華やかでかっこいいイメージがあるクリエイティブ職。「クリエイティブな仕事がしたい!」と憧れを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、「どんな職種があるかわからない」「未経験からは難しいのでは?」と考えている方も多いです。そこで今回は
- クリエイティブ職の仕事内容・働き方・給料は?
- クリエイティブ職の1日の流れ・やりがい・苦労とは?
- 未経験からクリエイティブ職になるための方法
についてご紹介します。クリエイティブ職に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
クリエイティブ職の仕事内容・働き方・給料は?
クリエイティブ職といってもさまざまな職種があります。そこで、クリエイティブ職の代表的な『仕事内容』『働き方』『給料』についてご紹介します。
クリエイティブ職の仕事内容
クリエイティブ職とは、雑誌・新聞・テレビ・Web・ゲームといった、あらゆる媒体や制作物に携わる仕事のことです。クリエイティブ職は大まかに『デザイナー・クリエイター系』『ディレクター系』『文章系』の3つに分類されます。以下の表で代表的なクリエイティブ職の仕事内容についてまとめました。
デザイナー・クリエイター系 |
WEBデザイナー |
WEBサイトをデザイン、制作する |
グラフィックデザイナー |
広告や雑誌など紙媒体のデザインをする |
|
ゲームクリエイター |
キャラクターやシナリオなどゲームの制作をする |
|
ディレクター系 |
WEBディレクター |
WEB制作の進捗管理などスタッフをまとめ全体の管理をする |
文章系 |
編集者 |
小説や雑誌、Webメディアなどのコンテンツを編集する |
ライター |
雑誌やWEBメディアなどの媒体で取材に沿って記事を書く |
クリエイティブ職の働き方!休日や残業は?
クリエイティブ職の働き方は『事業会社で働く場合』と『広告代理店・制作会社で働く場合』の2つのパターンがあります。それぞれの特徴をみていきましょう。
事業会社で働く場合
事業会社で働く場合は、所属している企業の自社サービスや自社商品、自社メディアなどの社内のクリエイティブ分野を担当します。わかりやすくいえば、自社のWEBサイトを制作したり、自社の商品のデザインなどを担当します。
自社の案件を担当するので納期の融通が効き、残業は比較的少なく、休日も取りやすいです。例えば、メーカーなどは基本的に土日休みの完全週休二日制、会社によってはノー残業デー制度など働きやすい環境が整備されています。
残業時間や有給消化率を厳しく管理されているため、ワークライフバランスが取りやすい働き方です。
代理店・制作会社で働く場合
代理店や制作会社に所属し、クライアントからの依頼を受けた制作物を作る働き方です。多くの制作に関わることができるので、スキルアップや経験を積むことができます。
しかし、クライアントありきのため、厳しい予算や納期に追われて残業や休日出勤が多くなることも。近年は待遇の改善に乗り出す企業も多く、少しずつ改善が見られますが、企業によって労働環境に差があるのが現状です。
クリエイティブ職の給与は?
代表的なクリエイティブ職の平均年収はこちらです。
WEBデザイナー | 356万円 |
グラフィックデザイナー | 328万円 |
ゲームクリエイター | 377万円 |
WEBディレクター | 448万円 |
編集者 | 425万円 |
ライター | 349万円 |
日本の平均年収 | 403万円 |
参考:【165の職種別】平均年収ランキング 最新版 |転職ならdoda …
全体的に日本の平均年収を下回る職種が多いです。しかし、求人を見るとクリエイティブ職の給料は、企業によって大きく差があります。
また、クリエイティブ職はフリーランスとして独立する方も多いので、経験とスキルを積みキャリアアップすることで年収アップも可能です。
クリエイティブ職の1日の流れ・やりがい・苦労とは?
クリエイティブ職の方は一体どのように仕事をしているのでしょうか?ここでは、クリエイティブ職の『1日の流れ』『やりがい』『苦労』についてご紹介します。
クリエイティブ職の1日の流れ
クリエイティブ職の中でも人気のある『WEBデザイナー』と『ゲームクリエイター』の1日の流れをご紹介します。
WEBサービスを運営しているIT企業でWEBデザイナーをしているAさんの1日
自社のWEBサービスの運営に関わるAさんはどのような1日を過ごしているのか早速みていきましょう。
時間 | 仕事内容 | 補足 |
9:30 | 出社 | |
10:00 | 情報収集 | 最新のデザインや技術の情報収集は欠かせません |
10:30 | デザイン作業 | 作成中のページのデザインを作成。迷ったときは社内の人に意見を聞きます。 |
13:00 | ランチ | |
14:00 | ミーティング | チームで進捗確認や情報共有をします |
15:00 | コーディング作業 | WEBサイトに文字や画像を表示させるコーディング作業を行います |
18:30 | 退社 | 翌日の業務を確認して退社します。たまに1、2時間残業する日もありますが、 基本的に定時で退社します |
ゲームメーカーで働くゲームクリエイターBさんの1日
ゲームメーカーでキャラクターデザインを担当しているBさんの1日をご紹介します。
時間 | 仕事内容 | 補足 |
9:45 | 出社 | 出社してメールチェックなどを行います |
10:00 | 企画会議 | プロデューサーや他のプランナーと意見を出し合いながら、新しいゲームの構想を練ります |
12:00 | ランチ | ランチの時間は自由です。手が空いたときに取ります |
13:00 | キャラクターデザイン | 現在進行中のプロジェクトのキャラクターを描きます。作業途中で修正が入ることも |
15:15 | 小休憩 | 頭を使うのでこまめに休憩をとります |
15:30 | ミーティング | プログラマーとミーティングを行います午後から出社する人もいるので夕方にミーティングが入る場合もあります |
17:00 | キャラクターデザイン | 休憩をとりながらもう一踏ん張り |
21:00 | 退社 | この日は大きなトラブルもなかったので早めに退社します。 納期直前は深夜になることもあります |
クリエイティブ職のやりがいは『達成感』
クリエイティブ職のやりがいは何と言っても達成感です。クライアントの要望に応え、ゼロの状態から形として完成した瞬間の喜びはひとしお。
プロジェクトによっては、何度も修正が入ることも少なくありません。困難を乗り越え、作品が世に出た時に大きなやりがいを感じる方がたくさんいます。クリエイティブ職にとって、この達成感が今後のモチベーションになります。
クリエイティブ職の苦労は『終わりがないこと』
クリエイティブ職の苦労は『終わりがないこと』です。クリエイティブな仕事には、これといった正解がありません。そのため、良いものを作ろうと、こだわればこだわるほど、いくらでも時間をかけることができます。
終わることのないこだわりを追求するあまり、労働時間が長くなることもザラです。また、最新技術やトレンドは常に移り変わるので、勉強し続ける必要があります。勉強やスキルアップに終わりがないことも、クリエイティブ職の苦労の1つです。
未経験からクリエイティブ職になるための方法
クリエイティブ職はセンスやスキルが必要な専門的な職種ですが、未経験からでも目指せるのでしょうか?ここからは未経験からクリエイティブ職になる方法を解説します。
未経験でも努力次第でクリエイティブ職へ転職は可能!
先に結論からいうと、未経験でも努力次第でクリエイティブ職への転職は可能です。確かに、デザイナー・クリエイター系の職種は実績やスキル重視のため経験者が優遇されます。
しかし、WEB業界などは基本的に人材不足のため、未経験OKの求人も多いです。そのため、 IllustratorやPhotoshopなどの必要なスキルを身につければ転職できる可能性もあります。
また、全くの未経験の方は、ディレクター系の職種の方が転職できる場合も。それは、ディレクター職は技術力よりもマネジメント能力や調整力などが必要だからです。
コミュニケーション能力に長けている方や、管理職経験がある方なら、これまでの実績を上手にアピールすればチャンスをつかめることもあります。
未経験からデザイナー・クリエイター系職種になる方法
未経験からデザイナー・クリエイター系の職種に就くには、まずスキルを身につけることから始めましょう。例えば、WEBデザイナーならHTMLやCSSなどのコーディングの知識やPhotoshopなどのスキルを身につけると転職に有利になります。
勉強方法は本や学習サイトで独学も可能ですし、ITスクールなどの講座で学ぶことができます。目指したい職種があれば、一度どのようなスキルを身につければ良いか調べてみましょう。
未経験からディレクター系職種になる方法
未経験からディレクター職にチャレンジするなら、必要な知識の勉強と転職活動を並行して進めましょう。例えば、WEBディレクターならデザイナーに指示出す必要があるため、Photoshop Illustratorなどのツールを自分でも一通り使えるようになる必要があります。
また、転職活動を成功させるには、より説得力ある志望動機や自己PRを語ることが非常に重要になります。そこでおすすめしたいのが転職エージェントです。
転職エージェントではあなたの適性に合わせて、企業を紹介してくれるだけでなく、未経験者からクリエイティブ職への転職を成功させた経験やノウハウがあります。
転職エージェントのプロの手を借りて、説得力のある志望動機を作りましょう。最後に未経験からWEBディレクターに転職した方の自己PRをご紹介します。
メーカーの営業職からwebディレクターに転職(29歳・男性)
まとめ
当記事では、クリエイティブ職について解説しました。クリエイティブ職はさまざまな職種がありますが、努力次第で未経験からでも転職が可能です。また、実績とスキルを積み重ねれば、年齢に関係なく活躍することができる魅力的な仕事。
クリエイティブな仕事がしたいならスキルを身につけることが1番の近道です。ぜひ当記事を参考にスキルの勉強を始めてみてはいかがでしょうか。