SE辞めてよかった!転職成功者の体験談

SE辞めてよかった!転職成功者の体験談

「もうSE辞めたい…」

と思ったことは、SEなら一度いや、数えきれないほどあるはずです。しかし、転職をしたくても「お金のこと」や「次の転職先が決まるか」などの不安からなかなか決心できない方も多いでしょう。

そんな時ふと「SE辞めてよかった!と思っているのはどんな人だろう」と転職成功者の話を聞いてみたくなるもの。

そこで3人の元SEの転職成功ストーリーをご紹介します。

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SE辞めてよかった①SEからITコンサルタントへ

SE辞めてよかった①SEからITコンサルタントへ

1人目はSEからITコンサルタントへ転職を成功させたAさんです。

Aさんは「本当に自分がやりたいこと」を目指してSEからITコンサルタントへ転身しました。早速Aさんの転職ストーリーを覗いていきましょう。

編集部

まずはSE時代の働き方について教えてください

Aさん

IT系企業のSEとして、自社で開発したシステムをお客様企業で導入するといった業務をしていました。
基本のシステムは同じですが、お客さまの環境によってカスタムする必要があり、要件定義をはじめ上流から下流工程まで幅広く関わることができました。
仕事自体は充実していて大きな不満はありませんでした。
確かに、残業も多く忙しかったのですが、当時は独身で仕事以外では1人で自由にお金も時間も使えてのびのび過ごしていたことも大きかったと思います。

編集部

大きな不満もなく、充実した毎日を過ごされていたようですが、どうして転職を考えるようになったのですか?

Aさんさん

30歳を超えるあたりからだんだん悩むようになって「俺、これから何を生きがいとかやりがいにしていけば良いのかな」とこんなことをよく考えるようになりましたね。
そしてこのまま経験を積んでいけば、先輩と同じようにPL(プロジェクトリーダー)になっていくんだろうと思っていました。
PLになれば、仕事の進め方は自分次第。さらにやりやすい環境になります。
しかしあくまで業務は自社製品をお客さま企業に導入すること。この限られた業務の繰り返しから抜け出すことはありません。
「このままいけば、お金は稼げるかもしれない。でもこの先もずっとやりがいを持ち続けられるだろうか…」と考えるようになって…

編集部

なるほど。限られた業務の繰り返しにやりがいを持ち続ける疑問が出てきたんですね。そこからすぐに転職を決意したんですか?

Aさん

はい。何度も何度も考えたのですが、「次のステージに進みたい」という気持ちが大きくなり転職を決めました。

編集部

転職活動はどのようなことからスタートしたのですか?

Aさん

まずは「そもそもなぜSEになったんだっけ?」というところから考えました。
そこでSEをやりたいのか、本当に転職すべきなのかキャリアについてとても悩みました。
そこで転職エージェントに申し込んで、転職アドバイザーの方にもこれからのキャリアについて相談しました。

編集部

SEではなくITコンサルタントに転職したのはどうしてですか?

Aさん

実は転職エージェントの方にも色々アドバイスをもらったのですが、なかなかどうすべきか決められなくて…。
それは転職エージェントの問題というよりは、自分自身に「働く」ということに対してちゃんとした判断軸がなかったのです。
ただ転職エージェントの方との面談を進めていくうちに時間はかかりましたが、自分の中の答えにたどり着きました。
それが「自分の強みを活かして誰かに貢献したい、困っていることを助けたい」これが自分のやりがいにつながるのではないかということです。
そして自分の強みは「IT知識やスキル」。
ITスキルと「誰かに貢献したい・助けたい」を掛け合わせ、さらにキャリアの幅が広げられそうな【ITコンサルタント】を目指すことにしました。

編集部

自己分析に長い時間をかけて、自分のキャリアプランを再構築したんですね。では転職後の今について教えてください

Aさん

ITコンサルタントという軸が決まってからは、転職エージェントの協力もあっていくつかの企業に応募し、最終的に第一志望にしていたITコンサルタント会社に転職しました。
今は「あぁこれが本当にやりたいことだったんだ」とガッツリ仕事にはまっています。
SEの時は決まった枠の中で仕事をしていたような感覚でしたが、ITコンサルタントはもっと根底の構想の段階からお客様とコミュニケーションが取れるんです。
例えばお客さまの試乗や内部環境を踏まえた提案や、お客さまのニーズをヒアリングして「もっとこうしたらどうでしょうか?」など懐に入り込むような相談をしあえたり、仕事の幅が広がったと感じています。

編集部

まさにSEから次のステージに進めたんですね。最後にSEを辞めてよかったことについて聞かせてもらえますか?

Aさん

そうですね。「自分のキャリアを見つめ直すことができた」ことでしょうか。
時間はかかりましたが「自分が何をやりたいのか」に気付けましたしね。あとは、転職して新しい人たちとの出会いがあったのもよかったです。
転職しなければ触れることがなかった様々な価値観が今の職場にはあって日々学びがある感じがします。

AさんはSEとしてのキャリアに疑問を感じはじめたことが転職のきっかけになったようですね。

仕事の「やりがい」がわからなくなるのはSEの方によくあるお悩み。Aさんのように「このままでいいのだろうか」と感じている方は、これからのキャリアについて考えてみてはいかがでしょうか。

SE辞めてよかった②SEから学校事務へ

SE辞めてよかった②SEから学校事務へ

2人目の登場は、SEから学校事務に転職したBさんです。Bさんはあるプロジェクトがきっかけで「もう同じ業界では働きたくない!」と未経験の事務への転職を決意しました。

Bさんの転職にはどのような経緯があったのかみていきましょう。

編集部

まずはSE時代の働き方について教えてください

Bさん

SI企業のSEとして働いていました。客先常駐型のプロジェクトがほとんどで本社で勤務することはほとんどなかったですね。
基本的にはお客さまにシステム改修の提案を行い、受注したら協力会社の方と連携しながら作業を行うという仕事です。
そこで私は上流工程から本番リリース、その後の運用までを担当していました。私自身パソコンとにらめっこは全く苦にはなりません。
しかし、自分自身の意見を求められることも多く、意見をハッキリいうことが苦手なタイプでした。
そして、私はゲームが大好きないわゆるオタク。どんなに仕事が疲れても、ゲームをすることが癒しだったのです。
ある程度は覚悟していたのですが、やはり残業が多く、どんどん自分の時間が取れなくなり想像以上に辛いと感じていました。

編集部

ゲームという癒しの時間が減っていったのですね。転職を決意したのは残業などによる忙しさが理由ですか?

Bさん

もちろん残業が多かったのは辛かったので「いずれは転職したいな」と思っていました。
しかし、そんな気持ちが決意に変わったのはあるプロジェクトに巻き込まれたことがきっかけです。
そのプロジェクトは方針がコロコロ変わり、システムの変更や追加もしょっちゅうでした。
おまけに職場の雰囲気も最悪で、毎日どこかで怒号が飛び交う状況。連日の終電帰りや人間関係で精神的にも肉体的にも疲れが溜まっていました。
一度、上司に直談判しにいったのですが「若いんだからそんなことで弱音を吐くな」と一蹴。「あぁ自分が潰れそうになっても、この会社は守ってくれないんだ」と転職を決意しました。

編集部

会社に不信感を持つと辞めたくなりますよね。SEから未経験の事務は最初から希望していたんですか?

Bさん

やはり私にとって何が1番大切か考えるとプライベートな時間をしっかり取れること
また、あのプロジェクトがトラウマでIT業界はこりごりだと思ったので「もうIT業界は嫌だ!」と心に決めていました(笑)

編集部

では未経験の仕事にチャレンジするにあたってどのように転職活動を進めたのですか?

Bさん

働きながら転職活動を始めたので、転職エージェントを利用しました。
私は複数の転職エージェントに登録していたのですがどのエージェントも「これまでの経験がもったいないから、エンジニアの仕事の方がいい」というのです。
確かに同業他社の求人は多く、心が揺れましたが「もう同じ業界では働きたくない」という思いを転職エージェントに伝え、IT業界以外の企業を紹介してもらいました。

編集部

それほど強い思いがあったのですね。しかし未経験の業種に対して不安はありませんでしたか?

Bさん

転職エージェントに紹介された求人の中に今の職場である学校事務がありました。
今までエンジニアの経験しかないので、どのようにアピールすればよいか悩みましたが、転職エージェントに志望動機を確認してもらったり、面接シュミレーションで練習できたのは心強かったです

編集部

それでは最後にSEを辞めてよかったことについて教えてください

Bさん

まず1番の希望である「プライベートな時間を取れるようになった」ことが最高です。
あのままSEとして働いていたら、心や体を壊してしまったかもしれません。
学校事務は全く畑違いなので苦労することもありますが、年間通しても残業はほとんどなく精神的なストレスはかなり減りました。
もっと早く転職すればよかったとさえ思っています。

Bさんは、プライベートの時間が持てないSEの働き方に不満があった上に、会社への不信感が積み重なって転職に至りました。

今や自分の働く環境を良くするために転職するのは当たり前の時代。Bさんのように「いつかは転職したいな」と考えている方は、少しずつ準備を始めておくと良いでしょう。

SE辞めてよかった③SEからアパレル業界の物流管理

SE辞めてよかった③SEからアパレル業界の物流管理

最後はSEからファッションアイテムの物流管理へと転職を遂げたCさんの転職ストーリーです。

Cさんは「好きなこと」に関わりたいと原点に立ち戻ると新しい可能性に出会えたといいます。どのような経緯があったのかみていきましょう。

編集部

まずはSE時代の働き方について教えてください

Cさん

私のITとの出会いは小学5年生の時です。総合学習で初めてパソコンに触れて「かっこいい!」と思ったのをきっかけに情報系に進むことを決意しました。
新卒で受託システムを手掛けるIT企業に就職。その後、自社開発のベンチャー企業、IT業界でも有名な上場企業と3社SEとして経験しました。
ただ段々と「この先もずっとIT業界で働き続けるイメージが持てない」と感じるようになっていきました。

編集部

子供の頃からIT一筋でキャリアを積んできたのに、なぜ働き続けるイメージが持てなくなったのでしょうか?

Cさん

その理由は、働き方です。当時はお客様先に常駐して開発業務をしていましたが、常駐先がコロコロ変わるんです。
その度に覚えたことをリセットして新しいことを覚え直すのが大変でした。
それに業界的に残業が多くなりがちで、40歳、50歳になった時にSEとして働く自分をイメージできなかったんです

編集部

同じ働き方を続けられないと感じていたんですね。では今回の転職の経緯を教えてもらえますか?

まもなく30歳という節目だったので「この先もずっと働いていける自分が好きなことに挑戦したい」と転職を意識しました。
IT業界にこだわらず、好きなことを考えると、服やアクセサリーなどアパレル業界もいいなと思い浮かびました。
SEの経験も活かせるよう最初はアパレルメーカーの社内SEを中心に探し、以前の転職でも利用した転職エージェントでいくつか応募しました。
いくつか面接にも呼ばれましたが、社内SEというポジションに違和感を感じてしまったんです。
面接で話を聞くと、社内SEはどの企業でも現場と離れた本社でシステムやネットワークをいじるだけ。現場の業務と分断された社内SEは「なんか違うな」と感じました。
そんな中「ファッションアイテムの物流管理」という求人を見つけ興味を持ちました。
その理由は求人に書かれていた働き方の特徴です。求人では【働き方改革】をデカデカと打ち出しており、残業の少なさや休日が取りやすい環境づくりについて書かれていました。
社員定着率90%というデータもあり「ここなら長く働けそうだな」と魅力的に感じました。

編集部

物流管理という今までの職種と違いますが、選考ではどのような対策をしたのですか?

Cさん

まず書類では「IT業界の専門用語」は使わないことを意識しました。異業種の人にとっては専門用語は理解できませんからね。
一般的な言葉で自分の経験やスキルをアピールしました。また面接では、システム部門にも空きがあると言われましたが、「ITは現場で使う人のためのもの」という自分の考えと現場の仕事をしたい意図を説明しました。
「いずれITの知識を活かした仕事をさせてもらえたとしてもまずは現場を経験したい」と強く自分の意志を伝えたところ、志望度が高いと評価され内定をもらうことができました。

編集部

なるほどITという自分の強みだけをアピールするのではなく、企業に入ってやりたいことをうまく伝えたんですね!
では最後に転職後の今について教えてください

今は入社半年ですが、物流倉庫であるアクセサリメーカーの物流を担当しています。
毎日複数のブランドごとに入荷や出荷があるので納品チェックや出荷準備に追われています。
出荷先によって梱包や出荷報告の方法などが全て違うのでなかなか大変です。
ただ、アパレル業界という「自分が好き!」といえる分野に転職したことは正解でした!好きなアクセサリーに囲まれて働くのも楽しいですし、物流管理は人員配置やパートへの指示を的確に行なって時間通りに入荷・出荷を終えられた時はとっても爽快。
残業するのが当たり前という風潮だったSEとは違うやりがいがあります
きっと過去のキャリアやスキルに囚われていたら、どこかでSEを続けていたと思います。そしてまた転職を繰り返しているでしょう。
もし、好きな分野にチャレンジするか迷っている人がいたら、どんな道があるのか自分の可能性を広く探ってみることをおすすめします。

Cさんは社内SEの転職活動をするうちに、違う職種への転職の道もあると気づいたようです。転職活動に正解はありませんからCさんのように途中で方向転換するのも全然OK!

まずは行動することが何よりも大切です

SEから転職したいと思ったら転職エージェントに相談しよう

SEから転職したいと思ったら転職エージェントに相談しよう

ここまで3人の転職成功ストーリーをご紹介しました。3人共通していえるのは、転職エージェントを利用して自分の選択肢を広げたことです。転職はこれからのキャリアや、どの転職先を選べば良いかなど不安がいっぱい。

転職エージェントはそんなあなたの強い味方です。少しでも「SE辞めたいな」と思っている方は、まずは気軽に転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

また、「SE合わない・辞めたい」とお悩みの方向けに転職活動のポイントを紹介した記事もありますので、ぜひそちらもご覧ください。

SEおすすめの転職エージェント

SEから転職したいと思ったら2、3社の転職エージェントを利用するのが転職成功のポイント!こちらの転職エージェントをぜひご活用ください。

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