「派遣コーディネーターを目指したいけど、担当スタッフのケアは大変?」「休日出勤が多いって本当?」など、派遣コーディネーターがどんな仕事かわからず転職を躊躇してしまうという方はいらっしゃいませんか?
当記事では派遣コーディネーターの仕事内容や働き方、転職の仕方まで、詳しく解説していきます。ぜひ最後までお読みいただき、転職活動に後悔がないようにしてください。
派遣コーディネーターの仕事内容・働き方・給与は?
派遣コーディネーターではどんな仕事をするのでしょうか?また、働き方や給与はどんなものでしょうか?1つずつ具体的に見ていきましょう。
派遣コーディネーターの仕事内容
派遣コーディネーターは、求職者と企業の橋渡しをする仕事です。
具体的には、
- 求職者の面接
- 求職者のスタッフ登録
- 受注した案件に必要な人材のピックアップ
- 派遣したスタッフのフォロー
などがメインの業務になっています。
スタッフと企業の募集する求人の条件が完全にマッチすることはほぼないため、必ず両者の間で調整が必要です。スタッフと企業の双方に妥協してもらうポイントが出てくるので、日頃から双方と良い関係性を築き、それぞれの譲れない条件をしっかり把握しておくことが重要になります。
派遣コーディネーターの働き方!休日や残業は?
派遣コーディネーターは、休日や時間外に突発的対応が発生することも多い仕事。
担当スタッフの欠勤やクレーム対応は毎日発生する可能性があり、イレギュラーな対応が求められる毎日です。また、明日の仕事に派遣するスタッフが欠勤することになり、代わりを見つけるまで帰れないというケースも。
派遣コーディネーターは自分の都合で働き方を調整するのが難しく、ワークライフバランスを取りにくい職業です。
派遣コーディネーターの給与は?
派遣コーディネーターの年収は平均296万円で、月収換算すると約21万円です。中には成果報酬型で実績に応じてインセンティブを支給する会社もあり、がんばった分だけ給与アップを見込める職業でもあります。
ただし、営業系の職種という分類で見ると、それほど給与水準が高い方ではありません。
参考:派遣コーディネーターの平均年収・月収2014~2015|はたらいく (hatalike.jp)
派遣コーディネーターの1日の流れ・やりがいと苦労とは?
派遣コーディネーターの1日の流れややりがい、苦労はどんなものでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
派遣コーディネーターの1日の流れ
ある派遣コーディネーターの1日の流れを見てみましょう。
9:00 | メールチェック |
9:30 | 電話で登録者に仕事の紹介 |
10:30 | 社内ミーティング |
11:00 | スタッフ登録面談 |
12:00 | ランチ |
13:00 | 先輩に相談 |
14:30 | 電話で登録者に仕事の紹介 |
17:30 | 営業と打合せ |
20:00 | 帰宅 |
会社に出社後、まずはメールチェックを行います。社内ミーティングや先輩への相談の時間を取りつつ、社内のデータベースを使って求人に適した登録者を探し、電話で紹介するのがメインの仕事です。また、新規に登録者を増やすために行うスタッフの登録面談では、スタッフの希望条件やスキルをヒアリングします。
派遣コーディネーターは1日の業務量が多いケースもあるため、比較的残業を行うことも多い傾向にあります。
派遣コーディネーターのやりがいは「スタッフと企業の双方から感謝されること」
派遣コーディネーターのやりがいは、自分の紹介したスタッフと企業がうまくマッチングして、双方から感謝されることです。
求めるレベルが高くマッチングが難しい案件に派遣したスタッフから「この仕事が合っていると思う」と言ってもらえると、苦労した甲斐があったと感じることができます。また、派遣先の企業から「派遣されてきた方のお陰で業績が伸びた」と言ってもらえることも。
双方から喜んでもらえることで、派遣コーディネーターはやりがいを感じることができるのです。
派遣コーディネーターの苦労は「担当スタッフのケアが大変」
派遣コーディネーターの苦労は担当スタッフのケアが大変なことにあります。
担当するスタッフは1人ではないので、当日欠勤してしまうスタッフは毎日誰かしら出てきます。その対応として、企業への謝罪や代替要員の派遣などを行わなければなりません。
また、夜中に稼働する工場もあるので対応が深夜になることもあり、慢性的に寝不足になってしまうことも。さらに、スタッフからも日々クレームが届くため、派遣コーディネーターは日常的にストレスの大きい仕事と言えます。
未経験から派遣コーディネーターになるための方法
未経験から派遣コーディネーターになるにはどうしたらよいでしょうか?
転職方法について詳しく見ていきましょう。
派遣コーディネーターの資格取得・勉強方法
派遣コーディネーターになるのに特別な資格は必要ありません。ただし、入社後に必要になる知識をあらかじめ勉強しておくことは有効です。具体的には
- 労働者派遣法
- 労働基準法
- 社会保険、税金などの法律知識
などです。
まず、労働者派遣法の基礎知識を持っていないとスタッフを派遣する際に法律に違反してしまうリスクを抱えてしまいます。また、スタッフの労働者としての権利を保障するために労働基準法、社会保険や年末調整の手続きを説明するために法律の知識も必要です。
派遣コーディネーターへ転職するための心構え
派遣コーディネーターはやりがいのある仕事ですが、同時に苦労することが多い職業です。そのため、
- ストレス耐性
- 傾聴力
- 粘り強さ
がしっかり身についていることを求められます。
例えば、毎日のように企業やスタッフからクレームが入っても耐えられること、クレームの中から課題を抽出して解決に結びつけられることが重要です。また、クレームがあった場合には一度会話しただけで問題が解決しないこともあるので、粘り強く会話することも求められます。
派遣コーディネーターの面接では、大変なことがあっても投げ出さずに取り組み続けられることをしっかりアピールするようにしましょう。
派遣コーディネーターへ転職するための志望動機・自己PRの書き方
派遣コーディネーターへの転職では、志望動機や自己PRで
- 忍耐力
- コミュニケーション能力
をアピールしましょう。
具体的には、その能力を持っていることが説明できるエピソードを添えた自己PRを考えてください。例えば、アルバイトでの接客経験や、部活・サークルでチームをまとめた経験を提示しつつコミュニケーション能力があると説明すると、採用担当には響きやすいです。
また、志望動機で「雇用企画を増やしたい」「人と関わりたい」というような抽象的な気持ちを挙げるのは避けましょう。抽象的にしてしまうとなぜそう思っているのか根拠を説明するのが難しいため、志望動機はなるべく具体的なものにするのがおすすめです。
まとめ
派遣コーディネーターは企業と登録スタッフの両方から感謝されることもあれば、クレームを受けることもある仕事です。日々たくさんの人と話すことになるのでストレス耐性の高い人に向いていると言えます。
苦労することも多いですが、人と人を繋ぐことにやりがいを感じられる人には、派遣コーディネーターはとてもやりがいのある仕事です。もし興味がある場合は派遣コーディネーターへの転職もぜひ検討してみてください。良い転職活動になることをお祈りしております!