「仕事が暇すぎる。このまま、働いて何になるんだろう」この記事を読んでいるあなたは、毎日このように感じているのではないでしょうか。
まず私は、『仕事 暇 辞めたい』とネットで検索したあなたに感心しています。なぜなら「仕事は暇だし、ダラダラして給料がもらえてラッキー!」と考える人は多くいます。
しかしあなたは、そうではありません。この今の状況を、どうにかしたいと行動している!えらい!ズバリあなたは仕事に『やりがい』を求めているのではありませんか?
この記事ではあなたのために、『仕事が暇になる原因』をケース別に整理し、それぞれのケースの解決法をご紹介します。また『仕事のやりがいを作るための方法』についても解説しますのでぜひ最後までご覧ください。
【ケース別】仕事が暇になる原因
少し入社当時を思い出してみてください。あなたは入社当時から「やるべき仕事がない。暇だ」と感じていましたか?それとも、いつしか「仕事を自分には振られない」と仕事が暇に感じるようになったのでしょうか。
仕事が暇に感じる原因には『労働者側に原因があるケース』『会社組織、上司側に原因があるケース』『そもそも仕事自体が少ないケース』に分けることができます。ここでは、それぞれのケースについて詳しくみていきましょう。
労働者側の仕事の取り組み方に原因があるケース
まず、あなたの仕事の取り組み方について考えてみてください。
- 自分から仕事をもらわない指示待ち人間
- 上司、同僚とのコミュニケーションが不足
- スキル不足やスキルを磨くための努力を怠っている
上に挙げた項目に当てはまる人は、あなたの仕事の取り組み方が原因で『仕事を任されなくなった』可能性があります。それぞれについて、もう少し詳しく解説しましょう。
自分から仕事をもらわない指示待ち人間
仕事を振りたくなる人ってどのような人でしょうか?やはり、積極的に仕事に取り組んでくれる人に、仕事を振りたくなるものです。
上司も人間なので、どれだけ熱心に仕事をしてくれるかをみて、仕事を割り振ります。仕事をもらえないと悩んでいるのであれば、指示を待つだけのような、受け身の姿勢ではいけません。自ら、仕事をもらいに行く積極的な姿勢を見せましょう。
上司、同僚とのコミュニケーションが不足
あなたは周りの上司や同僚に壁を作っていませんか?周りとのコミュニケーションが不足している場合も仕事を任せられない原因の1つです。
コミュニケーションが不足していると、「気軽に話しにくい」「どのような人か分からない」と上司や同僚はあなたのことを思っているかも。
上司や同僚が「この仕事を頼みたいな」とお願いしたくても、「でも、頼みにくいから、やめておこう」となっているかもしれません。
スキル不足やスキルを磨くための努力を怠っている
普段からミスが多かったり、「私は仕事できないんですよ」とできないアピールをしていませんか?仕事において、ミスは誰にでもあるでしょう。
しかし、ミスを過剰に繰り返してしまうと、時に信用を失ってしまう場合もあります。例えば、「いつも同じミスを繰り返すのに、改善する努力をしていない」「ミスを誰かのせいにして反省していない」など、身に覚えはありませんか?
このようにミスを受け止めず、改善できない場合は、上司からの信用をなくし、仕事をもらえない状況を作ってしまいます。「自分もやっているかも」と思う方は今すぐ考え方を改めましょう。
会社組織、上司側に原因があるケース
仕事を任される機会が少ないのは、組織や上司に問題がある場合もあります。例えば、以下の2つに当てはまりませんか?
①入社時にまともな研修や教育が行われていない場合
このような組織では、新人は仕事を覚えることができません。そうなってしまうと、会社に来ても何もすることがない状況が生まれてしまうでしょう。
②上司の仕事の振り方に問題がある場合
特定の人に仕事が多く割り振られて、多くの人が暇になっているなど、上司の管理に問題があるケースもあります。
企業の体質や、上司の能力に原因がある場合、改善を求めることはリスクが大きいです。そのため退職や転職を考える人が多いのも頷けます。
そもそも仕事自体が少ないケース
そもそも仕事自体が少なく暇になるケースもあります。『仕事自体が少ない』という状況には『時期によって繁忙期と閑散期の差が激しいため一時的に暇な状況』と『会社の業績が悪く、仕事が減っている状況』の2つの状況が考えられます。
どちらの状況も、個人の能力や仕事の取り組み方に関わらず、会社全体が暇である状況です。どういった解決法があるのかは、次の章で詳しく解説します。
「仕事が暇で辞めたい」暇になるケース別の解決法
「仕事が暇になる原因:を振り返ってみると、あなたはどのケースに当てはまりましたか?それぞれのケースで原因が分かれば、それを解決するための方法は必ずあります。
ここからは、それぞれのケースで、どのような解決法があるか詳しく解説します。
労働者側の仕事の取り組み方に原因があるケースの解決法
このケースでは、あなたの仕事の取り組み方を変えることが1番の解決法です。考え方は簡単です。『仕事が任されず暇になる原因』の反対のことをすればいいのです。
常に「何かすることはないか」気を配る
指示を待つのではなく、仕事を自分からもらいに行きましょう。上司や同僚に「何かすることはありませんか?」と声をかけると「あ、あれお願いしようかな」と仕事を頼まれやすくなります。
また、周囲の状況に気を配るクセをつけていくと、手が回っていない人や、手がつけられてない仕事を見つけられるようになっていきます。
「私が〇〇しましょうか?」と言う声の掛け方もできるようになると、ますます仕事を任されやすくなります。
コミュニケーションを積極的に取る
コミュニケーション不足に原因があるかもと思い当たる人は、自分から積極的にコミュニケーションを取りましょう。コミュニケーションが円滑になることは、『仕事を任される』だけでなく、職場環境が良くなるメリットもあります。
「そう言われても、自分から話しかけるのは苦手で・・・」という方もいると思います。
「いつもより少し元気に挨拶する」「おはようございます」に「今日天気いいですね」の一言を付け加える。
このようなことだけでも、相手に与える印象が変わります。
仕事のスキル不足を改善する努力を始める
スキル不足や能力不足に思い当たる節がある人は、改善する努力を始めましょう。仕事に関する知識の勉強や、ミスを繰り返さない方法を調べるなど、改善したいことをネットで検索してみてください。
この記事もそうですが、今は学びたい情報はすぐに手に入ります。暇で「今日はどうやって仕事の時間を過ごそうか」と思うのなら、このような自分自身のスキルアップに時間を使ってみてはいかがでしょうか。
会社組織、上司側に原因があるケースの解決法
自分自身に原因があれば、解決法を見つけることは簡単です。しかし、このケースのように、会社組織や上司側に原因がある場合どのような解決方法が考えられるでしょうか。
『まともな研修や教育が行われていない場合』と『上司の仕事の振り方に問題がある場合』についてそれぞれ説明します。
まともな研修や教育が行われていない場合
あなたが、入社時にまともに研修や教育が行われず、仕事が暇だと感じているのなら、「仕事を自ら作る」と言うことを学びましょう。あなたには仲の良い先輩はいますか?
相談できる先輩がいるのなら、今のあなたの状況を打ち明け、どうすれば良いか聞いてみてください。
「実は、出社してもやることが少なくて、すぐに終わってしまうんですが、先輩は、どうしていましたか?」のような感じで聞くと良いでしょう。
また、「何かすることはありますか?」と仕事を自らもらいにいく方法も有効です。
上司の仕事の振り方に問題がある場合
このような場合は、以下の2つの方法が考えられます。
①上司に相談する
まずは、上司に相談しましょう。「上司に問題があるのに相談するの?」と思うかもしれませんが、上司があなたが暇になっている状況に、気が付いていないだけという可能性も。相談すれば、すぐに仕事の割り振りのバランスを調整してくれる上司もいます。
②部署異動の希望を出す
上司に相談しても、状況が変わりそうにないなら部署異動の希望を出すという方法もあります。業務内容や上司が変われば忙しさも変わる可能性があります。
100%希望が通るわけではありませんが、「仕事が暇で辞めたい」と思うくらいであれば、ダメなら転職だ!という気持ちで、希望を出してみてはいかがでしょうか。
仕事自体がないケースの解決法
会社全体が暇な状況になっている場合の解決法を説明します。『会社の業績が悪く、仕事が減っている状況』の場合『転職』の一択かもしれません。ただ、『時期的に閑散期で暇な状況』の場合はこの時期だからそできる仕事があります。
仕事の例はこちらです。
- 繁忙期に向けて、少しでもスムーズに仕事ができるようマニュアルを整備する
- 研修や勉強会を開催する
このように、忙しい時にはできないことをすることで、有意義な時間が過ごせます。有意義な時間を過ごしているという実感があれば、『仕事が暇すぎる』と思うことはありません。
仕事が暇で辞めたいならまずはコレ!やりがいを作るための方法
あなたはどんな時に『やりがい』を感じると思いますか?『やりがい』と一言でまとめられますが、仕事における『やりがい』は人それぞれ違います。
あなたの求める『やりがい』がどんなものなのか一緒に考えていきましょう。そして、その『やりがい』を作る方法について詳しく解説します。さぁ、仕事の『やりがい』を作って『暇』と思う悩みを解決しましょう。
自分にとってのやりがいを知る
まずは、あなたがどんな場面で『やりがい』を感じるのか、改めて考えましょう。日常生活やこれまでの経験でどんな場面で『やりがい』を感じてきたか書き出していくと、あなたがどんな時に『やりがい』を感じるのかがわかります。
- 仕事でやりがいを感じたのはどんな時ですか?それはなぜですか?
- 学校生活でやりがいを感じたのはどんな時ですか?それはなぜですか?
- プライベートでやりがいを感じたのはどんな時ですか?それはなぜですか?
この3つの状況に分けて書き出してください。共通する『やりがい』を感じる場面があると思います。
仕事でやりがいを作る方法
書き出した『やりがい』はどんな場面で感じていましたか?
『達成感がある時』『持っている能力や知識を発揮できた時』『自分自身の成長を感じた時』これらが、よくあるやりがいを感じる理由だと思います。
では、この『やりがい』を作るための具体的な方法をご紹介します。
①プチ目標を立てる
達成感がある時に、やりがいを感じる人にオススメな方法が『プチ目標を立てる』ことです。なんとなく毎日を過ごしていると、達成感や充実感が得られにくいもの。どんな小さなことでもいいので、目標を立てて達成していきましょう。
「いつも1時間かけてする作業を30分で終わらせよう」
「会社に電話がかかってきたら1番に取る」
このような小さなことでも大丈夫。自分で決めた目標を達成していくことがやりがいにつながります。
②スキル向上や資格取得
持っている能力を発揮したり、自分自身の成長を感じたい人には『スキル向上や資格取得』をオススメします。仕事が暇で時間があるのなら、自分の成長のために時間を使っちゃいましょう。
例えば、PCスキルの向上はどんな仕事をしていても、損になることはありません。エクセルやワードなどPCスキルを身につけていくことは、もしも転職を視野に入れる際にも役立ちます。
他にも、仕事に関する資格があればその資格の取得を目指して勉強するのもいいでしょう。資格取得は達成感もありますし、成長を感じることができます。
資格を取ることで、仕事の幅が広がり、仕事が増える可能性もあります。
やりがいを求めて転職もあり!
どうしても今の仕事では『やりがい』を作れない人もいるかもしれません。
仕事自体が減っていたり、スキルが向上しても発揮できる機会がなければ、『やりがい』を求めているあなたには、今の仕事では満足できないでしょう。
そういった場合は、もちろん転職を視野に入れて構いません。その場合は、先ほど書き出した時に見つけた、あなたが『やりがい』を感じられる場面を軸に転職先を探しましょう。
例えば、『達成感』がやりがいにつながるのなら、売上や受注件数など目に見えて結果がわかる営業職はあなたに向いているかもしれません。このように『やりがいの軸』がわかっていると次の仕事選びにも役立ちます。
まとめ
この記事では、仕事が暇で辞めたいと感じているあなたに向けて、解決法をご紹介しました。最初に言ったように、あなたには「今の状況をどうにかしたい」という向上心があります。
まずは、あなたの仕事の取り組み方を振り返ってみてください。もし、あなたに改善の余地があるのなら、取り組み方を変えてみましょう。
あなた個人の努力では、この状況を変えられないなら、割り切ってあなたの成長のために時間を有意義に使ってみてはいかがでしょうか。