画職では、営業企画で平均490万円、経営企画で522万円でした。両者を比較すると、企画職の方が平均年収が高く、いずれも20代より30代の方が年収が高い傾向が見受けられます。

また、20代から30代への年収の上がり幅は経営企画が最も大きく、177万円アップとなっていました。高い給与水準を目指したい方には、経営企画職がおすすめです。

職種名平均年収20代平均年収30代平均年収
医療事務(スタッフ・管理職)310万円290万円364万円
営業事務・一般事務347万円329万円430万円
営業企画・営業推進490万円451万円544万円
経営企画522万円437万円614万円

参考:職種別平均年収ランキング|求人・転職エージェントはマイナビエージェント (mynavi-agent.jp)

事務企画の1日の流れ・やりがいと苦労とは?

事務企画の1日の流れ・やりがいと苦労とは?

事務企画の1日の流れややりがい、苦労はどんなものでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

事務企画の1日の流れ

ある人材開発業務において、企画推進職での1日の流れを見てみましょう。

9:00メールチェック
9:30書類選考
10:00企画書の作成
12:00ランチ
13:00人材紹介会社と打合せ、大学訪問
16:00メールチェック
16:30企画会議
17:00企画書の修正
19:00翌日の打合せ準備
20:00退社

朝に出社してまずはメールチェックを行います。その後、書類選考や人材紹介会社、大学との打ち合わせを行いつつ、企画会議に向けて企画書を作成。

夕方の企画会議を経て企画の修正を行うため残業し、翌日の準備を終えたら帰宅です。

事務企画のやりがいは「会社の根幹を支える業務に携われること」

事務企画のやりがいは、会社の根幹を支える重要な業務に携われることにあります。

マーケティングや膨大な調査の結果をもとに、会社の重要な戦略に関わる提案、実行をすることも多く、責任は重大です。また、良いアイディアを出すには日々のインプットも重要になるので、毎日の勉強も継続しなければなりません。

事務企画では責任の重さ、勉強の大変さがある分、やりがいも大きいと言えます。

事務企画の苦労は「企画がなかなか通らないこと」

事務企画の苦労はなかなか企画が通らないことにあります。

しっかりとマーケティングを行ってじっくり練った企画でも、社内で決裁が通らないことはよくあること。会社の方針と沿っていない場合には、なかなかプラスの評価は貰えないものです。

事務企画では、企画が通らないことで焦る気持ちも出てしまいますが、根気強く新しい企画を出していくことが大切です。

未経験から事務企画になるための方法

未経験から事務企画になるための方法

未経験から事務企画になるにはどうしたらよいでしょうか?

転職方法について詳しく見ていきましょう。

事務企画の資格取得・勉強方法

事務企画に転職する場合、持っていると将来役に立つ資格があります。具体的には、

  • ビジネスキャリア検定
  • 商品プランナー
  • 販路コーディネーター

などです。ビジネスキャリア検定は企画マーケティングの知識、商品プランナーは商品を企画する・広める・改善するための知識。そして、販路コーディネーターはマーケティングの理論と実践についての知識を得ることができます。

ただし、転職の時点では必ず必要というわけではないので、余力があれば挑戦するくらいで大丈夫です。

事務企画への転職方法

事務企画への転職方法として、まずは自分でやりたい仕事が「事務職」と「企画職」のどちらの要素が強いのか考えましょう。「事務企画」という名前ではなかなか求人がヒットしないので、具体的に求人を探す前にどんな仕事をしたいか考えて、特定しておくことが大切になります。

やりたい仕事を考えた結果、事務職の要素が強かった場合は、場合によっては派遣社員として働くことも検討してください。なぜなら、現在事務職の多くは派遣社員や契約社員で対応している会社も多いからです。

また、やりたい仕事に企画職の要素が強い場合は、まずは別の職種で会社に入ることも検討してください。なぜなら、企画職には花形のイメージもあり人気職種のため、未経験からいきなり転職するのはハードルが高い可能性があります。

そのため、その時に出ている求人の中で、自分の経歴で入りやすい他の職種で入社後、人事異動で企画職への転向を狙うことも視野に入れておくのがおすすめです。

事務企画の求人の探し方

事務企画の求人の探し方は3種類。具体的には、

  • 企業の公式HPから求人を探す
  • 転職サイトで求人を検索する
  • 転職エージェントに求人を紹介してもらう

の3つです。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

企業の公式HPから求人を探す

入りたい企業が決まっている場合は、企業の公式HPから求人をチェックしましょう。もし事務企画の求人が出ていない場合でも一度別職種で入社し、社内異動を狙う案もあります。自分の経歴で入社しやすい職種を選んでチャレンジしてみるのがおすすめです。

転職サイトで求人を検索する

入りたい企業が決まっていない場合は転職サイトで求人を検索するのがおすすめです。検索する時は、やりたい仕事に応じて「事務」「企画」のいずれかで検索しましょう。「事務企画」ではほとんど求人が見つからないので要注意です。

転職エージェントに求人を紹介してもらう

転職サイトを見てもどの企業を選んでよいかわからない場合は、転職エージェントに登録して求人選びを手伝ってもらいましょう。「事務」も「企画」もいろいろな仕事があるので、これまでの経歴やスキルを活かせる仕事を一緒に見つけてもらうことができます。

まとめ

事務企画の仕事内容や転職方法について解説してきました。

事務企画に転職するためには「事務職」か「企画職」のいずれの仕事をやりたいか、よく考えて求人を探すのが大切です。事務職の場合は派遣社員で働くことを、企画職の場合は一度別職種で入社することを視野に検討を行ってください。

どちらの仕事も求人は多いものの人気も高い職種です。しっかり準備を行って転職活動を進めてみてください。良い転職活動となることをお祈りしております!

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