いつもお仕事お疲れ様です。仕事に行っているだけでえらい!私はまずこの一言、いや二言をあなたに伝えたいです。
そして、今この記事を読んでいる方は「どうして仕事が覚えられないんだろう」「すぐに忘れるなんで病気なんじゃないか」このように悩んでいる方ではないでしょうか?
安心してください。このように悩むのは、あなただけではありません。こんな記事を書いている私でさえ、失敗するたびに「辞めたい」と思っています。
でも仕事を辞めるのにも勇気が入りますよね。できれば「仕事を覚えられるようになりたい!」と思っている人は多いはず。
当記事では、体験談を交えながら『仕事が覚えられない原因』『仕事が覚えられるようになるための対処法』についてご紹介!ぜひ最後までご覧ください。
仕事が覚えられなくて辞めたかった私の体験談
「仕事が覚えられなくて辞めたい」私もそう思っていた1人です。お恥ずかしいですが、私の20代の頃の仕事が覚えられなくて辛かった体験談をご紹介します。
仕事が覚えられなくて「この前も同じこと言ったよね?」と言われるのが怖かった
私がまだまだ若い20代の頃、初めて働いた会社は、設立2年目の小さなベンチャー企業でした。
そのため教育制度なんてものは存在せず、まさに『見て覚えろ・やって覚えろ』状態でした。そんな状態でも人手不足から即戦力を求められ、「これなんでやってないの?」「この前も同じこと言ったよね?」と先輩から毎日のように言われました。
自分では完璧にやっているつもりでも、何かしら抜けていてミスをする。
なかなか仕事が覚えられず、毎日同じような注意をされ「この仕事向いていないな」「辞めたいな」「会社停電になって今日休みにならないかな」なんてことばかり考えていました。
「どうして覚えられないんだろう」気がついた3つの原因
新人で入社1年も経っていないのに「退職したい」と上司に伝えることは、できるはずがありませんでした。そこで、どうして自分は仕事が覚えられないのかを考えてみました。その時に自分なりに気がついたことは、この3つでした。
①記憶力に頼りすぎていた
学生時代成績もそこそこだった私は、説明されたことを何となくで受け取り、理解したつもりでいました。しかし、いざやってみると大事なことが頭からスポーンと抜けているんです。自分でも気が付かないミスをしていて、指摘されてから気がつくというのを繰り返していました。
②今やるべきことが分からない
全てを完璧にしようとしすぎて、目の前のことを疎かにしていた気がします。そのため仕事の優先順位をつけることができていませんでした。
③誰にも相談しなかった
「自分でなんとかしなきゃ」「できない人間と思われたくない」と思っていたりしていませんか?私は、そう思っていました。そのため、1人でもんもんと悩んで、どんどん仕事が嫌になってしまったのです。
克服するために始めた3つのこと
仕事が覚えられない原因に気がついた私がやってみた克服方法は以下の3つです。
①メモを取るようになった
メモを取るのは、社会人として当たり前みたいに思われますが、そんなこと誰も教えてくれませんよね。今思えば、仕事が覚えられなくて当然だなと思いますが、私は、全くメモを取っていませんでした。そこで、始めたことといえば、
- 教わったことを箇条書きで書いておく
- 1日の業務の最後にメモを見返す
- 清書して『今日のまとめ』を作る
などの覚える努力をしたのです。こうすることで少しずつ覚えられるようになっていきました。
②ToDoリストを作る
なんとなく仕事をしていたので、大事なことを忘れるなんて、しょっちゅうでした。そこで『ToDoリスト』を業務の最初に作りました。
ToDoリストとは『今日しなければいけないこと』を箇条書きで書き出し、終わったら線で消していくと言うものです。こうすることで、目でやるべきこと、やったことがわかります。
私の場合、やることを書いていくと、忘れがちなことや、抜けていることに気がつきました。この方法で、同じミスをすることが減りました。
③仲の良い先輩に相談する
小さい会社だったので、比較的人間関係が良好で、風通しの良い点が救いでした。その中でも話しやすい先輩に、思い切って、仕事が覚えられないことを相談した事があります。
すると先輩が新人時代にしていたことを教えてもらったり、アドバイスしてもらいました。
その時に「誰でも最初は1年生。思いっきり失敗しなさい。次に出来ればいいんだから」と言われたことが今でも心に残っています。これをきっかけに失敗は悪いことじゃないんだと思えるようになりました。
この3つを継続していくと、少しずつ仕事が覚えられるようになりました。成果につながることで、仕事も面白いと感じることができ、辞めたいと言う気持ちは少し薄れたように思います。
結局その会社には8年お世話になりました。仕事が覚えられないのは、あなただけではありません。みんなこのような経験をしてきているのです。
仕事で覚えられない・ミスが多いと落ち込んでいる方は、下記記事もご参照ください。
仕事が覚えられない原因や特徴
前項では、私の恥ずかしい体験談を紹介しました。仕事が覚えられない原因は、他にもいろいろ考えられます。ここでは、『仕事が覚えられない原因』『仕事が覚えられない人の特徴』について解説していきます。
仕事が覚えられない原因はあなたのせいだけじゃない
まず、仕事が覚えられない原因には、以下のことが考えられます。
仕事を始めてまだ間もない
会社の教育体制に問題がある
仕事が自分に合っていない
仕事に集中できるコンディションが整っていない
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
仕事を始めてまだ間もない
そもそも仕事に慣れていなければ、覚えられなくて当たり前です。入社1ヶ月で全てできる人はいませんよね。最初は覚えることが多く、混乱することも多いでしょう。
そこでミスをしてしまって落ち込んだことはありませんか?私はあります。ここで大事なのは、ミスをした経験を次に生かすこと。実は、ミスや失敗をした方が、仕事を覚えやすいのです。
例えば、30代や40代で中途採用の場合、即戦力を期待されているかもしれません。しかし仕事にまだ慣れていない時は、むしろ慣れていないことを強みにして思い切って仕事をしてみてください。
会社の教育体制に問題がある
面接の時は、教育体制が整っていると聞かされていても、実際に働き出すと「先輩について見て覚えてね」なんてことは多々あります。
あまり指示をしてくれない先輩に当たってしまって、「仕事を覚えたくても覚えられない!」このような状況にあるのかもしれません。
仕事が自分に合っていない
仕事内容にそもそも興味がない、合っていないということも考えられます。例えば、コツコツと1人で作業することが好きなのに、接客のような仕事内容だと、苦痛を感じてしまうでしょう。
それが理由で集中できず、覚えられないだけかもしれません。人には向き不向きがあって当然。自分に合っているかどうか考えてみると解決の糸口が見えてくるかもしれません。
仕事に集中できるコンディションが整っていない
最近寝れていますか?睡眠不足は、あなたの記憶力を著しく低下させます。仕事に集中するためには、体調だけでなく、心も健康でなくてはいけません。まずはしっかり眠り、生活リズムを整えることが大切です。
仕事が覚えられない人の6つの特徴
仕事が覚えられない人にはどんな特徴があるのでしょうか。これからあげる6つの特徴にあなたは当てはまっていないかチェックしてみましょう。
①覚える方法・手段がわからない
メモをとらない、質問しないなど、そもそも覚え方が分からなければ覚えることはできません。
②分からないことをそのままにしている
上司や先輩から説明を受けたときに、分からないことがあっても、「聞き直すのが申し訳ない」「聞くのが怖い」とそのままにしていませんか?分かったふりをしていると、さらに聞きづらくなり、ずっと仕事を覚えられません。
③優先順位をつけることが苦手
全てのことを覚えようとしていませんか?仕事の中には、今すぐ覚えないといけないこと、ゆくゆく覚えればいいことがあるはずです。
仕事を覚えられない人は、緊急性のない小さなことから覚える特徴があります。仕事の全体像を想像して、今覚えることを整理する必要があります。
④他の人の目を気にしすぎている
仕事が覚えられないことで、他の人の目を気にしてしまう。そうすると、萎縮してさらに能力を発揮できません。たとえ失敗しても、しっかり覚えて挽回すればよいだけです。
あまり気負わず、他の人からどう思われているかは考えずに、コツコツ頑張れば結果はついてきます。
⑤自分の能力に自信がない
「自分はダメな人間だ」「何をやってもできない」と自信を失ってしまうと思考停止してしまいます。でも、あなたがこの会社に採用されたのは、会社に必要な人材だからです。これを忘れてはいけません。
⑥周囲とのコミュニケーション不足
コミュニケーション不足が原因で仕事を覚えられないこともあります。「ミスを指摘してもらえない」「上司に質問しづらい」などコミュニケーションが不足すると悪循環になってしまいます。
あなたに当てはまっていた特徴はありますか?これらは全て解決できる可能性があります。対処法については後ほど詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
うつやADHDなど病気の可能性
どうしても仕事が覚えられないのは、病気の可能性もあります。うつやADHDなどが原因の場合もあるので、自分で色々試してみても、解決できずお困りの場合は、一度専門機関に相談してみるといいでしょう。
仕事が覚えられないときの対処法
仕事が覚えられない原因や特徴を整理したところで、大事なのは、「これからどうしたらいいの?」「私は何をすれば覚えられるの?」と言うことが知りたいですよね。ここからは、仕事が覚えられないことの対処法をご紹介します。
仕事が覚えられない原因を解決するための方法
仕事が覚えられない原因の方法をご紹介します。
①部署移動をお願いしてみる
希望通りになる可能性は低いかもしれませんが、部署移動をすることで解決できるなら1番いいでしょう。職場環境が悪かったり、他の部署の仕事内容に興味がある人には、おすすめです。
②割り切って仕事をする
仕事を始めて間もない、まだ慣れていないということを割り切って仕事をしましょう。入社して半年から1年かけて仕事を覚えていけばいいのです。
『教えられたことをすぐに忘れてしまって、ミスをしてもその経験で覚えていけばいいんだ』このくらいの気持ちで仕事に取り組みましょう。
③生活リズムを整える
心も体も健康でいるために、生活リズムを整えましょう。夜はなるべく早く寝て、たっぷり睡眠時間を確保しましょう。きちんと寝ることで脳が休まり、集中力・記憶力が高まります。そうすることで仕事の効率が上がります。
仕事を覚えられない人から抜け出す方法
仕事を覚えられない人から抜け出すための方法はこちらです。
①メモを取る
仕事でしたこと、教わったことは、きちんとメモを取りましょう。メモは取ることが目的ではなく、覚えることが目的です。後で見返した時に何のことか分かるようにメモをするのがメモのコツです。
そして必ずメモを見直す時間を作り復習してください。こうすることで、記憶の定着率が上がります。
②分からないことは分かるまで聞く
分かったフリをしないことが、大切です。教えてくれる上司や先輩に申し訳ないと思わずに、分からないことは必ず質問しましょう。教える側からみると、質問してくれる方が、やる気が見えたり、理解しようとする姿勢が見えるので好印象です。
③積極的にコミュニケーションを取る
周囲とのコミュニケーションが円滑だと、質問や相談がしやすい環境が作れます。
自分から挨拶をすることや会話をすることを心がけてみてください。
④仕事に関する勉強をする
仕事内容について勉強するのも1つの方法としておすすめです。仕事内容の全体像が理解できていなくて、なかなか仕事が覚えられないのかもしれません。
勉強することで知識がつけば、スムーズに覚えられる可能性があります。仕事に関する資格の勉強もいいですし、メモの復習からでもいいので、できることから始めましょう。
適性のある仕事に転職する
「色々試しても、覚えられない」「仕事がツライ。辞めたい」このように感じるなら、思い切って転職するのもいいでしょう。世の中にはたくさんの仕事や会社があります。
『適材適所』という言葉があるように、あなたに合った仕事は他にあるのかもしれません。転職の際のポイントは以下の2点です。
自分の興味のある仕事にすること
例えば、全く興味のない歴史の人物は、いくらテスト勉強しても然覚えられないけれど、好きなアイドルは、名前や誕生日など詳細なプロフィールまで覚えていませんか?
このように好きなもの、興味のあるものなら覚えられるはずです。仕事選びでも『興味がある』仕事を選びましょう。
自分の適性に合った職種を選ぶ
単純作業が好きな人もいれば、営業職のように人とコミュニケーションを取るのがが好きな人もいます。自分に合っている職種を選びましょう。
とはいえ、『何がしたいか分からない』人が多いと思います。そういう人は転職エージェントに相談してみるのがおすすめですよ。
まとめ
仕事が覚えられないのは、環境に原因があるかもしれないし、あなたの工夫1つで解決できるかもしれません。仕事が覚えられないことで、あなたがツラくなって心が疲れてしまうのが1番心配です。
対処法をご紹介しましたが、無理しすぎず、できることから始めてください。
ここまで読んでくれた皆さん。今日は美味しいものでも食べて、ぐっすり寝ましょう。たまには『毎日頑張っている自分』にご褒美をあげてください。