WEBを駆使して商品を売る仕組みを作るWEBマーケター。近年のWEB市場の拡大に伴いWEBマーケターにも注目が集まり、転職したいとお考えの方が増えています。しかし、マーケティングと聞くと「専門的な知識がないと難しい?」「一体どんな仕事をするの?」など疑問が湧いてきませんか?
そこで今回は
- WEBマーケターの仕事内容・働き方・給料は?
- WEBマーケターの1日の流れ・やりがい・苦労とは?
- 未経験からWEBマーケターになる方法
についてご紹介します。WEBマーケターに興味がある、転職したいとお考えの方はぜひ最後までご覧ください。
WEBマーケターの仕事内容・働き方・給料は?
そもそもWEBマーケターがどのような仕事内容で、どんな働き方をしているかご存知ですか?はじめに、WEBマーケターの「仕事内容」「働き方」「給料」についてご紹介します。
WEBマーケターの仕事内容
WEBマーケターの仕事内容は、「WEBを活用して売上を上げる仕組みをつくる」ことです。売上を上げる仕組みづくりには、大きく分けて「集客」「販売」「改善」の要素があり、WEBマーケターは具体的に以下のような業務に取り組みます。
目的 | 具体的な施策 | |
集客 | サイトに人を連れてくる | ・SEO対策・SNSで情報発信・WEB広告の運用や管理など |
販売 | 商品を知り買ってもらう | ・購買意欲を上げるサイト作りなど |
改善 | さらに売上を伸ばす | ・アクセス解析・データ分析など |
上記のようにWEBマーケターはの業務は多岐に渡り、幅広い知識やスキルが求められます。
WEBマーケターの働き方!残業や休日は?
WEBマーケターの勤務時間は1日7.5から8時間、残業時間20時間から40時間が平均的でフレックスタイム制を採用している企業が多く、自分で労働時間を管理できる働き方です。
休みは土日祝休みの完全週休二日制の企業がほとんどで休日出勤はあまりありません。
企業によりますが、安い単価で数をこなす仕事の取り方をしているマーケティング会社では、案件に追われ残業が多く激務になりがちな傾向があります。
しかし、服装自由や週3回以上リモート勤務を推奨している企業も増えており、柔軟な働き方をしたい方におすすめなお仕事です。
WEBマーケターの給料
WEBマーケターの平均年収と日本の平均年収とを比較した表がこちらです。
WEBマーケター | 日本の平均年収 | |
全体 | 416万円 | 433万円 |
20代 | 367万円 | 311万円 |
30代 | 463万円 | 419万円 |
40代 | 553万円 | 484万円 |
50代 | 655万円 | 516万円 |
表から分かる通り、WEBマーケターは日本の平均年収を大きく上回ります。WEBマーケターとして実績を積んでいくと、年収アップが可能。リーダークラスで約500万円、マネージャークラスになると700万円以上の年収が期待できます。
参考:【96の業種別】平均年収ランキング 最新版 |転職ならdoda …
WEBマーケターの1日の流れ・やりがい・苦労とは?
専門職でかっこいいイメージがあるWEBマーケター。一体どのような1日を過ごしているのでしょうか?今回はWEBマーケターの1日の流れを解説しながら、「やりがい」「苦労」についてご紹介します。
WEBマーケターの1日の流れ
WEBマーケターはどのような1日を過ごしているのか早速みていきましょう。WEB専門の通販会社のWEBマーケターとして活躍するAさんのある1日をご紹介します。
時間 | 仕事内容 | 補足 |
9:00 | 出社 | 出社時間は決まっていませんが、日中に打ち合わせが多いので、打ち合わせの時間に合わせて出社します |
9:15 | 朝礼 | チームメンバーと本日の予定や業務の進捗を共有します |
9:30 | 販促ページの企画案作成 | どのような販促ページにするか企画します |
11:00 | メールマガジン作成 | リピーター獲得のために、新商品の紹介やキャンペーンのメールマガジンを作成します |
12:00 | ランチ | |
13:00 | メールマガジン送信 | 午前中に作成したメールマガジンを送信。メールマガジンは間違いがあってはいけないため、複数のメンバーで記事や宛先リストのチェックを行います |
13:30 | 販促ページの打ち合わせ | 取り扱うメーカーの担当者も含めて、午前中に作成したWEBサイトの販促ページの企画案を詰めていきます。 |
15:00 | 販促ページの作成・仕上げ | 打ち合わせで決まった内容をもとに販促ページを作成。WEBデザイナー出身なので、簡単なページは自分で作ります |
16:30 | サイトの新機能説明会に参加 | 自社サイトの新機能がリリースされるので、エンジニアチームが開催する説明会に参加します |
17:00 | 終礼 | 業務終わりにチームで今日の進捗状況をの報告や、打ち合わせの内容をフィードバックします |
17:30 | 退社 | 今日は業務が落ち着いていたので早めに退社します |
WEBマーケターのやりがいは施策が思惑通りにハマった瞬間
WEBマーケターのやりがいは施策が思惑通りにハマる瞬間です。Webマーケティングでは、全てのことが明確に数字で現されるため、自分で考えた戦略や施策がどれだけ結果をだしたのか分かります。
例えば、サイトにどれくらい流入や閲覧が増えたのか、どれくらいCTR(クリック率)やCVR(購入率)が改善したのかなど、アクセス解析を通し分析可能。数字で明確に結果がわかるので、自分の考えた施策で狙って成果を出せた時には、達成感を感じやすいです。
WEBマーケターの苦労は常にスキルやトレンドを学び続けること
WEBマーケターの苦労は常に学び続けることです。WebマーケティングはSEOやWEB広告などスキルの領域が広い上に、新しい技術が日々アップデートされます。また、SNSなどWEB業界自体トレンドの移り変わりが早い傾向も。
成果を上げるためにも、常にスキルを磨き続けることは大切ですし、新しい技術やトレンドもインプットし続けることが必要です。学び続ける姿勢やマインドがなければ、WEBマーケターとして活躍し続けるのは難しいかもしれません。
未経験からWEBマーケターになる方法
ここからは未経験からWEBマーケターになるために「向いている人の特徴」「必要なスキル・資格」「転職テクニック」について解説します。ぜひ転職を検討中の方は参考にしてみてくださいね。
WEBマーケターに向いている人は数字が大好きな人
WEBマーケターは数字に強い人が向いています。Webマーケティングでは、WEB広告の配信分析やサイトのアクセス解析など、毎日のように数字を見ながら、地道に改善を繰り返さなくてはいけません。
例えば、自分のSNSアカウントを運用してフォロワーを集めることを考えるのが好きな人はWEBマーケターとして活躍することができるでしょう。「どうすれば数字が上がるか」「この結果になったのはどうしてか」と仮説を立てながら数字やデータと向き合える人がWEBマーケターに向いている人の特徴です。
WEBマーケターに必要なスキル・資格
WEBマーケターに必要なスキルや資格についてまとめたものがこちらです。
必要なスキル |
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Office系ソフトスキル |
ExcelやPowerPointなどを使いこなせるスキル |
論理的思考力(ロジカルシンキング力 |
仮説をたて筋道を立てて戦略を考えるスキル |
WEB・SNS広告の知識 |
リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告など、効果的な広告を運用する知識やスキル |
Googleツールの知識 |
・Googleアナリティクス ・Googleサーチコンソール ・Googleキーワードプランナー などアクセス解析やデータ分析に必要なツールを使いこなせるスキル |
あると良い資格 |
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WEB解析士 |
WEB解析・マーケティング知識を習得し、WEBマーケティング業務全般に必要な知識や技術を学ぶことができる資格 |
WEBマーケターは、常にサイトの分析と改善に取り組むため広告の知識や分析ツールの知識など幅広い知識やスキルが必要です。特に、WEB広告やGoogleツールには専門用語や聞き慣れない言葉も多いので、未経験の方は用語を理解することから始めましょう。
未経験からWEBマーケターに転職するテクニック
未経験からWEBマーケターに転職するときの「求人の探し方」「志望動機」「面接対策」のテクニックについてご紹介します
求人の探し方
未経験の場合、事業会社よりも、マーケティング会社の方が転職難易度が低い傾向があります。なぜなら採用数がマーケティング会社の方が多いからです。また、未経験歓迎の求人は多くありますが、あくまで「実務経験無しでもOK」という意味であり、WEBマーケティングに関する最低限の知識は必須。
「最低限の知識がある」と評価されるのは、ブログの運用など個人で実績があるか、WEBマーケティングスクールに通っているかのどちらか。つまり、ある程度の実践的なことができる状態の方です。未経験からWEBマーケターの転職成功率を上げるにはWEBマーケティングスクールを経由することをおすすめします。
WEBマーケターになるための志望動機
未経験では実務経験をアピールできないので、以下のポイントを踏まえた志望動機を作りましょう。
- Webマーケティングに興味を持ったきっかけ
- きっかけに対して行動していること
- 入社後どうありたいか・実現したいこと
「WEBマーケティングに興味があるので頑張りたいです」では、何に興味があってどのように頑張りたいかが伝わりません。具体的なエピソードを入れて状況や働く姿勢をイメージできる志望動機を書いてみましょう。
WEBマーケターになるための面接対策
WEBマーケターになるための面接対策は、「WEBマーケターに対して軽い気持ちじゃないか」をみる質問や、WEBマーケターの資質を問う質問に対して回答を作り練習しておくことです。
具体的なよくある質問の例をみていきましょう。
- なぜ未経験からWEBマーケターに転職しようと思ったのですか?
- 前職やこれまでに何か課題を改善した経験はありますか?
- 前職で頑張ったことは何ですか?
上記のような質問に対して自分の言葉で回答を考え、繰り返し練習しましょう。採用担当者は多くの転職者を面接しているため、マニュアルの丸覚えに気がつきます。多少まとまっていなくても自分の体験をもとに熱意が伝わるように話すことを心掛けてください。
志望動機や面接は転職活動で多くの方が不安に感じます。不安に感じる場合は、転職エージェントの応募書類の添削や面接練習などのサポートを有効活用することがおすすめです。
まとめ
当記事では、WEBマーケターの「仕事内容」「やりがい」「未経験からなる方法」などについて解説しました。WEBマーケターは幅広い専門知識やスキルが必要ですが、将来性や需要がある魅力的な仕事です。
WEBマーケティングスクールや転職エージェントをうまく利用すれば、未経験からでも転職が可能。興味がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。